今週は、相手にメールを読んでもらえる工夫についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 読んでもらう工夫
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情報の渦におぼれないために

メールの受信量が増えてくると、読み過ごすメールも増えてきます。

私は一時期、メールマガジンを200近く登録していたのですが
読みきれなくなり、大半を解除してしまいました。

このメルマガを始めた頃で、
相互紹介するたびに相手のメルマガを申し込んだり、
参考になりそうなメルマガを片っ端から登録していたので、
読むのが追いつかず、パンクしてしまったのです。

メールやインターネットを日常的に利用していると
情報は後から後から押し寄せてきます。

それを拾い続けていると、
私のように収拾がつかなくなるのは明らか。

情報があふれているからこそ、受身のままではなく、
基準を持ち、取捨選択していかなければ、
あっというまに情報の洪水に飲み込まれてしまいます。

今、メルマガの類は件名で、読むか読まないかを判断します。
雑誌を買うとき、特集の内容で判断するときと同じ感覚です。

一方で、迷惑メールかもしれないと思いつつ、
つい開いていしまうことが未だにあるのですが、
これは件名が巧妙だから。

やはり、メールを読んでもらえるか否かは、
件名に工夫を凝らすことがポイントの一つといえそうです。

今週は、数多くのメールの中から、
いち早く自分のメールを相手に読んでもらうための工夫を
考えていきたいと思います。

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今週は、相手によっては失礼になる言葉の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 気になる言葉(4)
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                         「助かる」の捉え方

「助かります」「助かりました」が目下の者から目上の人へ使っては
ならないという根拠。

今回のテーマで取りあげるに当たり、調べてみたのですが、
結局のところ、はっきりとした根拠を突き止めることができませんでした。

ですが、いろいろと調べる中で、このページでの回答が
私は最も納得できたので、ご紹介します。

「助かるは間違いか?」

上記の解釈を読んで、「助かる」はねぎらいの言葉と捉え、
相手によって使い分けるのが得策と感じました。

「~のおかげで助かりました」という表現の仕方もあるとは思うのですが
目上の相手には

「課長のおかげで、早期に解決できました。ありがとうございました」
「お力添えいただいたおかげで、商談がまとまりました。感謝しています」

と「助かりました」に替わる言い回しで感謝の意を伝える方が、
受け入れられやすいと思います。

人によって、言葉に対する感じ方、捉え方は様々です。
ですが、今回のように問題提議していただくことで、
改めてその言葉への関心が高まり、使い方を探ってみることができました。

今回のテーマには、いつになく読者のかたからも多くメールをいただき、
私自身もとても勉強になりました。

疑問を投げかけてくださったY.Mさんに、この場を借りて
お礼を申し上げます。ありがとうございました。

これからも読者の皆さんと、このメルマガを通じて
意見交換できたらいいなと思っています。

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今週は、相手によっては失礼になる言葉の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 気になる言葉(3)
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                       目上の相手への言い換え

「助かります」「助かりました」が、
目下の人へねぎらいの意を伝える言葉であるなら、
目下の人から目上の人にはどのような表現を使えばよいでしょうか。

▼「ありがとうございました」

例)ご助言をいただき、ありがとうございました。

「おかげで」という言葉を添えると、より感謝の気持ちが伝わります。
例)アドバイスをいただいたおかげで解決できました。
ありがとうございます。

「感謝しています」

例)詳しく教えていただき、感謝しています。

VOL.917でご紹介した読者 Y.Mさんが書かれている通り、
「ありがとう」に次ぐ感謝の気持ちを伝える言葉ですね。

「勉強になりました」

例)ご教示いただき、とても勉強になりました

「参考になりました」より「勉強になりました」の方が
役に立ち、身に付いた感があります。

「お手数をかけました」

このひと言で、相手に手を煩わせたことに対する感謝と恐縮の気持ちが
伝わります。

昨日、ここで述べた
「明日中にご返信いただけると助かります」
に対しても、読者のかたから次のような言いかえをお知らせいただきました。

「明日中にご返信いただければ幸甚です
「明日中にご返信いただければ幸いです
「明日中にご返信いただければ幸いに存じます

いずれも、実際に使っている表現としてお知らせいただきました。
確かに、目上のかたにはこのような場合でも「助かります」より
「幸甚です」「幸いです」とする方が丁寧できちんとした印象があります。

A.Yさん、Y.Kさん、ありがとうございます。

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今週は、相手によっては失礼になる言葉の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 気になる言葉(2)
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                         労をねぎらうなら…

「助かります」「助かりました」については、
ほかの読者のかたからもメールをいただきました。

捉え方は二つに分かれるようです

1)目上の人から目下の人へねぎらいの意を伝えるのに使う

2)目上、目下に関わらず「助けてもらった」ことへの感謝
の意を表すのに使う

私は2)の感覚で使っていたのですが、
1)のように目上から目下へのねぎらいの言葉と捉えれば、
場合によっては相手に失礼になる状況も生まれます。

「助かる」とは、自分に対して何かしらプラスの効用(作業とか労働)を
もたらした人をねぎらうときに使う言葉。
と捉えると、目上の人から目下の人にかける言葉としては適切ですが、
その逆の使い方は少々具合が悪いということになります。

例えば
上司から部下に労をねぎらって
「君が手伝ってくれて助かったよ」はOKでも
部下から上司に
「山田課長にお手伝いいただき、助かりました」はNGということになります。

使い方としては「ご苦労様」の使い方に通じるものがあるようです。

ただ、私はよくこんな使い方もします。
「明日中にご返信いただけると助かります」

「明日中にご返信ください」よりは上記の表現の方が、
相手に強要する感じが薄れ、和らいだ表現になるからです。

このように、相手に依頼するような場面で「助かります」を使うのは
有効と思うのですが、いかがでしょうか。

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今週は、メールで使わない方がよい言葉遣いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < メールのNGワード(4)
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断定や攻撃

「○日までの納品は無理です」
「△△の内容が間違ってます」
「まだ支払われてませんが」

このように、のっけから断定したり、相手の非を責めたりするような表現は、
口頭で言う以上にメールで書くときつく感じられます。

実際に相手のミスや手違いということもあるでしょうが、
相手に有無を言わさぬ攻撃的なメールは考えもの。
もし、あとで行き違いや誤解だと判明したとき、
気まずい思いだけが残ります

「できない」ということを伝える際
「無理です」「ダメです」「できません」という断定表現でなくても
「難しい」「いたしかねます」など、婉曲な表現でも状況を伝えること
できます。たとえば

「○日までの納品が難しい状況です。
もし可能であれば、△日までお待ちいただくことは可能でしょうか」

このように、現状で対応が困難な場合でも、代替案を提案し、
状況が少しでも前に進むような対応を心がけましょう。

相手の対応に対して「間違っています」「支払われていません」と
責める前に「ご確認いただけますか」と打診してからでも遅くはありません。

「△△の内容は□□ではないでしょうか。
今一度ご確認をお願いいたします」
「○月○日の時点で入金が確認できませんでした。
恐れいりますが、再度ご確認をお願いいたします」

決め付けず、手違いの可能性も考慮したうえで、
相手に確認を求める姿勢がポイントです。

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今週は、メールで使わない方がよい言葉遣いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < メールのNGワード(3)
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人との比較

「前任者のAさんのやり方はこうでした」
「B社の担当者はそうではなかったけど」
「Cさんに比べて○○ですね」

このように、他の人と比較されるのは、誰にとっても面白くないものです。

書き言葉にしても話し言葉にしても、
発した方ははっぱをかけたつもりでも
相手は、自分のやり方や姿勢を否定されたように受けとり、
よい気持ちはしません。

前任者や他社と比較するような物言いは避けましょう。
相手を傷つけるだけで、良好な関係を築けません。

主語を「だれか」に特定するのではなく
「今まではこういうやり方だったのですが、どう思われますか」
と、手法や考えに焦点をあてた聞き方をし、
「どう思われますか」と相手の考えを尋ねるようにすると、
相手もすんなり受け入れることができます。

「Aの方法もありますが、Bの方法もありますよね」」
と、別の方法を提案する言い方もあります。

誰かと比較されたり、「あなたのやり方ではダメ」と頭ごなしに否定する
のではなく、メールのやりとりの際も
相手に歩み寄り、対話する姿勢が大切ではないでしょうか。

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