今週は、「話し言葉」と「書き言葉」の違いについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < くだけすぎる表現(3)>
◆─────────────────────────────────◆
「やっぱ~みたいな」
今週は、くだけすぎる「話し言葉」を例に挙げ
「書き言葉」への書き換えを紹介しています。
「やっぱ、思い入れがあったんで、
新作を拝見して、すごい感動した、みたいな」
心動かされた様子をダイレクトに表現するには
話し言葉の方が臨場感があるものですが
上記の文例のように、くだけた表現のオンパレードになると
軽薄な印象をぬぐえません。
しかも、くだけた言葉の中に「拝見して」という敬語が混じっていて
統一感のない文章になっています。
敬語をいきなり持ちこんでも、文がちぐはぐにしかならないので
ここでは「新作を見て」とする方が文の流れは自然でしょう。
話し言葉としてよく使う
「やっぱ」は「やはり」
「すごい」は「すごく」「とても」「大変」などに書き換えを。
「みたいな」のように、言い切らず、ぼやかす表現も
文章のしまりがなくなるので、不要です。
したがって、上記の文例は、次のように書き変えることができます。
「やはり、思い入れがあったので、
新作を見て、とても感動しました」
勢いに任せて書くのではなく、読み返して
統一感、節度のある書き言葉に整えてみましょう。
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版 登録はこちらから