今週は、適切な表現や言い回しについて取りあげます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                < 気になる表現
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                         使い分けできてる?
メールの文章は
書き言葉が主体でありながら
会話調のくだけた表現も使われることが多く
書き言葉と話し言葉がミックスされている印象を受けます。

ビジネスメールでは対外的なやり取りをすることも多く
敬語を使い、適切な表現を意識して使いますが

プライベートな使用がメインになる携帯メールでは
表現もがらりと印象が変わり、
より口語的で会話に近い表現が用いられます。

どちらが良い悪いということではなく
状況や場面によって
使い分けさえできていれば問題ないことなのですが

学生時代に携帯メールのやり取りしか経験がないと
社会人になってから、ビジネスメールのやりとりに苦労することも…。

例えば、仕事の依頼などを受けるときに使う
「引き受けさせていただきました」。

この場合は
「お引き受けいたしました」
とすればよく、

「~させていただきました」が必ずしも適切な表現ではないことは
当メールマガジンでもしつこく述べてきました。

(参考バックナンバー)

今週は、上記のように
会話と同じ感覚でうっかり使ってしまいがちな言い回しを
ピックアップしていきたいと思います。

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今週は、誘いや依頼の断り方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 断る理由(5)
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                          断った後の対応

 今週は、誘いや依頼の断り方について取りあげてきました。

 今回のテーマに関連して、読者のかたから
 次のようなご意見をいただいたのでご紹介します。

<読者からのご意見>———————————————-

  僭越ながら、私の意見を。

  「依頼を断る」ときに最も大事なのは、
  alternative, つまり代案を示すこと。

  申し訳ないけど、自分はその希望に応えられない。
  けれど、自分に依頼する以外にこういう方法もあるはずだ。
  それをやってみてはいかがですか。
  こういう風に相手に提案することだと思います。

  どうやって相手との関係を傷つけずに断って
  自分の対面を保とうかということに意を使うより、
  相手の身を一番に思いやること。これが最優先。
  このことが、結果的には相手の信頼を得ることにつながると思います。

                           (読者 K.K様)
 ——————————————————————

 K.Kさんのご意見の通り
 断るだけで終わらない対応を心がけることで
 断ることに憶病にならず、
 断った後も良好な人間関係を続けることができます。例えば…

 「あいにく、私は○○のため対応できませんが
  対応可能な人をご紹介できます」

 このように、対応可能な人を紹介できない場合でも
 「対応可能な人をあたってみます」
 という姿勢を示すことも大切です。

 「今日は○○のため、難しいですが
  明日なら朝一番に対応可能です。
  明日までお待ちいただくことはできませんか?」

 このように時間をずらすことで
 対応可能ならば、こちら提案してみるのもひとつです。

 誘いを断る場合は
 「次回は参加しますので、よろしくお願いいたします」
 「また、ぜひお声かけください」
 「知り合いにも声をかけてみます」
 という対応が考えられます。

 自分が対応できなくても
 できる人、できる時間、できる方法を
 提案することを、断る際には気に留めておきたいですね。

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今週は、誘いや依頼の断り方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 断る理由(4)
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即答できない時は…

断りたいのに、断れない。
断る言葉が見つからず、つい「はい」と答えてしまい、
そんな自分を後で責めることに…。

断る言葉や理由がすぐに見つからない時は
保留にしてしまってもいいのです。
例えば…

「少し考えさせていただけませんか?」
「少し時間をいただいてよろしいですか?」
と、自分に猶予を与え、即答を避けます。

「いつまでに返事をすればよろしいですか?」
と、回答の期日を相手に尋ねてもよいでしょう。

即断即決できない
すぐに断ることができない場合は
その場で決めず、一旦、持ち帰ってみるのです。

ですが、保留期間が長くなるほど
余計に断りにくくなるので
結論は早めに出します。

断る場合は、
「よく考えてみましたが、やはり難しいです」
「社内で検討しましたが、同意を得られませんでした」
「当方の手に余る内容で、対処しかねます」
と時間をとって検討したが、不可能であることを
伝えます。

私は、自分が即断即決してしまう方なので
相手から「少し待って」という返答があった時点で
「おそらく難しいのだな」と判断することが多いです。

ストレートに断れない時は
一度保留にしてみるのも一つの方法です。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、誘いや依頼の断り方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 断る理由(3)
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                       詳細に述べなくても…

 相手から招待されたものの
 行けそうにない…。

 そんなときの断り方は

 「せっかくお招きいただいたのに
  この日は先約があり、
  参加できそうにありません」

 「この日は先約があり」という理由を示す一文は
 「やむを得ぬ事情で」
 「どうしても都合がつかず」
 と状況に応じ、言い替えることもできます。

 「せっかくお招きいただいたのに」を文末に持ってきて

 「あいにく、この日は先約があり、
  参加できそうにありません。
  せっかくお招きいただいたのに残念です」

 と結んでもよいでしょう。断る理由をはじめに持ってくるので
 よりわかりやすいです。

 この場合の断る理由は
 「先約があり」「やむを得ぬ事情」「都合がつかず」
 という程度で十分。詳細に述べる必要はありませんが
 理由がないと、相手に訴えかける力が弱まります。

 「せっかく」「あいにく」「残念ながら」という
 緩衝材になる言葉を添えるようにすると
 表現が婉曲になるとともに、気持ちが伝わる文章になります。

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 【しごび】 の お す す め
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今週は、誘いや依頼の断り方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 断る理由(2)
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                        気持ちは無理でも…
 仕事が立て込んでいるときに
 追い打ちをかけるよに仕事の依頼があった場合。
 さて、どのようの断りましょうか?

 「今は無理です!」

 気持ちはそうでも、言葉にするなら
 次のような表現で…

 「お引き受けしたいところですが
  現在のところ、他の仕事で手がいっぱいで
  対応できない状況です」

 と、何もなければ引き受けたいが、
 それがかなわない状況であることを伝えます。

 「現在のところ、他の仕事で手がいっぱいで」に代わる表現としては

 「急ぎの仕事にかかっており」
 「本日中に提出の書類を作成中で」

 のように、相手の依頼に応えられない理由を伝えます。

 続いて、次のように
 「今すぐは無理でも、こうすれば対応可能」という方法を提示し
 フォローを。

 「もし、明日までお待ちいただけるようでしたら
  明朝から早急に取りかかりますが、いかがでしょうか?」

 「15時までお待ちいただけますか?
  この仕事が終わり次第、対応します」

 依頼を断るときは
 「できない」で押し通すのではなく
 「どうしたら、できるか」を相手共に考える姿勢を持ちたいですね。

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今週は、誘いや依頼の断り方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                                                            < 断る理由
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断る前に…

頼みごとや誘いのメールを受け、
OKのときは問題ありませんが
断るのは、メールといえども返信しづらいものです。

ですが、回答を先延ばしにするほど
断りにくくなり、相手にも迷惑をかけます。

最も避けたいのは
「その日はちょっと…」のような曖昧な断り方や
「嫌です」「無理です」といった感情優先の断り方。

断る場合、何かしらの理由を添えると
相手も納得しやすく、角が立ちません。

断ることで、付き合いが終わったりせず
できるできないの意思表示をきちんとしつつ
相手との付き合いを継続させるには・・・

断る際の返信パターンをいくつか知っておくことです。

今週は、そんな断るときの理由について
取りあげていきたいと思います。

▼ 断る前に感謝の言葉を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
どんな断り方をするときにも
使えるフレーズが「ありがとうございます」です。

「ご依頼をいただき、ありがとうございます」
「お声かけいただきまして、ありがとうございます」
「お招きくださり、ありがとうございます」

断る場合もまずは
自分に声をかけてくれた相手に対する
感謝の気持ちを伝えましょう。

メールの初めに「ありがとうございます」があるだけで、
たとえ断りのメールでも悪い印象は与えません。

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