今週は、基本的な敬語についてです。
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 「見る」の敬語

今週は、よく使われる敬語表現について、基本を押さえていきましょう。
今回は「見る」の敬語についてです。

「見る」の尊敬語も2通りあります。
「見られる」と「ご覧になる」です。

どちらも目上の人が「見る」という行為の尊敬語ですが、
敬意の度合いは
「ご覧になる」>「見られる」

昨日ご紹介した「言う」が「おっしゃる」>「言われる」のパターンと同様に、

「ご覧になる」の方が「見られる」より敬意を込めた表現に
なります。

例)専務がすでにご覧になっていました

今朝のニュースを見られましたか?

ただ「資料を見られましたか?」と書くと
「見る」の尊敬語「見られる」のつもりで使っているのに
「誰かに見られる(覗かれる)」という意味合いにとられることもあります。

そのような誤解を避けるためにも
「ご覧になる」を使う方が無難かもしれません。

▼ 主語は誰かで、尊敬語か謙譲語かを判断
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「見る」の謙譲語は「拝見する」です。

例)ご送付いただいた資料を拝見しました

気をつけなければならないのは
謙譲語である「拝見する」を尊敬語と取り違えて使ってしまうことです。
例えば…

例)部長からのメールを拝見されましたか

上記の例文は、主語は「あなた(相手)」なので
尊敬語「ご覧になりましたか?」を使うのが適切です。
「拝見する」は謙譲語なので、主語が自分の時に使います。

例)部長からのメールを拝見しました

では、次の例文はどうでしょうか?

例)プレゼン用の資料を拝見なさってください

これも、謙譲語「拝見する」を尊敬語と取り違えていますね。
主語は相手ですから、正しくは…

例)プレゼン用の資料をご覧(になって)ください

です。

 
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