今週は返信の際の留意点についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 返信するときの注意(2)
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                      メールにとらわれない

 昨日配信したVOL.1475の返信時の私の失敗談
 何がいけなかったのか、その原因を考えてみました。

 相手が読んでいないかも、忘れているのかも…
 という不安から、何度も同じメールを送って失敗したのですが

 不安なまま、メールで進めようとしていたことに
 問題があったのだと思います。

 多忙な相手への遠慮もあり、電話で確認するのをためらったがために
 あとあとトラブルを大きくしてしまいました。

 一度、電話を入れ「この企画書の内容で進めてよろしいですか?」と
 確認しておけば、つつがなく物事が運んでいたことでしょう。

 ▼ メールでトラブルが拡大する前に…
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 「用件がうまく相手に伝わっていない」
 「やりとりがうまくできていない」
 と感じたら、メールでのやり取りは一旦止めて

 直接、電話で問い合わせたり、確認したり
 する方が、結果的に早く解決できることが多いです。

 思い違いや行き違いというのは、よくあること。
 それを何が何でもメールで説明したり、決着をつけようとすると
 却って話が込み合い、長文のメールを送ることにもなりかねません。

 その労力が双方の理解に直結すればいいのですが
 誤解を生むことが多いのも事実。

 いつもなら、こうしたケースではすぐに電話で確認をとるのに
 相手への遠慮が勝ってしまったことを後で大いに
 反省した次第です。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 コラムのタイトルは…
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今週は返信の際の留意点についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 返信するときの注意
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                        返信時の私の失敗

 メールのやりとりでの私の失敗談です。

 こちらで作成した企画書を確認してもらおうと
 相手に添付メールを送ったところ
 「了解しました」という返信。

 その後に「これから外出しますので、その道中で拝見します」という
 一文があったため、てっきり、
 返信の「了解しました」は「添付ファイル受領しました」の「了解」と
 解釈してしまった私。

 ところが、相手は「企画書の内容についてOK」という意味で「了解しました」
 と返信しており、
 そこから、ボタンの掛け違いのように、やりとりがぎくしゃくし始めました。

 内容の了解が得られないことに焦った私は、メールがうまく届いていないか、
 相手が忘れたのかと、何度もメールを送り続けました。

 ところが、相手は、すでに了承済みの企画書が何度も送られてくることに、
 次第にいら立ちを感じ始め、ついに爆発。

 遠方の相手で、すぐに謝りに行くこともできず、
 非常に後味の悪い思いをしました。

 以来、それまでなんの気なくメールで使っていた「了解しました」という
 返信をするのがすっかり怖くなってしまい、
 しばらく使うことができませんでした。

 この失敗以後、自分からOKの返信をする際は
 「承知しました」
 「承りました」
 という返信の前に、何についてOKなのかを書き添えるようにしています。

 「~に異存ありません」「問題ありません。このまま進めてください」
 のように、相手に意思表示できるフレーズを意識的に使うようになりました。

 今週は、そんな私の失敗談をもとに
 返信時に注意することや心がけたいことを紹介していきます。

記事全文を読む

今週は、最近気になる言葉についてとりあげます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 気になる言葉(5)
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                             「だぶる」

今週は、震災関連の気になる言葉をとりあげてきましたが、
最後は、私が最近まで知らなかった言葉の意味をご紹介します。

それは「だぶる」。

「だぶる」とは、重なるとか、重複するを意味する言葉。

ですが、語源は「ダブル(W)」を動詞化した語。
と共同通信社「記者ハンドブック」にはあります。
表記は「ダブる」。

私は「だぶつく(=金銭や品物がありあまる)」と同類の言葉と
思い込んでいたのですが
「だぶる」は限りなく俗語に近い言葉なのでした。

知りませんでした…。

<【しごび】読者のお便りから…>———————-

VOL.1471の配信で「被曝」と「被爆」をとりあげたとき

広島在住の読者のかたから、次のお便りをいただきました。

「広島・長崎の「被爆者」の中にも、厳密には被曝者と言われる人がいます」

とあり、原爆投下の数日後、広島市内の親せきを尋ね
爆心地間近を歩いたことで「被爆」ではなく「被曝」したことを
後に知った人の話を伝えてくださいました。

「その当時の いわゆる風評被害を恐れた祖父母のため、
彼は手帳を持っていませんが、
被爆 ではなく 被曝 した と自分でも言っております
(彼は放射線技師で専門知識があるので、その言葉を知っていた
というだけなのでしょうが…)」

この文にある「彼」とは、この読者のお父様。
そして、文中にある「手帳」とは、原爆手帳のことです。
最後に、お便りはこう結ばれています。

「原爆投下の一瞬だけではなく、残留放射能を大量に浴びながらも
たくましく復興を遂げた広島の人たちが、
原発事故で 謂れの無い風評被害に苦しむ福島の人たちに
もっと優しくなりたい と思う今日この頃です」

このお便りを読み、原爆投下のあった広島=被爆
と単純に結び付けようとしていた自分を恥ずかしく思いました。

でも、今、福島の人たちを思う気持ちは
この読者のかたと同じです。

 
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【しごび】 の お す す め
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「お母さん、ありがとう」の気持ちを一句に込めて…

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今日は、最近気になる言葉についてとりあげます。
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間 違 え や す い 言 葉      < 気になる言葉(4)>
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「放射線」と「放射能」

「放射線」とは、エネルギーを持つ電磁波などの総称。
狭義には放射性元素が崩壊する際、
放出される粒子線(アルファ線、ベータ線など)や
電磁波(ガンマ線)の総称。
広くは、エックス線・中性子線・宇宙線なども含めて、
すべての電磁波と粒子線をいいます。

「放射能」とは、放射線を出す能力。

「放射性物質」とは、放射能をもつ物質のことです。

放射線は自然界にも微量にあるもので、宇宙や大地から放射線が
出るほか、食べ物にも放射性物質が含まれ、放射線は出ています。
エックス線は体の状態を調べる検査などに使われています。

ただ、放射線が一度に大量に体に当たると、
細胞を破壊するなどして人体に影響を与えるため、
危険視されています。

 
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今週は、最近気になる言葉についてとりあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 気になる言葉(3)
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「被曝」と「被爆」

「被曝」と「被爆」。
この二つの言葉はどう違うのでしょうか。

「被曝」とは、人体が放射線を浴びること。
「被爆」とは、爆撃を受けること、を意味します。

広島では、幼児のころから平和教育があるので「被爆」という文字には
なじみがありましたが、「被曝」との違いを知ったのは東日本大地震に
よる原発事故が発生してからです。

「曝」という字には「さらされる」という意味があります。

広島と長崎に投下された原子爆弾による被害が、文字通り「被爆」ですが、
「被曝」は、事故によって放射能にさらされることを意味します。

共同通信社「記者ハンドブック」には
「被曝」は「被ばく」と表記されています。
「曝」という字が常用漢字に入っていないためでしょう。

「記者ハンドブック」では
チェルノブイリ原発事故や原水爆実験の被害を受けた人は「被ばく者」
広島・長崎の原爆被害者は「被爆者」と表記が異なります。

4月12日、原子力安全・保安院は東京電力福島第1原発事故の深刻度を
レベル7に引き上げました。

日本の原発が同じ日本の被災地や被災者を苦しめています。
これ以上、事故による被曝が広がらないことを願うばかりです。

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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 気になる言葉(2)
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                       「義援金」と「支援金」

新聞などでも取り上げられていますが「義援金」と「支援金」。
この二つの言葉はどう違うのでしょうか。

「義援」とは、被災者救済などの趣旨で、金銭や品物を差し出すこと。
「支援」とは、力を貸して助けること、を意味します。

災害時の募金は「義援金」と「支援金」に大別されますが
被災者に配分されるのが「義援金」。
NPOやボランティア団体の活動資金になるのが「支援金」です。

日本赤十字社や中央共同募金会に送られた義援金は、総額が被災者に平等
に分配されることになっています。
しかし、すでに報道されている通り、東日本大震災では被災の全容がまだ
把握できておらず、被災者の手元に義援金が届くまでにはまだ時間がかか
るようです。

一方、「支援金」は、被災地の救援・復興のために活動するNPOやボランテ
ィア団体の活動支援を目的としています。

実際に現地で救援活動をしているボランティアやNPOに支援金として寄付す
ることで、公的な支援が届きにくい小規模非難所への物資の供給や、被災
者が求める物資の購入などにお金が役立てられます。

全国や被災地で活動するボランティアやNPOの活動内容を知り、そうした団
体に活動支援金を寄付するのも一つかもしれません。

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