今週は、あいまいな依頼や返事への適切な対応について考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 対応に困るフレーズ(3)
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「どちらでもいい」

「AとB、どちらにしましょうか」と尋ねたとき
困るのが「どちらでもいい」という返答。

返答する側は「AでもBでも構わない、問題ない」ということなのでしょう
が、尋ねる側はどちらかに決めてもらう必要があり、確認をしています。

このような場合、その状況でどちらが適切かを問われているのですから、
たとえ些細なことでも尋ねられた側はAかBかの判断をしたいものです。

「どちらでも」という裏には、「相手に任せる」という意味合いも含まれ
ているのかもしれません。
ですが、別の観点からすると小さなことにもすぐに判断がくだせない、
というとり方もできます。

▼ 判断のための材料を提示する
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一方、尋ねる側は、AかBかだけでなく、相手が判断しやすい情報を
付け加えるとよいでしょう。

AとB、それぞれの特徴を挙げて提示するのです。

例えば、上司の会食の席のセッティング。
「Aは個室のお座敷ですので、じっくりお話ができます。
Bはガラス張りのお席で、景色を眺めながら食事が楽しめます」
といった具合。

相手の志向や好み、自分のオススメ、人からの情報など、
事前に多方面から情報収集し、方向性・特徴の異なる案を提示すると
判断しやすくなります。

仕事に限らず、普段の人付き合いでも
「どちらでも」より、自分でさっと判断できる人の方が
付き合いやすいですし、話が前に進んでいくように思います。

日常生活も小さな決断、判断の積み重ねだと思いませんか?

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