今週は、敬語表現の適切な使い方についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法         < 謙譲語と尊敬語の混同(2)
◆─────────────────────────────────◆
                           不要な「して」

「このたびは弊社にご契約していただき、ありがとうございます」

上記の例文は、うっかり見過ごしてしまいがちですが
謙譲語と尊敬語がダブルで使われています。

「ご~する」「お~する」は謙譲語で
主語は自分。

「ご~いただく」「お~いただく」は尊敬語で
主語は相手です。

そうすると、上記の例文に
謙譲語と尊敬語が一緒に使われていることが
分かりますね。

そう。「して」が不要なのです。

この場合は、「契約した」のは相手ですから
尊敬語「ご~いただく」を使えばよく

「このたびは弊社にご契約いただき、ありがとうございます」

とするのが正しい敬語の使い方です。

「ご紹介していただき」
「ご記入してください」
「ご連絡していただけますか」

のように、本来、謙譲語で使うべき「ご~する」を
尊敬語と混同してミックスして使っているケースが多くあります。

「ご紹介いただき」
「ご記入ください」
「ご連絡いただけますか」

と、「して」を取れば、尊敬語として適切な使い方になります。

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

いよいよ来週。9月14日(金)に浜松で開催!

——————————————————-
 【 仕事で差がつくビジネスメールの書き方講座 】
——————————————————-

「今、自分が書くメールに自信がない」
「こんな時、どのようにメールを書いたらいいの?」
「メールで失敗しないためには何に気をつけたらいい?」

そんな疑問や悩みをお持ちのかたは
ぜひ、この機会にご参加ください!

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む

今週は、敬語表現の適切な使い方についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法          < 謙譲語と尊敬語の混同
◆─────────────────────────────────◆
                       その「謙譲語」大丈夫?

よくある敬語の間違いに
謙譲語を相手の行為に付けているケースがあります。

例えば…

「昼食はいただかれましたか?」

「新商品のカタログです。どうぞ、拝見してください」

「いただく」も
「拝見する」も
相手に対してへりくだるときに使う「謙譲語」です。

上記の例文のように、
本来「尊敬語」を使うべきところに「謙譲語」を使っているケース
が意外と多く見受けられます。

上記の例文を「尊敬語」に直してみましょう。

「昼食は召し上がりましたか?」

「新商品のカタログです。どうぞ、ご覧ください」

「ご覧ください」は「ご覧になってください」としてもよいでしょう。

「敬語を使わなければ!」という意識は強くあるのに
このように「謙譲語」と「尊敬語」を取り違えて使ってしまうと
相手への敬意がうまく伝わりません。

今週は
事例を取り上げながら、「謙譲語」と「尊敬語」の取り違い
について考えていきましょう。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む

今週は、メールで伝達する際の箇条書きの活用についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法              < 箇条書きのすすめ
◆─────────────────────────────────◆
項目に分けて整理

箇条書きとは
「一つ一つの条項に分けて書き並べること。また、そうして書かれたもの」
と辞書にあります。

すべて文章で伝達しようとするのではなく
場合によっては、内容を箇条書きに整理することで
伝えたい内容を正確に相手に伝えることができます。

箇条書きの項目の分け方としては…
・文単位
・句単位

並べ方としては…
・時系列
・重要度・優先順位の高いもの
・順序なし

「時系列」「重要度・優先順位の高いもの」がはっきりしている場合は
順番に箇条書きにしやすいですね。

メール文を書く場合、整理がつかないようなときは
「順序なし」でひとまず、思いつくまま項目を挙げていき
重要度順に並べかえてから、項目ごとに文章化するとよいでしょう。

内容が込み入って、相手に「伝わりにくい」と感じたら
箇条書きに整理しなおしてみましょう。

今週は、効果的な箇条書きのポイントについて
紹介します。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む

今週は、基本的な敬語についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < 基本の敬語(5)
◆─────────────────────────────────◆
 「聞く」の敬語

今週は、よく使われる敬語表現について、基本を押さえてきました。
最後は「聞く」の敬語についてです。

「聞く」の尊敬語には。
「聞かれる」「お聞きになる」があります。

敬意の度合いは
「聞かれる」<「お聞きになる」
となります。

例)日程変更について聞かれましたか

部長から○○についてお聞きになりましたか

尊敬語の場合、「お~になる」「ご~になる」という表現が
より敬意の高い丁寧な表現であると覚えておきましょう。

ほかには「お耳に入る」という表現もあります。

例)移転の件がお耳に入っているかと思いますが…

▼ 謙譲語と尊敬語を取り違えないように注意!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
では、「聞く」の謙譲語は?

「お聞きする」「拝聴する」「うかがう」です。

例)変更点についてお聞きしました
佐藤さんの講演は何度か拝聴したことがあります。
明日の準備についてうかがっておきたいのですが。

自分の言うことを目上の相手に「聞いてください」と
お願いするようなときは…

例)現場の意見もお聞きになってください
現場の意見もお聞きください

です。ここでは主語は相手ですので、尊敬語を使います。

「お聞きしてください」
「拝聴してください」
「うかがってください」
とするのはいずれも、謙譲語を尊敬語と取り違えた間違いですので
注意しましょう。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む

今週は、基本的な敬語についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法         < 基本の敬語(4)
◆─────────────────────────────────◆
「来る」の敬語

今週は、よく使われる敬語表現について、基本を押さえていきましょう。
今回は「来る」の敬語についてです。

「来る」の尊敬語には
「来られる」のほかに
「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」があります。

あれ? と思ったかたもいることでしょう。

そう、昨日紹介した「行く」の尊敬語
「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」
と同じですね。

敬意の度合いは
「来られる」<「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」
となります。

例)広島へはよく来られますか?

社長が明日、視察にいらっしゃいます

お客様がおいでになる時間はいつですか?

○○様は15時にお越しになります。

「来る」の尊敬語としては、ほかに
「見える」「お見えになる」
もあります。

例)部長が見えるまでお待ちします。

昨日、本部長がお見えになりました

ただし、「見える」は「見ることができる」と取り違える恐れもあるため
「お見えになる」を使う方が無難でしょう。

▼ 謙譲語「参る」を尊敬語と混同しない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
では、「来る」の謙譲語は?

「参る」ですね。
これも「行く」の謙譲語と同じです。

例)またこちらへ参ることもあろうかと思います。

目上の相手が「来る」ことを伝える時
うっかり謙譲語の「参る」を使わないように注意しましょう。

例)部長も本店へ参られますか?  ×

これは間違い。主語が相手の場合は尊敬語を使います。

例)部長も本店へいらっしゃいますか? ○

あるいは「お越しになりますか?」とするのが適切です。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む

今週は、基本的な敬語についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < 基本の敬語(3)
◆─────────────────────────────────◆
 「行く」の敬語

今週は、よく使われる敬語表現について、基本を押さえていきましょう。
今回は「行く」の敬語についてです。

「行く」の尊敬語には。
「行かれる」「いらっしゃる」のほかに
「おいでになる」「お越しになる」があります。

敬意の度合いは
「行かれる」<「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」
となります。

例)海外へはよく行かれるのですか?

東京本社へはどのくらいの頻度でいらっしゃるのですか?

お客様がおいでになる前に準備をお願いします。

広島へはよくお越しになるのですか?

では、「行く」の謙譲語は?
「うかがう」「参る」ですね。

例)明日、御社へうかがうことになっています。

9時に新幹線口にお迎えに参ります

▼ 「行ってください」⇒「うかがってください」ではない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ここで気をつけたいのが
目上の相手に「行ってください」と伝える場合。

うっかり謙譲語の
「うかがってください」を使いそうになりますが

「行く」行為の主語は相手ですから
自分を主語にした謙譲語「うかがう」を使うのはNGです。

この場合は「お越しください」が適切。

例)会場へは駅からタクシーでお越しください

ほかに「タクシーでいらしてください」のように
「いらしてください」という言い回しもあります。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む