今週は、 贈り物を渡すときのフレーズについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 贈る気持ちを伝えるひと言(5)
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                        贈られる側のひと言

今週は、贈り物をするときに
添えたいひと言を紹介してきました。

物品を贈るときに気持ちを伝えるひと言を紹介してきましたが
贈り物を受け取る側として返す言葉を
最後に紹介しておきましょう。

頂き物へのお礼の言葉として

お心遣いいただき、ありがとうございます」

珍しいものを頂き、ありがとうございます」

が挙げられます。

「ありがとうございます」の前に
品物に込められた相手の気持ちを汲むひと言を
添えるといいですね。

食べ物であれば

「早速、皆でいただきます(ました)」

食べ物以外の物品であれば

早速、使わせていただきます(使っております)

のように、その後どうしたかを伝えるのもよいでしょう。

贈る側は、相手に喜んでほしい、気に入ってほしいという気持ちがあり
受け取った側の反応を気にしているものです。
必要以上に言葉を飾る必要はありませんが

「皆でおいしくいただきました」

「とても重宝しております

といった具合に、食べたり使ったりした感想を添えると
それが感謝の気持ちを伝えることにもなります。

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今週は、 贈り物を渡すときのフレーズについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 贈る気持ちを伝えるひと言(4)
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                        「つまらないもの」?

今週は、贈り物をするときに
添えたいひと言を紹介しています。

物品を贈るときに、
つまらないものですが
と、いう定番フレーズがあります。

大したものではないのですが……
という謙遜の意が
「つまらないもの」
という言葉には込められているのですが

これに代わる、
もっと感じの良い言葉はないでしょうか。

心ばかりのもの(品)ですが

形ばかりではございますが

はどうでしょう。

心ばかりのものですが、皆さまで召しあがってください

形ばかりではございますが、お祝いの品をお送りしました

「つまらないものですが」と
必要以上にへりくだらなくても
「ほんの気持ちです」という
心遣いが伝わる言い回しです。

弔事のとき、お供えやお花を送る場合も

心ばかりでございますが、御花料を別封にて送付いたしました」

形ばかりでございますが、どうかご霊前にお供えください」

のように使うことができます。

このほかに
ささやかではございますが
些少ではございますが
といった言い回しもあります。

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今週は、 贈り物を渡すときのフレーズについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 贈る気持ちを伝えるひと言(3)
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                      「お口に合いますかどうか」

今週は、贈り物をするときに
添えたいひと言を紹介しています。

昨日は、食べ物を贈るときのへりくだった言い回しとして
「ご笑味ください」
を紹介しました。

これに関連して、
食べ物を渡す、あるいは送るときに

相手の好みに合っていると良いのですが……が
という気遣いを伝える言葉として

お口に合いますかどうか

があります。

「実家で作っている桃ですが、お口に合いますかどうか

「広島で評判のお菓子をお送りしました。お口に合うとよろしいのですが

のように使います。

相手に食べ物を勧めるときのへりくだった言葉としては

お口汚し」

があります。

粗末であったり、わずかなもので恐縮ですが……
という気持ちを伝えるもので

「ほんのお口汚しですが、お召し上がりください」
のように使います。

「これ、おいしいですよ!」「珍しいものですから、どうぞ!」と
ぐいぐいアピールする言い回しとは反対に
控えめに食べ物を勧める日本的な表現です。

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今週は、 贈り物を渡すときのフレーズについてです。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法     < 贈る気持ちを伝えるひと言(2)
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                         「ご笑納ください」

今週は、贈り物をするときに
添えたいひと言を紹介します。

昨日、紹介した「お納めください」

に関連するフレーズとして
ご笑納ください
があります。

文字通り
「笑って納める」ことで

人に贈り物をするときに
「たいしたものではありませんが、笑って受け取ってください」と
いう謙遜の意を伝える言い回しです。

つまらないものですが受け取ってください
と書く代わりに

心ばかりの品をお送りいたしましたので、ご笑納ください

のように使います。

食べ物を贈るときのへりくだった言い回しとしては
ご笑味ください
もあります。

「実家で採れたサクランボですが、ご笑味ください

のように使います。

弔事で香典やお供えを相手に渡すときは
「笑」という言葉が使われている「ご笑納」「ご笑味」を使うのは
抵抗があります。

このような場合は
どうぞお納めください
ご霊前にお供えください
とする方がふさわしいでしょう。

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今週は、 贈り物を渡すときのフレーズについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 贈る気持ちを伝えるひと言
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                         「お納めください」

お中元のシーズンです。
日ごろの感謝をこめて物を贈る、贈られる機会が増えます。

今週は、贈り物をするときに
添えたいひと言を紹介します。

先方に中元の品を送った連絡をメールでする場合。

「お中元を送ったので、受け取ってください」

事実を伝達していることに違いはありませんが
少々、味気ない一文です。

「受け取ってください」を
「お受け取りください」
とすれば、もう少し丁寧になります。

さらに感じの良い言い回しとして
覚えておくとよいのが

お納めください

です。

「お中元(の品)を送らせていただきましたので、
どうぞお納めください

とすれば、文全体がやわらかく品よくなります。

「お中元」というほどのものではないけれど
ちょっとした贈り物を届けるという場合には
「心ばかりの」
を使うとよいでしょう。

心ばかりの品ですが、どうぞお納めください

のように伝えます。

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今週は、 注意したい敬語の使い方を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 気になる敬語(5)
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                        「お得意様各位」

今週は、間違いやすい敬語の使い方を取り上げてきました。

敬語に関連して
敬称について読者の方からいただいた質問をご紹介します。

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私の勤務先で毎朝顧客向けに送信する通知文があるのですが、
宛先が「お得意様各位」となっているのが気になりました。

普通は「得意先」と使い、「お得意」とは使わないので正しくは
「お得意先様各位」ではないかと思いました。

しかしさらに考えるうち、
「お得意先」は十分先方を敬う表現なので
この場合、二重敬称を避ける意味で
「お得意先各位」が適切なのかとも。

または「お」を付ける場合は「お得意先各位」、
「お」を付けない場合は「得意先様各位」が正しいのか?

得意先を他のことばに置きかえて、

取引先様各位
お取引先各位
お取引先様各位
お客様各位・・・

などと書き並べてみましたが、
どれも正しいような正しくないような
しっくりこない状態に陥ってしまいました。

貴メールマガジンのバックナンバーも検索してみましたが
この件は取り上げられたことがないのか見つかりませんでした。

お忙しいところ誠に恐縮ですがご教示いただければ幸いです。
(大阪の読者 T.Nさん)

————————————————————

「各位」とは、
多くの人を対象にして、その一人一人に敬意を表す語。

「各位」という語そのものに
「皆様」「皆様方」という意味があります。

したがって
 「お得意様各位」の「様」は不要です。

ただ、
「お得意各位」という敬称もしっくりきません。
「お得意先各位」「お取引先各位」も同様です。

「お得意様」「お得意先」「お取引先」は、
社内でお客様の中でも特別な存在の顧客を
指す呼び名と捉えると

その顧客に宛てる文書では
「お客様」
とする方が自然と考えます。

この場合
「お客様」
あるいは
「各位」
という宛名で差し支えないと考えますが
いかがでしょうか。

<追記>

上記以外の書き方として

 お得意先の皆様方

 お取引先の皆様方

も追記します。

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