今週は読者のかたからいただいた質問にお答えします
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(3)
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                     パソコンから携帯への返信

 <質問: 携帯アドレスにパソコンから返信するには…>—————

 オークションのやりとりメールのことで興味深く読ませていただいていた
 のですが、ひとつお訊きしたいことがあり、質問をお送りすることにしま
 した。

 わたしもオークション生活を始めたところなのですが、落札者さまのアド
 レスが携帯アドレスだったりすると文字数や読みやすさ等、どのように
 すれば良いのかいつも悩んでいます。

 機種によっては無制限に受信できるものもあるようですが、私自身携帯を
 持っていないこともあり、丁寧に書こう、伝えようと思うとダラダラと長
 くなってしまいそうで、いつも省略しがちになります。

 携帯向けに注意したい点や、記述方法など、なにか良い方法があればなん
 でも教えてください♪

 —————————————– 読者 Y.N さんからの質問

 ▼ 必要事項から優先的に書く
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 落札者のアドレスが携帯アドレスの場合もあるのですね。知りませんでした。

 Y.Nさんが気遣っておられるように,携帯メールですと機種によって文字制
 限があるものがありますし、パソコンから送るメールでどこまで相手が受
 信できるかも分かりません。

 私は携帯メールを打つのが苦手で、携帯メールをもらってもパソコンから
 返信することがほとんどです。

 パソコンから携帯にメールする際、留意しているのは、次の二点。
  ・改行なしのツメ打ち
  ・三行程度に留める(一行35文字とすれば、100文字前後)

 パソコンから携帯メールに送信する場合、文字制限で読めない可能性があ
 ることも想定し、まず、必要事項を優先して書いていくのがポイントでしょ
 う。

 ▼ 丁寧さより、用件優先の携帯メール
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ネットオークションの場合ですと、落札者が確認したい情報は
  ・氏名
  ・住所
  ・電話番号
  ・送付方法
  ・振込先
 といったところでしょうか。
 ほかにも落札者が返信を要求している項目などを先に入力していきます。

 最後に、
 「携帯メールにつき必要事項のみのお知らせで失礼します」
 と添えておくといいかもしれません。

 思うに、携帯アドレスを指定している落札者なら言葉を尽くした丁寧なメ
 ールより、必要事項がきちんと明記されているメールを歓迎するのではな
 いでしょうか。

 先方も想定内のことだと思うので、あまり細部にこだわらず、単刀直入に
 必要事項をお知らせする方針でメールされれば問題ないと思います。

  ※メール作法に関する疑問・質問はこちらまで!
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今週は読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(2)
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産休・育休の報告

<質問:取引先へどう知らせるか >———————————

実は、来月から産休に入り、そのまま育児休暇もとるので、1年強休
職することになるのですが、取引先へはどのように連絡をするのが相
応しいでしょうか?
プライベートなことですし、私事都合により~といった感じのものが
いいのか、それともほぼ毎日メールでのやりとりをしている取引先担
当者の方々ですから、出産のため、とした方が心配をかけないだろう
かと、長くお休みをいただく旨をどのようにお知らせしたらよいか悩
んでいます。

—————————————– 読者 I.W さんからの質問

▼ 休職中の実務の流れを考える
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
育児休暇後、復帰されることを想定すると「出産のため長期休暇に入る」
旨をお知らせしておく方が良いかもしれませんね。

懇意な客先ほど、「出産のため」と長期休暇の理由をきちんとお伝えして
おくと先方も納得・安心されると思います。

自分にとって私事と思えることでも、業務上、今後I.W さんが産休・育休
を経て復帰するかどうかで、客先も今後の心積もりや体制が変わってくる
ことも想定されます。

客先では、I.W さんが休職の間、業務の担当が誰に替わるのか、引継ぎは
大丈夫か、といった実務面での対応・段取りも気になることでしょう。

▼ 忘れられないようにアピールも
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
もし、復帰の時期がある程度読めるようでしたら
「○○ごろには復帰の予定です」
とお知らせしておくのもいいかもしれませんね。

復帰後も引き続きよろしくお願いします、という気持ちのアピールにもな
るのではないでしょうか。

とはいえ、客先との親密度、関わりの程度にもよると思いますので、どこ
まで具体的にお知らせするかは、相手に合わせて臨機応変に対処、という
ところでしょう。

※メール作法に関する疑問・質問はこちらまで!
shigobi@excite.co.jp

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今週は読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問
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誤字脱字の減らし方

<質問:文書の校正方法 >—————————————–

小生は、ある組合の事務局に勤務しております。小さなところなので、
外回りから、組合員向け資料の発送など行っております。

そこで、問題になってきているのが、作成した文書の誤字脱字の多い
こと。また、日時の誤りや時候の挨拶の不適などがあります。

自分では、よく読み返しチェックしたつもりなのですが、間違いをあと
から多数指摘されます。特に、締切時間に追われ作成した文書は、翌日
に読み返すと大変ひどい状態ですが、発送後のため後の祭り状態です。

そこで、神垣様に文書を作成した時のチェック方法や神垣様の文書校正
確認方法などアドバイス頂ければ幸いと思い、メールいたしました。

—————————————– 読者 N.U さんからの質問

実は私も、【しごび】配信ぎりぎりまで記事を書いているような時は、決
まって読者から誤字脱字の指摘メールをいただきます。時間的にゆとりが
ない時ほど、チェックに漏れが生じやすいですね。

文書を作成した時のチェック方法の最善策は

・自分以外の人にもチェックしてもらう

・ほかの人に頼めないときは、少し時間を置いて再度チェックしてみる

この二点です。

広告のコピーでも編集ものの原稿でも、複数の人間がチェックすると間違
いが見つかりやすいです。

書いた当人ほど、思い込みがあるせいか一番大きいキャッチコピーの文字
を間違っていても気がつかない、ということが実際にあります。

N.U さんの場合も可能であれば、ご本人以外の人にも一度、目を通しても
らうといいですね。

▼ 書いたあと原稿から離れてみる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私がいつもする方法は、原稿を書き終えてから、一旦、パソコンの前から
離れ、昼食に出たり、トイレに行ったり、ほかのことをして間を置いてか
らもう一度、原稿を読み返す、という確認の仕方です。

わずか3分でも間を空けることで、読み返した時に間違いを見つけること
ができます。

ぐ~っと原稿に集中している状態から、ちょっと自分を解き放ってみる。
すると、文書を冷静かつ客観的に読むことができるものです。

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【しごび】からお知らせ
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先週開催した
「あなたはどこの地域で【しごび】を読んでいますか?」
アンケートにご協力いただき、ありがとうございます。
総読者数の約11%にあたる685名の読者のみなさんにご回答いただきました。

関東がダントツに多いのと
地元の中国地方が全体の一割に満たないというのは
想定外でしたね。

もう少し、広島の読者を増やさなければ…。

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今週はオークション落札後のメールのやりとりについて考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < オークションに見るメール作法(5)
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                            機能の活用

ネットオークションでは、出品者、落札者をそれぞれ評価することができ
ます。落札後、取引が完了する前後に互いの対応についての満足度を評価
するわけです。

▼ 評価とアラートで効率よく!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

私は手元に商品が届いた時点で、受け取りの知らせを兼ねて出品者の評価
を入力することにしています。

ネットオークションを始めた当初は、評価のことはあまり気に留めていな
かったのですが、ある時、出品者のメールに

「商品がお手元に届きましたら、出品者の評価にてお知らせください」

とあり、なるほどね、と思って以来そうしています。

アラート機能も便利ですね。アラートは、関心のある物事に新たな情報が
追加されたときなどに自動的にメールで知らせを受けることができるサー
ビス。

ネットオークションの場合は、欲しい商品のキーワードやお気に入りの出
品者の出品状況をアラート設定しておけば、自分のパソコンや携帯にメー
ルで通知されます。

オークション以外にも、ニュースや株価、チケット情報などもアラート機
能を使うとタイムリーに情報をキャッチできますね。

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今週はオークション落札後のメールのやりとりについて考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < オークションに見るメール作法(4)>
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メールの対応力

対応が良く、商品の質が良い出品者は店舗・個人に限らずリピートしたく
なるものです。体制を整え、オークション慣れした出品者は、対応がスム
ーズで安心感がありますね。

▼ 出品者の気配りがリピートを促す
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

私は「きもの」に限定してネットオークションを利用しているので、ほし
いものがたまたま同じ出品者のものということもよくあります。

先日、たまたまリピートした出品者からのメールには

「前回はお世話になりました。
今回もよろしくお願いいたします。
発送先等は下記のご住所でよろしいでしょうか。
変更等がございましたら遠慮なくお知らせください」

とあり、前回のやりとりで知らせていた送付先がメールに明記されていま
した。覚えておいてもらったことが単純にうれしかったですね。

しかし、支払方法や送料、日時指定などは再度明示されており、前回とは
別の方法に変更できたので非常にやりやすく、取引もあっという間に完了
しました。

「もし、他の商品もご覧いただいておりましたら、お取り置きいたしますの
でご連絡ください」

とメールに添えらていて、改めて出品者のページをチェックした経験があ
ります。同じ出品者から、複数の商品を落札する場合もあるので、こうい
うひと言があると、つい気に留めてしまいますね。

対面しないからこそ、細やかな気配りのある対応が落札者にはうれしく、
リピートする動機につながります。オークションと言えど、モノの魅力以
上に人の魅力がものを言います。

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今週はオークション落札後のメールのやりとりについて考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < オークションに見るメール作法(3)
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うれしい気遣い

落札した側にとって結構気になるのが送料です。オークションに出品され
た商品ページには、大概、送付方法や送料について触れていますが…

▼ メールに落札者へのちょっとした気遣いを
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

出品者からのメールに送付方法と送料が何通りか書かれていると、落札者
側でて指定できるので、ありがたいなと思います。

例えば、郵送の場合で、実際にもらって好印象だったメールには
1)定型外の場合
2)ゆうパックの場合
3)エクスパック(一律500円)の場合
4)このうちいずれかで最も安い方法、
が挙げてあり、落札者側の都合で選べるようになっていました。

逆に、「郵便局が遠方にあるため、郵送による送付はできません」と明記
されたメールをもらったこともあります。このひと言があれば、落札側も
納得できますよね。

送料に限らず、振込み方法も振込口座が郵便局や銀行など何通りか明記さ
れているとうれしいですね。

効率を重視した出品社側の都合による一律な対応より、少しでも落札者の
都合に合わせて選ぶ余地を与えてくれている出品者の心遣いは印象に残り、
リピートしたくなるものです。

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