今週は、読者のかたからいただいたご意見や質問をご紹介
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 読者からのおたより(2)
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                            気になる表現

 <質問: 「~ですかね」>————————————

  最近気になる表現がありますので、質問させていただきます。
  それは、「~ですかね」という言い方です。
  仕事中の電話でも耳にしますし、文章としても目につきます。

   ○○様はおられますかね。
   何時にお戻りですかね。
   わかりますかね。

  話す場合は、語尾を少し伸ばして使うようですが、神垣さんはこの言
  い方を見聞きされたことはありますか。
  どうも私には、あまり気持ちのいい表現には思えません。

 —————————————– 読者 M.K さんからの質問

 「~ですかね」。

 この「ね」がくせものでしょうか。

 おそらく使う側は、語尾に「ね」をつけることで親しみをこめているので
 しょう。あるいは、自信がなく相手に尋ねて確認しようとする気持ちが入
 っているようにもとれます。

 使う側はカジュアルな感じで気安く「ね」をつけても、聞く側、読む側は
 M.K さんのように抵抗を感じる場合も少なからずある言葉といえそうです。

 実際、上記の表現は「ね」をつけなくても意味が通じます。「ね」をつけ
 ることでなれなれしく感じてしまうので、初対面の相手や仕事の席では使
 わないほうが無難でしょう。

 言葉は生きもの。人や時代とともに移り変わっていくものなので、一概に
 正しい、正しくないとは言い切れませんが、なんとなくひっかかったり違
 和感を覚える言葉は私は人にも使わないようにしています。

 自分の中で心地よい言葉、不快な言葉の基準を持つことも必要かもしれま
 せん。

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今週は、読者のかたからいただいたご意見や質問をご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法                            < 読者からのおたより
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段落感覚

<質問: パラグラフについて >————————————

メールに関連して「パラグラフ」について一言いいたいです。若い人
に「パラグラフ」の感覚のない人が、結構います。英語ライティング
をやっていて気が付きました。

(中略)

全部のセンテンスを頭出しするけれど、行は空けずくっつけて書いて
います。話題が変わるところでは、1行空けているようですが。これ
は、私は正にメールの書き方の影響だと思っています。

—————————————– 読者 K.A さんからの質問

K.A さんが指摘するのは、メール特有の書き方が通常のビジネス文書で目に
付くということ。上記の質問の文章を例にとると…

ところで、メールに関連して「パラグラフ」について一言いいたいです。
若い人に「パラグラフ」の感覚のない人が、結構います。
英語ライティングをやっていて気が付きました。

メールでは上記のような書き方に違和感は覚えませんが、このままの書き
方でをWordなどの文書を作成するとどうでしょうか。余白ばかりが目立ち、
子どもが書いた作文のような印象が残ります。

文章というのはパラグラフごとに一文字あけ、内容のまとまりごとに改行
しながら書き進めるのが基本。

誰もが小中学校の国語の授業で習ったはずの文章の書き方の基礎ですが、
パソコンや携帯メールの普及によってパラグラフの概念が薄れているのは
否めません。

メールの場合は「行間」が狭く調節できないため、頻繁に改行しないと読
みづらいという難点があります。この感覚を通常の文章に持ち込むと、全
体がパラパラとした間延びした文章に見えてしまうのです

何ごともそうですが、基礎を知って状況に応じて使い分けるのと、基礎を
知らないまま形式だけをなぞるのとでは違いがあります。

メールの普及がもたらす弊害を知り、注意を促すこともまた必要になって
きているようです。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 読者からの質問(4)
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文字数どうする?

<質問: 一行の文字数について >————————————

メールを作成する際、一行の全角での文字数をどの様に設定しておられ
ますか。以前聴いた情報では30~32文字が、メールを読む際、目の移動
に負担が少なく億劫さを憶えないで気楽に読むことに没頭できる最長の
文字数だそうです。

—————————————– 読者 H.O さんからの質問

私の場合、メールソフトの設定は、一行全角で35文字で折り返す設定にし
ていますが、通常のメールのやりとりで一行にびっしり文字を書くことは
ほとんどありません。

だいたい文章の区切りで改行するので、一行の文字数は最大20文字前後に
なることが多いですね。

私が実際に書いていて一番多いと思われる一行の文字量は、20字前後です。

このメルマガを作成する際は、一行全角35文字の設定です。前後の一角は
空けるので、賞味33文字。仕事でメルマガ作成する場合も33~35文字で設
定することが多いです。

H.O さんが言われるとおり、目の移動に負担がかからないちょうどいい文
字量なのでしょうね。

メールで注意すべきは、一行の文字量よりもむしろ、改行だと思っていま
す。

私は、3~4行ごとに一行空けて次の文章に続けることを意識しています。
メールの文章は行間が詰まっているので、改行を多めに入れておかないと
読みづらいためです。

改行が多いので、行頭は一角あけないほうが読みやすいですね。

<追記>2021.10.18
メルマガのような読み物と仕事のメール対応では
1行の文字数の設定を変えています。

2021年現在、このメールマガジンは
1行30字設定で作成しています。

きっかけは、スマホでメルマガを読むと
1行35文字ではレイアウトが崩れて読みづらい
と読者から要望があったからです。

一方、通常の仕事のメール対応では
1行最大20文字程度で
意味の切れ目や読点を入れる部分で改行することが多いです。

1行30字だと、自分でも1行の文字数が多い
と感じます。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 読者からの質問(3)
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引用どうする

<質問: 原文引用について >—————————————-

受信メールを引用設定にしてあります(やりとりの履歴が分かり易いの
で)。
ただ、やりとりの回数が増えるとメールがやたら長くなります。
あまりに長いと、最初の部分は消去して対応しています。
何か良い対処法はありますか?

—————————————– 読者 J.M さんからの質問

返事時に、相手のメールを全文引用する設定にしている人は多いと思いま
す。私もそうです。

ただ、全文引用して返信するか否かは、私の場合、相手に合わせて判断す
るようにしています。

返信が早い相手なら、やりとりの内容がほぼ把握できているので、全文引
用は使いません。

返信が遅い相手や、やりとりの履歴を残しておく必要のある用件の場合は、
全文引用した上で新たな内容を記述していきます。このケースでは、やり
とりが続くほど送受信する際のメール容量が大きくなっていくという難点
がありますが、私は記録用と割り切って全文引用のままやりとりを続けま
す。

「履歴を残す」という目的で全文引用している場合は、長くなっても残し
続けるほうがいいかもしれません。記録ですから。

私の場合は、全文引用しても最初のほうのやりとりを読み返すことはほと
んどないので、引用しないスタイルのほうがすっきりして個人的には好き
です。同じ相手からのメールがスレッド形式で表示されるメールソフトを
使っているせいもあるでしょう。

惰性で何となく全文引用しているのは、単なる手抜きと見られがちなので
注意が必要ですが、全文引用の目的が明確なら、そのスタイルを通してよ
いのではないでしょうか。

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                           宛名どうする?

<質問: 宛名について >——————————————

メール本文につける宛名は必要でしょうか?
会社名、部署、宛名の3つは、なるべく入れる様にしています。
でも、いきなり本文という人もよく見受けますので、疑問に思いました。

—————————————– 読者 J.M さんからの質問

初めてメールを送る相手には、会社名、部署、宛名を書きます。

やりとりが頻繁な相手や懇意な相手には、つい省きたくなりますが、宛名
だけは入れたほうがいいでしょう。

万一、メールが迷子になったり、誤って他の人へ送信したりした場合も間違いと
わかります。

共通のアドレスを複数人で共有している場合も宛名があると識別しやすい
です。こういうケースでは、私は件名にも宛名を入れるようにしています。

いきなり本文というメールも確かにありますが、私は自分から返信する場
合は上記の理由から必ず宛名を入れます。

せっかく入れた宛名も名前が間違っていては意味がありません。名前、役
職はしっかり確認を。

私は最近「神崎様」「神垣サユリさん」という宛名のメールをもらいまし
た。こういう場合、返信の本文や署名に正しい名前を入れて送っても、相
手から来た次のメールも間違った宛名のまま、ということが多いです。

こんなことにならないよう気をつけましょう。

 
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 読者からの質問
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メールの適切な長さ

<質問: メールの長さについて>———————————–

メールの長さはどの程度が妥当でしょうか?
長いメールは読む気しないので、送る時には気をつける様にしてます。
長いメールを打つ必要がある時に、良い処理方法とかありますか?

—————————————– 読者 J.M さんからの質問

メールを始めた当初、私もよくメルマガ並みに長いメールを送っていまし
た。

書くほうはそれで満足でも、読むほうは大変。メール本来の「伝達」とい
う目的からはずれて「語り」に入ってしまうような長いメールは要注意で
す。

メールの長さは人によって様々で、内容にもよるので一概には言えません
が、スクロールせずに読める範囲内の文字量が一つの目安になるのではな
いでしょうか。

メールが長くなりそうな場合は、件名や冒頭の一文に「長文です」「長文
になります」という旨をひと言添えるようにしています。

あらかじめ長いメールだと分かるようにしておけば、相手も後でじっくり
読もう、という判断がつくからです。

どうしても長文になる場合は、相手が読みやすいように見せ方を工夫する
ことも大切。例えば…

・最初に結論やポイントを列挙する
・内容ごとに小見出しをつけて内容を整理
・改行を意識していれる(3~4行ごとに1行あける など)

込み入った内容で書くより話すのが早いと判断した時は、電話にするほう
がよい場合もあります。状況に応じた判断で使い分けたいですね。

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