「観賞」と「鑑賞」の使い分け、
できていますか?

「観賞」とは、見て楽しむこと。

 例)観賞用メダカ、和菊を観賞する

「鑑賞」は、芸術作品などを味わい、理解すること。

 例)鑑賞眼、名画を鑑賞する

映画の場合は「観賞」「鑑賞」どちらも使えます。
娯楽作品などを見て楽しむ場合は「映画観賞」。
映画が表現しようとするところをつかみとり、
そのよさを味わう場合は「映画鑑賞」。


「かんしょう」にはほかに
「観照」「勧奨」もあります。

「観照」は、客観的に見つめ、本質を思索すること。

 例)自己観照、人生を観照する

「勧奨」は、そのことをするようすすめ、励ますこと。

 例)特定健診の受診勧奨、納税を勧奨する

ビジネスメールに「観照」を使うことはあまりありませんが
「勧奨」は公用文でよく使われます。

「観」と「勧」の打ち間違いに注意しましょう。
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同音異義語の使い分け、できていますか?
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 間 違 え や す い 言 葉                                      < 読みの違い >
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◎「首長」の読み

「首長」の読みは「しゅちょう」
だと思っていました。

ところが、音声メディアで「くびちょう」
と読んでいたので、
どのような違いがあるのかを調べてみました。

まず「首長(しゅちょう)」の意味から。
デジタル大辞泉によると、

1)集団・組織を統率する長。かしら。おさ。

2)行政機関の独任制の長官。
  特に、内閣の代表者としての内閣総理大臣。
  都道府県知事・市町村長などをさすこともある。

3)カタールやクウェート、またアラブ首長国連邦を構成する各首長国の元首の称。

と3つの意味があります。

同じくデジタル大辞泉では、
「くびちょう」と読むのは、
2)の都道府県知事・市町村長などをさす場合。

その意味としては、
「しゅちょう(首長)2」に同じ。
「市長(しちょう)」と混同を避けるための語という。

とあります。
いわゆる、お役所言葉の一種なのでしょう。

▼参考   漢字文化資料館「漢字Q&A」


似た言葉との混同を避けるため、別の読みにする、という点で
客先の会社のことを口頭では「貴社」ではなく

「御社」と呼び、使い分けるのと似ています。

▼相手の会社の呼称< 適切な呼称(2)>VOL.577

 

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メール対応や言葉について神垣が日々思うこと
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言 葉 コ ラ ム NEW
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本日の配信で、当メールマガジン
4500号を迎えました。

初期から読んでくださっているかた、
最近から読んでくださっているかた、
すべての読者の方々に心からお礼を申し上げます。

2025年、創刊20周年を迎えるわけですが
創刊時は39歳だった私も来年は59歳。

メールもメールの使い方も
メールを取り巻く環境も
20年で変わりました。

個人的に
メールには絶対的なルールはない
と思っています。

ルールのようなものがあったとしても
20年前と現在では、ルール自体が変わってきています。

例えば、メールの開封確認。

20年前は
「メールの開封確認をすべきでしょうか」
という質問が当メルマガに複数寄せられていました。

でも、今は
開封確認を求めるメールを見かけません。

このように
20年前に通用したルールが
今は陳腐化しているケースも少なくありません。

メールをはじめとする
デジタルなコミュニケーションは
日進月歩で進化しているのですから。

ビジネスメールにおいて20年前は
お手本とする定型文や美文が求められていました。

でも、今は、形式より中身。

いかに、的確に、無駄なくスピーディーに
処理・対応できるメールであるか、
がポイントです。

例えば
メールの冒頭の定型文
「いつもお世話になっております」。

わたしは懇意な客先には
使わないことが増えてきました。

代わりに、

「早速、ご返答いただき、ありがとうございます」

「〇〇の件についてご連絡いただき、ありがとうございます」

といった一文を使うことが多いです。

形式的な「いつもお世話になっております」
は1通目のメールだけでよく、
後のメールのやり取りには不要
と思うからです。

というか、書いたところで意味をなしてなく
入力する時間がもったいないとさえ思います。

メールよりビジネスチャットの使用頻度が高い職場では、
もうとっくに
「いつもお世話になっております」は
使われなくなっているのではないでしょうか。

このように
コミュニケーションの進化に伴い
古いルールに縛られず、
自分と相手にとってより良いルールに最適化していくのが
「現在のメール作法」。

当メールマガジン
日々、アップデイトしながら
最適なコミュニケーションの方法をお届けしていきたいです。

これからも
【仕事のメール心得帖】
よろしくお願いいたします。

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「4月3日以降、メルマガが届いていない」
という連絡が読者のかたからありました。

すぐに確認したところ
まぐまぐから Microsoft系のドメイン宛のメールマガジンが届きにくい状況が発生
しているようです。

▼詳しくはこちら
2024/04/03 無料メルマガが届きにくい現象についてのお知らせ

対策として
わたしがおすすめしているのは
まぐまぐの公式アプリ「まぐまぐリーダー」への登録です。

スマホやタブレットからメルマガを読むことになりますが
こちらは配信が止まることは、これまでありません。
わたしも確認用に登録していますし、実家の母にも勧めました。

メールマガジン【仕事のメール心得帖】(無料版)は、
基本的に毎週、月曜~金曜の5日間、午前9時30分の配信で、
長期に配信を休むことはありません。

もし、何日もメルマガが届いてないということがあれば、
まぐまぐの「マイページ」から再送が可能ですので、トライしてみてください。
▼方法はこちら

場合によっては
まぐまぐ側のドメインの受信設定を変更が必要な場合もあります。
▼方法はこちら

ちなみに、メルマガ本文のみでしたら
このブログからお読みになれます。
記事検索もできます。

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同じ読みで表記が異なる言葉を取り上げます。
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 間 違 え や す い 言 葉       < 「解答」と「回答」 >
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「解答」と「回答」の使い分け
できていますか?

「どちらだっけ?」と
使い方を迷いやすい言葉の意味の違について取り上げます。

「解答」は、問題や疑問を解いて答えることを意味します。

 例)試験問題に解答する
   テストの解答用紙
   模範解答

「回答」は、質問や照会、要求に対する返事のこと。

 例)質問に回答する
   会社からの正式回答を待つ
   世論調査の回答率

「解答」と「回答」の違いは
正解があるか否か。

「解答」という字には、

「解く」という字が使われていることからも分かるように 

正解があるのが「解答」。

正解があるわけではなく、
相手の質問や要求に返答するのが「回答」です。

では、大喜利の「かいとう」は
「解答」と「回答」のどちらでしょうか。

大喜利は、お題に対する「正解」はなく、
いかに面白い答えをするかを比べること。
したがって、「大喜利の回答」となります。

人によって答えが違うという点で、
アンケートも「回答」を使いますね。

「テストの解答例に対する質問に回答します」

という一文も
「解答」と「回答」の違いを知っていれば、使い分けることができます。

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言葉について徒然なるままに
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言 葉 コ ラ ム        < AIでできること、できないこと
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AIで生成されたイラストをよく見かけるようになりました。
同様に、文章もAIで生成できます。

いわゆる型通りの文章は、AIを使ってスピーディーに作成できますし、
状況に応じた指示をすれば、“伝わる”文章も作ってくれます。

▼参考記事
心の通ったメールも1分で完成!
ChatGPTを使って御礼や謝罪メールを作る方法

このように
イラストを「描く」ことも文章を「書く」ことも
AIが代替してくれ、それを人が利用するという流れは今後、
もっと増えていくでしょう。

文章に関して言えば、これまで仕事のやりとりで、どう書いてよいか悩み、
時間がかかっていたメールの文章も
AIに指示すれば、整った文をすぐに送信できるようになるでしょうし
すでに利用している人もいるかもしれません。

AIで文章を生成することで、
本来、自分がすべき業務に集中、注力できるならば、大いに活用すればよい、
と個人的には思っています
(ただ、AIで文章を生成するにもテクニックは必要)。

一方で、では、AIで下記のようなメールが書けるだろうか、とも思います。
▼【全文公開】孫正義のスカウトメールに学ぶ「人を動かす伝え方」

画像にある孫正義氏からのメール文。

冒頭は「嬉しく思ったよ」と口語文、
その後に「覚悟です」「出来ません」「幸運なことです」「期待しています」
という文が続き、最後も「がんばろう!」と呼びかける口語文。

「日本のブロードバンドの夜明けのために命をささげる覚悟です」の「ささげる」は
平仮名になっていますが、
AIが書いたら「捧げる」と漢字になっているでしょう。

孫さんのメール文にあって、
AIで生成した文章にないもの。

それは相手に伝えようとする「熱量」。

語りかける口語文と「ですます」調の文が入り混じって生まれる文章のリズム。
漢字変換されてない「ささげる」の文字からは、一気に入力したことが伺えます。

文章としては、ある意味、いびつでアンバランス。
だけど、会食した後、この文面が孫さんから送られてきて
心動かされない人はいないでしょう。

人の感情はきちっと整えることはできません。
天気だとか、会った人だとか、起きた出来事に影響を受けて
都度、揺らぎ、制御がきかいないこともある。

きちんと整ったお手本のような文章はAIで生成できますが
人が持つ熱量やパッションを言葉にすることまではAIにはできません。

学校でも社会でも
整えること、整うことを教えられ、求めらてきたわけですが

人に代わってAIが整えてくれることが増えれば
逆に人は、整わなくてもよいのでは?

例えば、整然と線を引くことはAIに任せ
ペンを持つ筆圧で変わる線の太さや細さ、
癖のある字といった整えようのないものが人が醸し出す“味”として
注目されるようになるかもしれません。

パソコンで打った活字が浸透しきった今
手書きの文字が新鮮に映るように。

文章も、
捉えどころがない感情をどのように表現するか
その人にしか書けない表現力とか、創造力が
一層求められていく気がします。

そのためには
感情を動かす体験をより多くし、
それを言葉にして伝える訓練を積むことが必要。

AIにやすやすと作られてしまうような
整った文章を書いている場合ではないのかもしれません。

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