今週は、覚えておくとよいひと言をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 定番のフレーズ(4)
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「いたしかねます」

書きづらいのが「断り」のメールです。
「~できません」「分かりません」「行けません」と単刀直入に書くと、
メールの場合はきつく感じられます。

そんなときは「残念ですが(ながら)」「せっかくですが」と緩衝材にな
るひと言を添えると印象が和らぐので、私は私信などでも努めて使うよう
にしています。
————————————————————–
残念ですが、今回はお会いできそうにありません。
せっかくですが、都合で参加できません。
————————————————————–

ビジネスメールの場合は「いたしかねます」「分かりかねます」という
フレーズが使えます。
————————————————————–
申し訳ありませんが、当方では対応いたしかねます。
あいにく当方では対処しかねます。
分かりかねますので、至急、確認しましてご返答いたします。
————————————————————–

この場合も「申し訳ありませんが」「あいにく」という緩衝材のひと言を
添えると感じよくまとまります。

断るだけで終わらず、別の対応策や提案でフォローすることを心がけると
好感度も一層アップすることでしょう。

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今週は、覚えておくとよいひと言をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 定番のフレーズ(3)
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「おそれいります」

何か頼み事をするとき、ひと言添えると感じの良いフレーズが
「おそれいります」です。

————————————————————–
おそれいりますが、ご確認をお願いいたします。
おそれいりますが、△日までにご連絡いただけないでしょうか。
おそれいりますが、手数料はご負担くださいますようお願いいたします。
————————————————————–

同じようなニュアンスで「すみませんが」を使ってしまいがちですが、
「おそれいりますが」とすると丁寧でスマートな一文になります。

しかし、多用すると慇懃無礼な印象になってしまうので、結びの一句や
強調したいポイントで使うと効果的です。

場合によっては「おそれいりますが」を「お手数かけますが」「お手数で
すが」に置き換えてもよいでしょう。

「おそれいります」はお礼の気持ちを伝えるときにも使います。
————————————————————–
お忙しいところ、おそれいります。
早速ご対応いただき、おそれいります。
————————————————————–

上記の例文の「おそれいります」はそのまま「ありがとうございます」に
置き換えることができます。

メールに限らず、順番を優先してもらったり、道を譲ってもらうなど、何
らかの配慮を相手がしてくれたときに「おそれいります」を使うと感じが
良いものです。

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今週は、覚えておくとよいひと言をご紹介します。
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  仕 事 の メ ー ル 作 法             < 定番のフレーズ(2)
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                           「承りました」

相手からの依頼や要求のメールに返答するとき、
使うと感じが良いフレーズが「承りました」です。

————————————————————–
写真手配の件、承りました。よろしくお願いいたします。
○○のご依頼、承りました。△日にはお送りいたします。
————————————————————–

「分かりました」でも意味は通じますが、
「承りました」と返答すれば品がよく、丁寧な印象を残せます。

同じ意味のフレーズとして「承知しました」も良いでしょう。
ただ、
少々かしこまった感があるので、通常のメールのやり取りでは
「承りました」を使うことのほうが私は多いです。

同様に「かしこまりました」もありますが、
こちらは話し言葉として使う方がより自然で心地よく響きます。
書き言葉で使うと改まった感が強く
(実際、「かしこまりました」は「承りました」「承知しました」より
丁寧な表現とされる)通常のメールのやり取りで使うには
やや堅く感じます。

このように同じ意味の言葉でも話し言葉向き、書き言葉向きのものがある
ように思います。

一方、メールで相手に確認をしたり、念を押したりするとき使うフレーズが
「~という理解でよろしいですか?」。

「~ですか」「~でいいですか」「~なんですよね」でも意味は同じです
が、直截過ぎたり砕けすぎの感があります。

————————————————————–
お2人でご参加、という理解でよろしいですか?
先方で手配をしていただける、という理解でよろしいですか?
————————————————————–

少し長くなりますが
「~と理解しておりますが、問題はありませんか?」
という確認の仕方もあります。

相手に不快感を与えないよう、
決め付けずに「~ではないですか」と
謙虚に尋ねる姿勢がポイントです。

<追記>
「~と理解しておりますが、
 問題はありませんか?」は
後半部分を
「~と理解しておりますが、
 差支えありませんか?」
としても良いでしょう。

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今週は、覚えておくとよいひと言をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                                         < 定番のフレーズ
◆─────────────────────────────────◆
「ありがとう」

メールを書く際、努めて使うようにしているフレーズが「ありがとうござ
います」です。

感謝の気持ちを伝えるこのひと言がメールの冒頭にあるだけで、メール全
体が好印象を与えたり、深刻な内容を和らげることができる魔法のフレー
ズと言えるでしょう。

————————————————————–
お世話になります。いつもありがとうございます。
早速、ご返信(対応)いただき、ありがとうございます。
ご連絡、ありがとうございます。返信が遅れてしまい、すみません。
————————————————————–

三番目の例文の場合、つい「すみません」を先に使ってしまいがちですが、
それより先にまず、相手がメールをくれたり、対応してくれたことに対し
て感謝の気持ちを伝えます。それだけで慌しい印象が薄れ、相手のメール
を読んでいますよ、という気遣いも伝わります。

相手から断りのメールや不参加、対応できないという内容のメールを受け
取ったときも

————————————————————–
ご連絡、ありがとうございます。ご検討いただき感謝しております
ご対応いただき、ありがとうございます。お役に立てず申し訳ありません。
ご返事、ありがとうございます。残念ですが、またお誘いしますね。
————————————————————–

このように「ありがとうございます」で文章を始めると、前向きな印象を
与えることができます。
誉められたときも「そんなことはありません」と謙遜するより、素直に
「ありがとうございます」と伝えれば、誉めた方も気分がいいものです。

「ありがとう」は人の気持ちをプラスに転換する効果があるようです。

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 読者からの質問(5)
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メールの開封確認

<読者からの質問>————————————————

“開封確認”の使用用途、マナーに関する質問です。

お取引先の営業パーソンから届くメールに、開封確認の設定がされている
ものがあります。
社内の場合でしたら、確認の請求は不自然に感じないのですが、社外から
のメールには違和感がありました。

社外へのメールに開封確認をするのは、メール作法としてはいかがなもの
なのでしょうか?
(読者 古賀さん)
——————————————————————

メールが普及し始めた当初は、この「開封確認」は今よりも多く行われてい
たと記憶します。

しかし、現在のように伝達ツールとしてメールが普及・浸透してからは、一
日にやりとりするメールの数も激増し、メールの「開封確認」を要求する行
為はそれほど必要なくなってきているように感じます。

メールを開封すると、いちいち開封確認が表示されるのは目障りでもあり、
返信を相手に強要するという印象を与えるので、却って対人関係にマイナス
に働くこともあるように感じます。

企業の中には、問い合わせや見積依頼のメールには一時間以内の返信をルー
ル化しているところもあり、メールの返信のスピードも上がっています。

よほど確実な返信を求める場合を除いて、通常のビジネスメールのやりとり
に「開封確認」の設定は必要ないのではないでしょうか。

開封確認要求の送信やそれに対する応答を無効にする設定もあるようです。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/508oedispos/oedispos.html

相手が意識していないのに、PCが「開封確認」の表示が出る設定になってい
る場合も考えられますので、ひとこと
「メールの開封確認の設定は、お互いのメール・アドレス情報が必要以上に
やりとりされることになり、セキュリティの面で不安があります。
もし、差し支えなければ、開封確認の設定を解除していただくわけには
いかないでしょうか」
と打診してみるのもひとつの方法です。

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事  の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(4)
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「こんばんは」の表記

<読者からの質問>————————————————

一日の挨拶で朝は「おはよう」昼は「こんにちは」
晩は「こんばんは」と言います。

この「こんにちは」と「こんばんは」の『は』について、
「こんにちは」の『は』は確かに『は』だと思いますが、
「こんばんは」の『は』は『わ』でもよいのではないかと思いますが、
いかがでしょうか?

(中略)

あらためて「こんばん*は*」と「こんばん*わ*」を比べてみても、
発音が同じで見た目だけの違いだけなので、どちらでもいいような
気もしますが、何か決まりでもあるのでしょうか。

(読者 亜麻乃 時夜句さん)
——————————————————————

「は」か「わ」か。
使い慣れた言葉ほど、ふと疑問に思うことがありますね。
そこで、調べてみました。

内閣告示・内閣訓令による「現代仮名遣い」の表記の基準というのがあり、
表記の慣習による特例として「助詞の『は』は,『は』と書く」文例に

こんにちは  こんばんは

が出ています。

本来、「今日は~」「今晩は~」と、後に文が続いていたものが省略され
「こんにちは」「こんばんは」と言われるようになったのが語源とか。

従って、もともと助詞として使われていた「は」であると理解すれば、
迷うことがなくなります。

とはいえ、1986(昭和61)年に内閣から新しい現代語仮名遣いが告示され
るまでは「こんにちわ」「こんばんわ」が正しい表記とされていたとのこ
と。ですから、年代によっては「は」ではなく「わ」が正しいと習い、使っ
ていた人たちもいるわけです。

どちらが正しいというより、現代の表記の基準は「こんにちは」「こんば
んは」であると覚えておくとよいのでしょうか。

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