今週は、メール対応で心得ておきたいポイントについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メール対応のポイント(2)
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                       やりとりを進めるには?

 今週は、メール対応を行ううえで、心得ておきたいポイントについて取り
 上げています。

 二つ目のポイントは「自分の主張より、相手の要望や都合を聞き出す」です。

 相手との関係が良好な時は、別段、気になりませんが、
 「相手が悪いのであって、自分のせいではない」という状況だと、つい感
 情的になり、こちらの主張を通してしまいがちです

 ですが、相手との関係がこじれ、嫌悪な状態になっているときほど、まず
 は相手の言い分に耳を傾け、相手が何を望んでいるかを知ることが必要で
 す。

 双方が感情的になってしまうと、メールの場合は特に、収拾のつかない事
 態に発展する可能性が大きいからです。

 ▼ 目指すゴールは解決であり、けんかすることではない
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 トラブルが発生した時、一番に考えるべきは「どうしたら問題を解決でき
 るか」であり、責任のなすり合いや悪者探しではありません。

 状況を知るために相手の言い分を聞くのであり、聞きとった内容から、次
 に打つ手を判断していかなければなりません。感情を逆立てて、けんかし
 ている場合ではないのです。

 現状を把握したうえで、相手の要望のうち、こちちらが譲歩できる部分、
 譲れない部分を明らかにしたうえで、次の交渉が始まります。

 こうした深刻な事態以外でも、自分の都合ばかりごり押しし、相手の都合
 を聞き入れない態度は相手を不愉快にするだけで、良好なやりとりはでき
 ません。

 相手に流される、言いなりになるということではなく、まずは相手の要望
 を把握してから、自分の言い分を述べることがメールのやり取りに限らず
 必要なことと考えます。

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 【しごび】の お 知 ら せ
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「日経ビジネスアソシエ」2011年1月18日/2月1日号
「即効! スキルアップ講座」の連載、4回目です。

 今回のメール作法のテーマは・・・
 「目上の人への言葉遣いをチェックする」です。

 ぜひ、ご一読ください!

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