今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                                           < 気になる敬語(5)
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お分かりにくい説明

今週は、日常目にする
気になる敬語の使い方について取り上げてきました。

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お分かりにくい説明で、失礼しました。
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上記の文例では
「分かりにくい」ことを敬語で
「お分かりにくい」としています。

しかし、「分かりにくい」は
これ1語で形容詞なのではなく、
動詞「分かる」に「にくい」が付いたものです。

敬語を使うとしたら、動詞の「分かる」の部分で、
「分かる」の尊敬語が「お分かりになる」となることから、
「お分かりになりにくい」
とします。

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お分かりになりにくい説明で、失礼しました。
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ただ、「お分かりになりにくい」は
尊敬語としては正しいのですが
一文が長くなると思いませんか?

このように
却って“分かりにくい”文になるような場合は
無理やり尊敬語にせず、
「分かりにくい」としても
相手に失礼な文にはなりません。

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分かりにくい説明で、失礼しました。
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このように、敬語に変換することで
文が冗長になるような場合は
敬語に変換しない、という選択もあります。

☆  ☆  ☆

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