今週は、意味が同じ言葉を重ねていないか、についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法            < ありがちな重言(3)
◆─────────────────────────────────◆
                         数を表すときの重言

今週は、知らず知らずのうちに使ってしまう重言(重ね言葉)を
紹介しています。

例)約500人ほどの来場者

「~ほど」は「おおよそ~くらい」という意味があるので、
おおよそを指す「約」と意味が重なります。
そのため、「約」と「ほど」はセットでは使いません。
⇒ 約500人の来場者
⇒ 500人ほどの来場者

例)費用としては、およそ千数百円です。

⇒ 費用としては、千数百円です。

「およそ」も「約」も「だいたい千円」という意味で使っているので
「千数百円」と百円単位までの数を示すのであれば
「およそ」や「約」は不要。

例)大別すると、次の2つに分けられます。

⇒ 大別すると、次の2つになります。
⇒ 大きく次の2つに分けられます。

「大別」とは、大まかに分けることなので、「分けられます」を使うと
意味が重なります。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

企業の人事、労務の実務に役立つツールと情報満載のWebマガジン
「ジンジュール」での連載、再開! バックナンバーも好評です。

————————————————————-
 【ビジネスパーソン メール術】(11)
————————————————————-
メールも表現のぜい肉を落として、すっきり簡潔に!
————————————————————-

コピー&ペーストしてすぐに使えるメール文例集はこちら

記事全文を読む

今週は、意味が同じ言葉を重ねていないか、についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法       < ありがちな重言(2)
◆─────────────────────────────────◆
外来語と日本語の重言

今週は、知らず知らずのうちに使ってしまう重言(重ね言葉)を
紹介しています。

例)過去のバックナンバーを参照してください。

「バックナンバー」とは、雑誌など、定期刊行物の旧号のこと。
バックナンバー自体が過去のものを指します。
⇒ バックナンバーを参照してください。
過去の号を参照してください。

例)一番ベストな選択です。

「一番」と「ベスト」が重言。
同様に「最もベスト」も意味が重なっています。
書き換えると……

⇒ ベストな選択です。
⇒ 一番良い選択です。 
⇒ 最良の選択です。

例)その方がよりベターです。

「ベター」は何かと比較して、より良いことを指すので
「よりベター」は意味が重なります。書き換えると……

⇒ その方がベターです。
⇒ その方がより良いです。

外来語は本来の意味を考えずに使うと、
上記のような重言になることがあるので注意しましょう。

<追記>2021.08.04
 外来語と日本語の重言としては、ほかにも
「思いがけないハプニング」「製造メーカー」
 が挙げられます。
 話し言葉では気づかず使いがちですが、
 文字に書いて読むと意味の重なりが分かりますね。

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

来週、10月18日(火)に開催します!

————————————————–
☆☆お客様の心をつかんで離さない☆☆
————————————————–
  【 マイ・メディア 育成&活用術セミナー 】
————————————————–

[第1部]
マス・メディアからマイ・メディアへ!
~ 広く浅くより、深く確実に伝わる 個人媒体発の情報発信術 ~

を神垣が担当します。

実際の成功事例などもご紹介しながら、
個人発の「マイ・メディア」の育て方について
お話しします。ご期待ください!

●日 時 : 10月18日(火)13:30~17:00
●場 所 : 株式会社 弘法 様 3階セミナールーム

【参加無料】です。

▼詳しくはこちら

記事全文を読む

今週は、意味が同じ言葉を重ねていないか、についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 ‎の メ ー ル 作 法               < ありがちな重言
◆─────────────────────────────────◆
                          「刷新」の重言

重言とは、「犯罪をおかす」のように、同じ意味を持つ言葉を重ねて使っ
てしまうことです。

話し言葉で使うと気がつかなくても、
書き言葉にすると「おや?」と思うことがあります。

知らず知らずのうちに使ってしまいそうになる重言を挙げ、
その言い換え例を示しました。

例)全く新しいものに刷新しなければなりません。

全く新しいものにすることが「刷新」なので、明らかに意味が重なって
います。
⇒ 全く新しくしなければなりません。
刷新しなければなりません。

例)工事は未だに未完成です。
⇒ 工事は未完成です。
工事は未だに完成していません

例)あらかじめ予約しています。
⇒ 予約しています。
あらかじめ確保(決めて・約束)しています。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

★8冊目の著書「迷わず書けるメール術」発売中!

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」
神垣が企画・編集を担当しました。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む


今週は、誤った敬語の使い方についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < おかしな敬語
◆─────────────────────────────────◆
 「あられる」

相手に失礼にならないように、と誰もがメールの言葉遣いには
気を使います。

敬語もその一つですが、丁寧な表現を意識するあまり、
過剰な敬語や誤った敬語も見受けられます。

今週は、そんな“おかしな”ことになっている敬語の事例を
紹介していきましょう。

(例文)
× 下記の中で、ご要望・ご興味があられるサービスをお知らせください。

意外とよく目にするのが「あられる」という表現。
「ある」の尊敬語として使われているようですが、これは間違いです。

「れる」「られる」を使えば、なんでも即、尊敬語になるわけではありません。
「ある」の尊敬語は「おありになる」です。

上記の例文を書きかえてみましょう。

(例文)
○ 下記の中で、ご要望・ご興味がおありになるサービスをお知らせください。

この場合「おありになる」の後に「お知らせください」とあり、
「お」の付く敬語表現が続くので
「ご要望・ご興味のあるサービスを」とする方がすっきりします。

◎ 下記の中で、ご要望・ご興味のあるサービスをお知らせください。

「ある」の尊敬語は「おありになる」ですが、
文の前後の表現との兼ね合いで、敬語が続いてしつこくなるような場合は、
必要以上に敬語を使わない選択があってもよいと思います。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

記事全文を読む
今週は、ビジネス文書→メール文への書きかえについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法    < メール仕様に書きかえる(4)
◆─────────────────────────────────◆
                      「以上+ひと言」で結ぶ

ビジネス文をメールに書きかえる際の「書きかえポイント」として
次の3つを挙げました。

1)「拝啓」などから始まる前文は不要
2)「記」で始まり「以上」で終わる「記書き」をメインに
3)「記」はなくてもよく、「以上」にひと言添えて結ぶ

昨日は2)の「記書き」について解説し、

ビジネス文の「記書き」部分をメールに反映するとよいことを
述べました。

ビジネス文書では「記」をセンター合わせにして、必要事項を記述し
最後に「以上」を右端に配して結ぶのが定型のパターンです。

これをメール文にする場合は、「記」は省略してよく、
「○○についてお知らせします」といった前置きの後、
必要事項を挙げていきます。

「記書き」では「記」に呼応して、最後に「以上」が使われているので、
両方をセットで使いますが、
メールで「記」を省くのであれば「以上」で結ぶ必要もない
ということです。

「記」をセンターに、「以上」を右端に配置するのも
メールではあまり意味をなしません。
ずれて見えたり、文字を寄せる手間がムダにかかるためです。

社内向けのメールでは、結びの表現として「以上」を使うのは差し支えない
と思いますが、社外宛てには
「以上です。ご確認のほど、よろしくお願いたします」
「以上、ご確認をお願いいたします」
のように「以上+ひと言」で結ぶようにすると丁寧です。

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

日本の高校生を元気にする
「高校生新聞」7・8月号

◎先輩社会人を訪ねて「高校時代に見た写真 建築の道に進む原点に」

中国で活躍する建築家・青山周平さん
の取材記事を神垣が担当しました。

高校生に役立つ情報がいっぱい!
「高校生新聞」のご購読はこちら

検索して、このブログへたどり着いたあなたへ

ビジネスメールを書くときに役立つ
最新の記事が無料で読めます。

平日日刊で無料配信。登録はこちらから
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む

今週は、読者からの興味深いメールをご紹介します。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 先輩からのアドバイス
◆─────────────────────────────────◆
                      「しょっちゅう」の意味

今週は、本メールマガジンへ読者のかたからいただいた
感想やご意見の中から、「なるほど!」「確かに!」と
感じた言葉づかいやメールマナーに関するものを紹介したいと思います。

次のメールは
VOL.1234 < 気になる表現(2)>で取りあげた
「しょっちゅう来られるんですか」
についていただいたものです。

<読者からのメール>———————————————-

「しょっちゅう来られるんですか?」

たしかに書き言葉で使うことはありませんが、
引っかかったのは「しょっちゅう」のほうです。

「頻繁に」とか「たびたび」といった高頻度をあらわす単語に
置き換えられたかなあ? とふと立ち止まりました。

「しょっちゅう来る」というよりも
「しょっちゅう来ている」というふうに状態を表す形で
使っていたかと・・・いや「しょっちゅう居る」とは言わないかな?
となんだか混乱してきました。

頻度がとても高くなって、もはや連続した行為の
形容となっているのでしょうか。

ちなみに私の場合、丁寧に書くときは
「たびたびお見えになりますか」とか
「よくお出でになりますか」が多いように思います。

何十年もまえに日本に生まれて、ずっと生きているのに、
言い回しには毎日迷います。
迷いながらも、ふと気に入る表現が見つかったりすると、
気持ちが晴れます。
(読者 Y.Aさん)
——————————————————————

「しょっちゅう」の意味は、
「頻繁に、たびたび」といった高頻度を指すものではなく
「いつも、常に、始終」という意味。
英語なら「always」に相当する表現のようです。

ですから、Y.Aさんのご指摘の通り
「しょっちゅう来る」ではなく
「しょっちゅう来ている」とする方が
「しょっちゅう」の使い方としては適切です。

VOL.1234では、
文例としての取り上げ方がまずかったですね。失礼しました。

「~へはしょっちゅう来ているんですか?」という表現を
丁寧に言い替えるなら
Y.Aさんが挙げてくださっているように

「~へはよくおいでになりますか」

と、「いつも、常に」という意味合いで「よく」に置き換える
と収まりがいいですね。

思いこんで気づかずにいる
ちょっとした言葉の捉え方の違い…
気をつけようと思いました。

それにしても、
Y.Aさんの最後の文が素敵だと思いませんか? 心に残りました。

メルマガ詳細
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
メルマガ詳細
記事全文を読む