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今週は、うっかり間違いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 間違いやすい言葉(3)
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灯台とは? 駒とは?

「灯台下(もと)暗し」の「灯台」。
海の灯台と思っていませんか?

私はそう思っていました。
ですが、違うのです。

ここで言う「灯台」とは、昔の室内照明器具のこと。

上に油皿をのせ、灯心を立て火をともす木製の台
いわゆる、燭台(しょくだい)を指します。

「灯台」のすぐ下は暗いことから、
身近な事情はかえってわかりにくい
ことの例えとして使われる慣用句です。

では、
「瓢箪から駒」の駒は
何のことだと思いますか?

私は、将棋の駒のことだと思っていたのですが…
これも違うのです。

「駒」とは、馬のこと。
元気に飛び跳ねる馬を指し、

瓢箪から馬が出てくるという
意外な所から意外な物が出てくる、ありえない状況の例え

または
ふざけて言ったことが実現することを意味します。

瓢箪から将棋の駒が出てきても
十分驚きますが、
もっと大きな馬が出てくることを想像した
表現だったのですね。

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今週は、うっかり間違いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 間違いやすい言葉(2)
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一字の違い

「すません」を「すいません」と書いたり言ったりしている人
意外と多いですよね。

同様に“音(おん)”で覚え込んで、そのまま使っていた
という言葉が私にもあります。

「かけがいのない」がそれです。

正しくは「かけがのない」で、
漢字では「掛け替え」と書きます。

かわりがいない、かえがきかない、という意味ですが
「い」ではなく「え」と表記します。

似たような例では
「きわめつけ」
も本来は「きわめつ」が正しい表記です。

漢字では「極め付き」と書きますが
「極め」とは、刀剣・書画・骨董などの鑑定書を指し、
価値を鑑定することを「極めをつける」と言っていました。

転じて、優れたものとして定評のあるもの
そのものを指すときに「極めつき」と表現します。

太鼓判を押すことを「折り紙つき」と言いますが
それに通じるものがあります。

「どおりで、おかしいと思った」
という「どおり」も正しくは「どり」。
「お」ではなく「う」です。

漢字で書くと、この場合「道理」となり
「通り」ではありません。

物事の道筋(=道理)がわかって納得する様を
「どうり」と言うので、
「その通り」の「とおり」とは違うということを
覚えておきましょう。

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今週は、うっかり間違いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 間違いやすい言葉
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元の意味を知る

勘違いしたまま使っていたり、
違いが今一つわからない…
そんな慣用表現を久しぶりに取りあげてみたいと思います。

最近、気になる表現に
「目から鱗でした」
「爪の垢でも飲ませたいものだ」
があります。

正しくは
「目から鱗が落ちる」
「爪の垢を煎じて飲む」

ですが、「落ちる」や「煎じて」が省略されて
使われているケースを目にするようになりました。

それだけ、身近で、誰もがよく知る
慣用表現であることの証しだと思うのですが

会話では聞き流せても
少々改まった場での文書に
省略したまま掲載するのはまずい気がします。

メールでも気心の知れた者同士ならば許容できても
目上の相手に送るメールに省略したまま使うのは
要注意。

言葉を崩したり、省略して
カジュアルに使うことはあっていいと思いますが
元の表現を知っておいて損はないでしょう。

危険なのは、元の意味を知らないまま
省略したものが正しいと思い込んでいること。

辞書を引く習慣は
こんな勘違いを防ぐためにも
必要なことだと思うのです。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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「日経ビジネスアソシエ」2010年6月15日号
特集・最新ビジネス作法

22-23ページに、取材を受けた記事が掲載されています。
今年入社の社員の皆様、ぜひご一読ください!

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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(5)
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うろ覚えの言葉

<読者からの質問>————————————————

私はネットの掲示板をよく利用します。
口コミ情報が多く集まり、便利です。

その際、よく見かける表現があります。

「○○が売ってあるところ、知りませんか?」
その返答として「うるおぼえなのですが…」

どちらも気になります。
(後者は、まさにうろ覚えで誤り)

ビジネスメールではありませんので、
趣旨が分かれば事足りるのですが…。
変わりゆく日本語を取り上げていただきたいと
思いました。
(読者 Oさん)
——————————————————————

「が売ってあるところ」ではなく「を売っているところ」。
「うるおぼえ」ではなく「うろおぼえ」。

単なる入力ミスや思い違いで、うっかり…
ということはだれにもありますが、

最初から「そういうもの」と思い込み
誤りに気がつかないまま使っているとすれば
これは問題。

わからない意味、うろ覚えの言葉は
辞書で引いて確かめる習慣の大切さを改めて感じます。

ほかにも
× 話しができる 話しを聞く → ○ 話ができる 話を聞く
(名詞で使う「話」に「し」は不要)

× こじんまり → ○ こぢんまり
(「じ」ではなく「ぢ」)

× ~とゆう → ○ ~という
(「言う」をひらがな表記するときも「ゆう」ではなく「いう」)

× そのとうり → ○ そのとおり
(「通り」をひらがな表記するときも「う」ではなく「お」)

× うなづく → ○ うなずく
(「力(ちから)づく」「ひざまづく」も「づ」ではなく「ず」)

漢字をひらがな表記するときや、
名詞と動詞で表記する際の送りがなの有無
に気をつけたいところです。

 
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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします

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今週は、読者からの興味深いメールをご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 先輩からのアドバイス(3)
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社名の表記

今週は、本メールマガジンへ読者のかたからいただいた
感想やご意見の中から、「なるほど!」「確かに!」と
感じた言葉づかいやメールマナーに関するものを紹介したいと思います。

次のメールは
VOL.1254  < 読み返す際のポイント(3)> 間違い探し
で取り上げた、表記の際注意したい社名についていただいたものです。

<読者からのメール>———————————————-

いつも楽しく拝読しております。

本日の社名のことで、「キユーピー」、知りませんでした。

どうせなら、「キヤノン」も紹介されたら、と思いました。

(読者 A.Mさん)
——————————————————————

「キヤノン」は広く知られているかな、と思い
敢えて「キユーピー」を取り上げたのですが
このように、小文字でなく大文字で表記する社名としてはほかに

三和シヤッター工業
東洋シヤッター
文化シヤッター
シヤチハタ
富士フイルム

などがあります。

そのほか注意を要する社名表記としては…

味の素ゼネラルフーヅ   ×フーズ

ブルドックソース     ×ブルドッグ

アメリカン・エキスプレス ×エクスプレス
三菱レイヨン       ×レーヨン

ニッカウヰスキー     ×ウイスキー
日本トイザらス      ×トイザラス

上記は、上場企業や大型企業の社名で注意を要するものを挙げていますが
身近なところでも
・「ジ」と「ヂ」の違い
・「・(なかぐろ)」の有無
・「ー」と伸ばすのか、「ィ」「イ」と表記するのか
に留意をする必要があります。

ビル名でも「ビルディング」と「ビルヂング」と表記するところが
ありますよね。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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わ~い! 私の手書きPOPも載っとる~。

広島限定情報ですが……
今朝の中国新聞・文化面(13面)に

尾道・啓文社福屋ブックセンターで開催中の
「ツィッター発・作者直筆POPフェア」
の記事が大きく掲載されています。

写真で神垣の手書きPOPも紹介されていて
うれしはずかし…。

この本のPOPを書きました↓
さらりと返せる、大人のメール表現334
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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(3)
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                       「標題」か「表題」か?

<読者からの質問>————————————————

仕事でメールを書いていてふと気になったことがあったので、
神垣さんにお聞きしようと思い、メールを書きました。

「標題」「表題」をどのように使い分けるのか、気になっています。

仕事のメールで、メールの件名を指すときの表現で
「ヒョウ題の件について」と書くことがあるのですが、

このときの「ヒョウ題」は「表題」? 「標題」?
どちらにすべきなのでしょうか。

(中略)

メールの件名を指すのは、どちらが正しいのでしょうか?

(読者 M.T 様)
——————————————————————

M.Tさんの勤務先では
「表題」「標題」どちらも使われていて
統一されていないとのこと。

また、M.Tさん自身もいろいろ調べたところ
結論が出なかったということで質問をいただきました。

朝日新聞の「用語の手引き」では
「標題」は「標題音楽」と使う場合を除いては
「表題」に表記が統一されています。

共同通信社の「記者ハンドブック」でも
「標題」は特別用語として挙げられており、

書名や演説などの題目という意味合の
一般用語としては、「表題」としています。

ですから、メールの件名を指す場合も
「表題」としてよいと思います。

ちなみに、同じ意味合いでも
「ヒョウキ」と表現する場合は
「標記」とするのが一般的です。

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