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今週は、うっかり間違いやすい言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 間違いやすい言葉(2)
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                         「製薬メーカー」?

今週は、思い込みやうろ覚えのまま使ってしまいがちな
間違いやすい言葉を取りあげています。

新規巻き直し ×
新規まき直し ○

「まき直し」の「まき」は「巻き」ではなく「蒔き」です。
改めて種を蒔くことから、初めからやり直すことを意味します。

ちなみに「遅まきながら」の「まき」の漢字も「蒔き」です。
ただ「蒔」は新聞漢字表にない字のため、
平がなで表記されることが多いようです。

製薬メーカー      ×
製薬会社、薬品メーカー ○

「製薬」で薬を製造するという意味なので、
さらに「つくり出す」意の「メーカー」がくると意味が重複します。

資料の付き合わせをお願いします。 ×
資料の突き合わせをお願いします。 ○

自分の資料と相手の資料、二つのものを対照するときには
「突き合わせ」とするのが正しいです。

そのほか気になる言葉として、次のようなものもあります。

知らなさすぎる ×
知らなすぎる  ○

税金を値上げ  ×
税金を引き上げ ○

対処療法 ×
対症療法 ○

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今週は、うっかり間違いやすい言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 間違いやすい言葉
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                    「極め付け」か「極め付き」か

思い込みやうろ覚えのまま、文字を入力してしまうことがあります。
パソコンで入力すると、それっぽい漢字や言葉に文字変換されるので、
気にも留めずそのまま使ってしまうことも多いです。
今週は、そんな間違えやすい言葉を取りあげていきたいと思います。

対応に遅れを取ってしまいました。 ×
対応に後れを取ってしまいました。 ○

「遅れ」は時間の早い・遅いを表すときに使い、
「後れ」は物事の後先を表すときに使用。
「後れを取る」とは、他に先んじられることを意味します。

極め付けの良書です。 ×
極め付きの良書です。 ○

本来は「極め付き」ですが、「極め付け」と混同して使われていること
が多いです。
「極め」とは、書画や刀剣にその価値を鑑定・証明する「極め書き」
「極札(きわめふだ)」のこと。
極めを付けることから転じ「定評があるもの、高い評価を受けている
もの」を「極め付き」と言います。

ですが、「極め」を「極み、極限」と捉え、
「その上、さらに」「挙句の果てに」という意味合いで使われて
いることが多く、次のような表現をよく目にします。
極め付きは豪華なお土産
散々だったうえ、極め付きに帰りは渋滞

剣もほろろな対応   ×
けんもほろろな対応  ○

「けん」は剣ではなく、本来の意味は雉(きじ)。
「ほろろ」はその鳴き声を指します。

「けん」を「慳貪(けんどん)」にかけ、頼みや相談などを冷淡に断る
さまを意味します。

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今週は、迷いやすい同音異義語をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 変換ミスにご用心
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意に反する変換

パソコンの普及で、漢字を手書きする機会がめっきり減ったと
思いませんか?

「薔薇」とか「顰蹙」のような、読むことはできてもすぐには書けない
漢字を自分の文章に簡単に取り入れることができるようになった半面
文字変換機能に頼りすぎて間違った言葉をそのまま入力している
ことも増えたように思います。

私が日ごろから、文字の変換時に紛らわしく感じるのが「おくる」です。

「おおくりします」と入力したとき
「お送りします」「お贈りします」が自分の意図通りに出てこない
ことがあります。
送付したいのに「お贈りします」と変換されることが多いように
思うのは私だけでしょうか。

「おくれます」もクセモノ。
「遅れます」と「送れます」が変換候補に挙がるので、
急いでいるときに入力ミスしやすいです。

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今週は、言葉についてのあれこれです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 言葉の雑学(3)
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                         間違いやすい表現

今週はいつものメール作法から少し離れて、言葉についての雑学を
あれこれ集めてご紹介しています。

今日は間違いやすい表現です。
歳末やお正月にちなんだ言葉で間違いやすいものを挙げてみました。

▼お歳暮
お歳暮のやりとりもひと段落したところでしょうか。
「お歳暮」とは年末の贈り物を指します。

ですから「お歳暮の贈り物」という表現は重言になります。
「お歳暮」または「年末の贈り物」と言います。

▼熱に・・・
インフルエンザが流行中。高熱に襲われたら「熱にうなされる」?
この場合「熱に浮かされる」が正しい表現。
悪い「夢にうなされる」ことはあっても、熱にはうなされません。

元旦
年賀状の最後に書き添える「元旦」。
「旦」は夜明けや朝を意味するので「元旦の夜に」とは言いません。
「一月一日の夜に」とします。

▼古式・・・
お正月の琴の音色。それを表して
「古式豊かに」としたいところですが、正しくは「古式ゆかしく」。
古来のやり方・風情を「ゆかしく」感じることから。

▼鏡開き
酒だるのふたを木づちで割る鏡開き。
このとき「鏡を割る」ではなく「鏡を抜く」と表現します。

鏡割りとも言いますが、「割る」を忌み言葉として
「開き」に言い換えているのです。

結婚式などの祝宴でも忌み言葉とされる「終わり」は使わず
「お開き」を使うことが多いですね。

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真っ先にチェックするみたいです。

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今週は、文章を読みやすくする表記の工夫をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 漢字からひらがなに(5)
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「ください」と「あげる」

「ください」か「下さい」か。これにも使い分けの基準があります。

補助動詞として使う場合の「~ください」「~してください」は
ひらがな書きです。
例)ご確認ください。 ご了承ください。 同行してください。

いただく、ちょうだいするなど、相手に何かを求める意味合いで使う
場合は「下さい」「下さる」と漢字で書きます。
例)お電話を下さい。 お手紙を下さった。

「あげる」「上げる」も使い分けの基準はありますが、漢字書きす
る範囲がより広くなります。メールで使う言葉としては次のような
ケースがあります。
例)お礼を申し上げます。 差し上げる。 利益が上がる。

人のために何かする場合は「~をあげる」「~してあげる」と
ひらがな書きにします。
例)おみやげをあげる。 本を貸してあげる。
会社まで送ってあげましょう。

▼ 接続詞もひらがなに
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ビジネス文書、お役所の文書に多く見られる接助詞に
「又は」「及び」「並びに」があります。

これらも文中にいたずらに漢字を増やすだけなので、
「または」「および」「ならびに」とひらがな書きに。

「および」は接続詞として使う場合は「AおよびB」とひらがなで書きます
が、動詞として使う場合は漢字書きになります。
例)力が及ばず申し訳ありません。 及ばずながら、お手伝いします。

ですが、一番良いのは「AまたはB」「AおよびB」よりも
「AやB」「AとB」とシンプルに書くほうがより読みやすくなりますね。

※参照:『記者ハンドブック』『朝日新聞の用語の手引』

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今週は、文章を読みやすくする表記の工夫をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 漢字からひらがなに(2)
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できる、ほしい

「できる」は文中に頻出する言葉ですが、使い分けの基準があることを
ご存知ですか?

「出来」と漢字で表記する場合と「できる」とひらがな書きにする場合
とがあります。

出来高 出来事 上出来 出来のよい 出来上がり 出来過ぎ

などのように「名詞形」で使用する場合は「出来」と漢字表記します。

一方、「~できる」と動詞や副詞的に使用する場合はひらがな表記に
なります。

できる限り 利用できる 急用ができたので 見ることができる

パソコンで何気なく入力すると「利用出来る」と変換されたりもしますが、
使い分け方を知っておいてもよいのではないでしょうか。

「ほしい」という言葉も同様に使い分けの基準があります。
「欲しい」と書く場合は、「自分のものにしたい」という欲求を表すとき
に使います。

お金が欲しい 人脈が欲しい 物を欲しがる

「望ましい」という意味合いで使ったり、「て」とセット使う場合は
「ほしい」とひらがな書きになります。

やめてほしい 返してほしい 変えてほしい

ちなみに「ほしいまま(自分の思いどおりに事を行うさま)」も
「欲しいままに」「恣に」「擅に」などの表記がありますが、
新聞表記ではひらかなで「ほしいままに」に統一されています。

※参照:『記者ハンドブック』『朝日新聞の用語の手引』

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【しごび】 の お す す め
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「パソコンの横に置いて使っています!」という声をいただきます。

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