今週は、上司が部下に対して送るメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 部下へのメール(5)
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                          歩み寄る姿勢

 今週は、上司から部下にメールを送る際の注意点を
 取り上げてきました。
 

 部下の意見に耳を貸さず
 自分の意向を「ごり押し」していませんか?

 部下からのメールに対し、頭ごなしに否定や非難したり

 いかに自分が正しいかを主張し、追い詰めたり……

 「そんなことではダメだ」
 「話にならない」
 と言い切るのは簡単ですが

 切り捨てられた部下はどうすればよいのでしょうか。

 NGな意見でも、バッサリ切り捨てる前に
 相手の意向を酌んだうえで
 会社や上司としての意向を示し
 歩み寄る姿勢が必要と考えます。

 説得より、部下に与えるべきは「納得」。

 ダメ、ノーと全否定ではなく
 少し遠周りでも
 双方の妥協点をすり合わせる場・作業
 をする時間を設けることで
 部下の「納得」が得られます。

 スピード重視のビジネスシーンでは
 上司が部下を教え導く際にも効率優先で、
 相手の気持ちや感情を置き去りに
 ごり押ししてしまうこともあります。

 ひと呼吸置いて「育てる」意識を持つことが
 大切です。

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 【しごび】 の お す す め
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         広島市中区広瀬北町3-11和光広瀬ビル8F         株式会社ケアプログレスジャパン 内
        
   参加費 3000円(消費税込)
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          ★飲み物とお菓子 付

   定 員 20名(定員になり次第、締め切ります)
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今週は、上司が部下に対して送るメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 部下へのメール(4)
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                          伝え方の問題

 上司から部下にメールを送る際の注意点を
 取り上げていきたいと思います。
 

 部下へメールで指示を出すとき
 「自分流」を貫いていませんか?

 事細かに指示を書きこんだメールを送信したところ
 部下は半分も理解しておらず、愕然。

 あるいは、

 ポイントだけ、かいつまんでメールで伝えたところ
 部下から「よくわかりません。もっと詳しく教えてください」と
 聞き返され、唖然。

 自分は、文書をきっちり読み込んでから進めていくので
 部下も同じようにできるはず。

 自分は全体を先にざっと把握して、詰めていく方だから
 部下も同じようにできるはず。

 と考えがちですが、部下が必ずしも上司と
 「同じタイプ」とは限りません。

 指示を細かく書き込んだメールを送信しても
 それを理解・把握するキャパが相手になければ

 一度にすべて伝えるのではなく
 分けて、段階を追って伝えることが必要でしょう。

 アバウトすぎる指示も、相手に意図が正しく伝わらない恐れがあるので
 メールでポイントを伝えた後
 口頭で細部を説明してフォローする必要があるでしょう。

 自分と同じことができて当たり前なのではなく
 自分と違っていて当然、と思えば

 部下に対する指示の出し方も変わってきます。

 自分の頭の中ではがっちりとできあがって内容・段取りを
 そのままではなく、相手に合わせて
 確実に伝わる方法を工夫するのも
 上司の腕の見せどころではないでしょうか。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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  日 時 3月16日(土) 14:30~

  会 場  楽しい生活動作の研究所
      (株式会社ケアプログレスジャパン 内) 
       広島市中区広瀬北町3-11和光広瀬ビル8F
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  定 員 20名(定員になり次第、締め切ります)
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今週は、上司が部下に対して送るメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 部下へのメール(3)
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                          自分と比べない

 上司から部下にメールを送る際の注意点を
 取り上げていきたいと思います。
 

 実績を残してきた自負のある上司ほど
 自分を基準にして
 部下を評価してしまいがちです。

 できない部下に対して、
 「そんなこともできないのか(知らないのか)」
 「こんなこと常識だろう(できて当り前だろう)」

 挙句の果てに
 「そもそも君は……」
 と部下自身の態度や性格の否定にまで話が及ぶ。

 これでは、部下を奮い立たせることはできません。

 自分はできたことができない部下を
 非難したところで

 部下のやる気は下がるだけで
 ますます悪い循環に。

 できないから否定するのではなく
 できないから教える
 というスタンスで接しなければ
 部下の成長もないでしょう。

 ミスや失敗に対して指摘し、教え導くにあたり
 自分を基準に比較していないか。

 叱咤激励の意味を取り違えないように
 部下を育てる姿勢が必要ではないでしょうか。

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 【しごび】 の お す す め
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 今回の内容
 話すときに限らず
 文を書くときにも、いえ
 文を書く前に必要な“準備”のことを述べています。

 「何が言いたいの?」「何を伝えたいの?」
 と相手に言われる前に必要なこと、とは?

 第51号 論理的であれ 
 ————————————————–
  【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
 ————————————————–
         
 「営業活動に一番大切なもの」って何だろう・・・
 その答えが、このメルマガを読めば分かります。

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今週は、上司が部下に対して送るメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 部下へのメール(2)>
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                          後で責めない

 上司から部下にメールを送る際の注意点を
 取り上げていきたいと思います。
 

 上司から部下の場合に限りませんが
 「後出しじゃんけん」
 のようなメールはNGです。

 「だから、あのとき言ったじゃないか」
 「事前にこうすべきだったのに」

 のように、結果がまずかったからと言って
 前にさかのぼって批判するメール。

 「たら」「れば」と
 後になってぐずぐず指摘されるのは
 誰しも気持ちがよいものではありません。

 特にメールは文字として残るので
 配慮が必要です。

 ミスや対応のまずさは指摘しても
 変えられない過去にさかのぼって批判するのではなく

 結果に対して、どのように対処するかを
 示すのが上司の役割でもあります。

 部下を責めるより、
 何がいけなくて、どう対処すべきか
 を教え導く気持ちが必要と考えます。

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今週は、上司が部下に対して送るメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 部下へのメール
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                            注意する

 上司から部下にメールを送る際の注意点を
 取り上げていきたいと思います。

 上司が部下に送るメールには
 様々な状況が想定されます。

 注意したり、叱ったりする場合は
 「気づいた時点ですぐ」というタイミングが重要です。

 時間をおくほど
 部下も「なぜ今ごろになって?」「済んだことを蒸し返して…」
 という感情が先に立ち、

 上司から指摘されたことを反省・改善する気持ちよりも
 反感の方が強くなります。

 注意する側も
 ・何が(どこが)間違っているのかを示す
 ・なぜ、いけないのか理由を述べる
 ・今後どうすべきかを指示する
 といったポイントを押さえて、指摘します。

 場合によっては
 「当面、対外的なメールは控えるように」
 といった強い指示を出すことも必要でしょう。

 ただ、この場合
 あまりくどくどメールに書くのはNG。

 指摘は簡潔に。
 メールで完結させず
 直接指導して、本人が改善するところまで
 フォローすることも忘れずに。

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今週は、間違いやすい敬語の使い方についてです。
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仕 事  の メ ー ル 作 法                                            < 敬語注意報(3)
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「おられる」

今週は、敬語の適切な使い方について取り上げてきました。
読者のかたから質問がありましたので、回答します。

<読者からの質問>————————————————

尊敬表現について日ごろ気になっている表現があり、
正しいのかお聞きしたく、メールいたしました。

それは、「おられる」という言い方です。

例1 「明日、□□さんはおられますか
例2 「○○さんは日々講演をしておられます

「いる」の尊敬語は、「いらっしゃる」ですが、
たまに「おられますか」と言われることがあります。

「おる」は謙譲語ですし、間違っている表現だと
今まで思っておりました。

しかし、最近はテレビなどでも「おられる」という表現を
耳にする機会が多くなったように思います。

「おられますか」は正しい尊敬表現なのでしょうか。
(読者 T.O)
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「社内にいる」といった存在を指す「いる」の
尊敬語は「いらっしゃる」 → 例)社内にいらっしゃいますか?
謙譲語は「おる」     → 例)社内におります。
です。

上記の質問にある
例1 「明日、□□さんはおられますか
は、正しくは
「明日、□□さんはいらっしゃいますか
です。

「おられますか」の「おられる」は、
「いる」の謙譲語「おる」に尊敬の「~られる」を付けた
誤った使い方と思われます。

例2 「○○さんは日々講演をしておられます」
の「しておられます」の基の言葉は「する」。

「する」の尊敬語は「なさる」「される」ですから、この場合
「○○さんは日々講演をなさっています
「○○さんは日々講演をされています

とするのが適切と考えます。

質問にある「おられる」という表現は
謙譲の「おる」を尊敬語と混同した誤用ですが
口で言いやすいことから使われているように思います。

テレビやラジオで頻繁に使われている
「~させていただく」同様、誤用のまま広まっている
言葉の一つではないでしょうか。

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