今週は、メールについての雑感です。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法               < メール徒然(2)
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                  メールでできること、できないこと

先日、広島でチェーン展開している人気のイタリアンレストランで働いて
いた人から、こんな話を聞きました。

「いまどきの若い子は、女友達が見ている前で携帯電話から彼氏に別れの
メールを送り、相手に有無を言わさず携帯の番号もサッサと変えてしまう」
という光景を何度となく店内で目撃したのだとか。

そういえば、離婚の通告もメールを使うケースが増えていると言います。

※参考記事 エリカ流離婚スタイル 「メールで通告」今や珍しくない

一方的にメールで別れをつきつけられたほうはたまったものではないと思
いますが、「もう、顔を見るのもいや」な相手とは会わずに決着をつけた
いという気持ちの表れが「メールで通告」派を増やしているのでしょう。

▼ メールでは解決しないことを教える努力
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このように、嫌なこと、都合の悪いことは相手と直接会ったり話したりせ
ず、メールで済ませるという風潮があります。

ですが、メールですべて解決できるのでしょうか。

ビジネスメールに関して言えば、双方の関係が良い時は、少々のミスや失
礼が許されるようなことがあっても、一変して関係が悪化した時は、メー
ルのやりとりでは、問題が解決することはまずありません。

携帯メールでも、相手を責めたり、怒らせるような感情的なやりとりは
ヒートアップするばかりで、円満に解決することがないのと同じ。

トラブルや問題が発生した時はメールに頼らず、真意を伝える行動、誤解
をとく行動に移らないと次はありません。

このあたりの感覚が、生まれた時から携帯電話やパソコンがあり、インタ
ーネットを日常的に使ってきた世代と、“途中から”それらを体験してき
た世代との間にギャップを生んでいるように思えます。

それを世代のギャップと片付けず、知らない人たちに教えていくことも大
切に思う今日この頃です。

 
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