今週は、気になる言い回しについて取りあげます。
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仕 事の メ ー ル 作 法 < 変な言い回し(4)>
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「お励ましのお言葉」
「あたたかいお励ましのお言葉を頂戴いたしまして、
本当にありがとうございます」
上記の一文は、相手に敬意を払う気持ちが強いあまり
「お」が過剰に使われている文例です。
この場合、「お励まし」の「お」は不要で、
「励ましのお言葉」で十分敬意は伝わります。
書き換えると…
「あたたかい励ましのお言葉を頂戴し、
本当にありがとうございます」
似たような例に
「ご安心してお任せください」
「このようなご表現がおできになる秘訣は?」
「ご到着のお時間にロビーでお待ちしております」」
があります。
上記の三つの文例いずれも、丁寧語が多すぎて言いづらく、
読みにくくなっています。
「安心してお任せください」
「このような表現ができる秘訣は?」
「到着時間にロビーでお待ちしております」」
このように、丁寧語として使う「お」や「ご」は、
一文や文の区切りに一つ程度あればよく、
数多く使うほど慇懃無礼になり、
相手への敬意が薄れるため、注意が必要です。
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