今週は、メールの失敗とその対応策についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < こんなとき、どうする?(2)
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                      敬称を付け忘れていた場合

ビジネスメールのやりとりで
「やってしまった!」という失敗と
そんなとき、どのように対処するかを
今週は考えていきましょう。

▼ケース2:敬称を付け忘れてメールを送信していた

名前も社名も間違えていないのに
敬称を付け忘れたままメールを送っていた……

これも“痛い”ミスですが
気づいた時点で、すぐに非礼を詫び
敬称を付けたメールを再送します。

お詫びの一文には
「すみません。○○様の宛名に敬称を付け忘れていました」
のように「忘れた」という言葉は印象がよくないので

敬称のない宛名でメールを送ってしまい、大変失礼いたしました。
 お詫び申しあげます

のような言い回しの工夫を。

相手の社名のほか、
相手の商品名やサービス名など、重要な語句を間違えてしまった場合も
メールの冒頭に次のような一文を添え、正しい文面のメールを再送します。

(社名の間違いの場合)
社名を誤って表記しておりました。大変申し訳ございません

(商品名などの間違いの場合)
文面に間違いがあり、大変失礼いたしました。
 改めてこちらをご覧ください

自分にとっては「うっかりミス」でも
相手からすると、
社名や商品名などを間違えたメールは
自社が軽んじられているという印象を抱き
よい気持ちはしないものです。

「相手の心をつかむメール」の第一歩は
こうした基本的なポイントをきちんと押さえたメールです。

送信前に必ず読み返し
抜けや間違いがないように気をつけましょう。

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今週は、読者の方からいただいた質問にお答えします
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  仕 事 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(2)
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                       「部長様」という表記

VOL.2201で配信した「各部門ごと」< うっかり重複(2)>

に関連した質問をいただきました。

<読者からの質問>————————————————

重複とは直接関係ないのですが、
本日配信のメルマガを拝見して考えてしまいました。

「各位殿」や「各位様」はやっぱり違和感があります。
ただ、最近は言葉の使い方に変化があるのではないでしょうか?

社内外問わず、
○○課長(部長)様(殿)
という記述を見かけることが多くなりました。

それなりに年を重ねた人も使っているので、
単に「言葉に慣れていない」ということでもないようです。

言葉の使用法の変化について、神垣さんのお考えにも関心があります。
(読者 K.Mさん)
—————————————————————–

当メールマガジンでも
「課長」とか「部長」は敬称になるので
「様」や「殿」を付ける必要はない、と一貫して述べてきました。

わたし自身も、役職のある相手へのメールでは
「佐藤部長」「高橋課長」と宛名に書き
役職の後に「様」「殿」は使わないようにしています。

しかし。

K.Mさんからいただいた質問
実は、メール講座でもよく尋ねられるのです。

「役職に『様』を付ける必要はないと分かっているが
いざ、自分がメールを送るときは、相手に失礼な気がして
『部長様』『課長様』としてしまう」
と。

そして、メールを受ける側の方たちにも実際に聞いてみると
自分宛てのメールが役職名だけで『様』がないと
(つまり、「田中社長」という表記)
違和感がある、という声があります(特に男性管理職に多いです)。

実際のメールのやり取りでは
「役職+様」でメールを送り
受ける側もそれを望んでいるケースが
少なくないということです。

理屈は分かっていても
気持ちとして抵抗がある、ということなのだと思いいます。

慣習として
「役職+様」が定着している感もあり
この流れは止められないのかもしれません。

対処法としては
ファーストコンタクトでは宛名を
「ABC株式会社 総務部長 小林様」
「社名+役職+名前+様」とフルで表記

2回目以降のメールでは
「ABC 小林様」
と、「社名+名前+様」で統一するという方法があります。

「様」はもっとも一般的な敬称で
役職にかかわらず使えます。

ですから、メールのやり取りでは
宛名の敬称を「様」に統一しておけば
失礼にはなりません。

というのが、現時点でのわたしの見解です。

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今週は、メール送信時の留意点についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールでしてはいけないこと
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宛名の「様」

今週は、主に新入社員の方に向けて
ビジネスメールで「してはいけない」ことについて
とり上げていきたいと思います。

まず、注意したいのが
宛名の書き方です。

○○○株式会社
山本部長

このように役職名の後に「様」
という敬称は不要です。

なぜなら、「社長」「部長」という役職名が
すでに敬称だからです。

最初のコンタクトでは

株式会社○○○社長
佐藤

○○○株式会社 部長
山本

という宛名とし
2回目からは

佐藤様(または佐藤社長)
山本様(または山本部長)

といった宛名にすることをお勧めします。

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今週は、読者の方からいただいた質問に回答します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(2)
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                           署名に役職名

<読者からの質問>————————————————

本日は、メールの署名について
教えていただきたくメールいたしました。

署名には、会社名や住所など、必須要件があると思いますが、
「役職名」は書くべきなのでしょうか。

ビジネス文書の手紙と考えると、必須なような気がするのですが、
メールだと必要ない気もします。

また、いただくメールも様々ですし、
「課長」は書くけど、「主任」は必要ない?
など、迷ってしまいます。

メール作法としては、どんな風に考えたら良いのでしょうか。
アドバイスいただけると嬉しいです。
(読者 Y.Kさん)
——————————————————————

メールの署名には役職名を入れなくてよい
と言うのが当メールマガジンの見解です。

理由はこちらのバックナンバーに
書いていますので、ご覧ください。

< 読者からの質問(2)> 署名に役職

基本的に、役職等も知ったうえでの
メールのやり取りであれば、署名に役職は必要ないと思うのですが
いかがでしょうか。

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 読者からの質問(2)
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「従業員様」?

<読者からの質問>————————————————

コンサル会社から、当社宛に下記の件名のメールが届きました。

「従業員様のレベルアップに関する打合せについて」

コンサル会社からみると当社はクライアントです。
ただ、いくらそのような関係でも、
【従業員】という言葉に【様】は必要ないと思いますが
いかがでしょうか?

メール本文にも
【御社の従業員様】という一文がありました。
これも、すでに【御社】と書かれていますので
【様】はいらないと思います。

同様に【担当者様】という表記も不自然な気がいたします。

(読者 A様)
——————————————————————

おそらくメールの送り主は
客先であるAさんの会社に対して「従業員」と表記するのが
失礼になるのではと考えて
「従業員様」と「様」を付けたのでしょう。

しかし、Aさんが疑問に思うように
すでに取引がある会社と会社ですから
必要以上に丁寧に表現することもない気がします。

この場合
「従業員のレベルアップを図るための対策」
という内容を指すと思われるので
「従業員レベルアップ」という一つの名称として捉え

【従業員レベルアップに関する打合せについて】

という件名として差し支えないと考えます。
あるいは、「従業員様」とせず「従業員の皆様」として

【従業員の皆様のレベルアップに関する打合せについて】

としても収まりがよいのではないでしょうか。

「担当者様」については
担当者の名前が分かっている場合は、「佐藤様」のように
「名前+様」とするのが自然です。

しかし、担当者名が分からない場合の宛名表記は

【○○○○株式会社
広報ご担当者様】

のような使い方はします。
メール本文で使う場合は

【広報のご担当者にお伝えください】

という表記で十分と考えます。

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法                < 読者からの質問
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                         「株式会社 様」?

<読者からの質問>————————————————

○○○○株式会社 殿 / ○○○○株式会社 様

・【殿・様】は人名の後に記す言葉だと思うのですが、間違いですか?
封書やハガキの宛名には社名の後に【御中】と書きますが・・・。

・同様に【○○社長様】【○○部長殿】などという言葉も
よく見かけますが、必要でしょうか?
【各位殿・各位様】と同じぐらいの違和感を覚えます。

・【殿・様】を付けるなら、【○○株式会社 社長 ○○様/殿】
だと思いますが、間違いでしょうか?
(読者 I様)
——————————————————————

社名や団体名に使う敬称が「御中」です。
「殿」や「様」は人名に付ける敬称ですので
上記のように社名に「殿」「様」を付けるのはNG。

「社長」「部長」などの役職名も敬称ですので
役職名の後に「殿」「様」を付ける必要はありません。

「殿」は人名に付ける敬称ですが、
最近では「様」に置き換えられることが増えているようです。

「○○株式会社 ○○社長」

として失礼にはなりませんが、
「社長(役職名)」だけ書くことに抵抗がある場合は

「○○株式会社 社長 ○○様」 → 社名+役職+名前+「様」
と表記すればよいでしょう。

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