今週は、メールの件名について再考します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 件名あれこれ(3)
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同じ件名の見分け方

常に同じ件名で送信されるメールがあります。
例えば「社内報について」という件名。

発行するごとに号数は変わり、主に原稿の送付とはいえ、
その都度メールの内容も変わるはずですが
件名がいつも「社内報の件」だと、受信する側は少々困ります。

私が使っているメールソフトは「Thunderbird」なのですが

受信したメールをスレッド表示する設定にしているので
同じ件名が続くと、スレッドがどんどん長く伸びていき
見分けがつかなくなることがあります。

送信する側としては
定期の仕事のメールのやり取りなのだから
同じ件名でいいではないか
と思いがちですが、

受け取る側にとっては、
区切りや違いが判別しづらく、間違いの元になりかねません。

▼ 整理してメールを送る習慣を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同じ仕事であっても、メールの件名を
「社内報80号の件」とすれば
号数が変わるごとに受信ボックスの中で判別しやすくなります。

さらに
「社内報80号 P1-2 原稿」
「社内報80号 表紙 写真6点」
のようにページ数や点数を入れると、より区別しやすくなります。

同じ項目に複数のデータを分けて送るときは
「社内報 P9 画像-1」と通し番号をふったり
「社内報 P9 画像-1/3」と全体の中の何番目に相当するか表示
しておくのもよいでしょう。

同じ件目に整理番号を付けるだけで
送信する側も受信する側も、後の処理がしやすくなります。

G-mailの場合は
「社内報80号」で検索すれば、
その号でやりとりしたメールがさっと検索できるので便利です。

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今週は、メールの件名について再考します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 件名あれこれ(2)
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件名の句点

「件名に句点は必要なのでしょうか?」
と人から尋ねられ、即答できませんでした。

私自身も、件名に句点を入れたり、入れなかったり
することがあるからです。

通常、件名の多くは
「○○の件」
「○○に関するご連絡」
のように体言止めで終わったり

「○月○日の打ち合わせについて」
と件名が終わることが多いのですが、たまに

「○○の原稿です」
「○○のご協力をお願いします」
と件名が一文になることがあります。

「至急ご返信お願いします!」のようなケースだと
エクスクラメーション・マーク(!)で強調したりもしますが

「です」「ます」で終わる普通の文章の件名の場合
句点を付けるべきか否か
私自身も迷うことが多いのです。

▼ 件名はタイトル、と考えると…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「モーニング娘。」に代表されるように
名詞など、本来付けるべきでない言葉にも句点を付けて強調することが
流行して、迷いを感じている人もいるかもしれません。

私は、あれこれ迷った挙句、
「○○の資料、拝受しました(神垣)」とか
「お便り、ありがとうございます【しごび】神垣」
のように、文の後に名前を入れて
見た目の収まりをよくしていました(単なる自己満足ですが…)。

件名に句点はあってもなくてもいいものかもしれませんが
考え方としては…

件名とは本来、メール本文のタイトルに相当するもので
メール本文の文章とは別物であることから
句点は不要
としていいのではないでしょうか。

いずれにせよ、私のように
その都度、句点を入れたり入れなかったりするより
どちらかに統一することが大切です。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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お待たせしました!
カレンダーがやっとできあがりました。

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★ 筆文字カレンダー2010【 こころの扉 】★ 
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2010年版の今回は、がらりと仕様を変更しています。
従来の壁掛け式から、専用のフォルダーで立てかけるタイプに
変わりました。

残念ながら、この2010年版を最後に
筆文字カレンダーの制作は終わりにします。
毎年ご購入くださっていたかたも多く
申しわけなく思っています。

でも、かなり満足のゆく仕上がりですので
ぜひ、来年1年間、お手元に置いてやってください!

★ 筆文字カレンダー2010【 こころの扉 】

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今週は、メールの件名について再考します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 件名あれこれ
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件名にまつわる悩み

毎日、おびただしい数のメールのやり取りをしていても
メールの件身に関する悩みは尽きません。

「果たしてこれでいいのだろうか…」と思いつつ
送信ボタンを押すことも少なくないのです。

例えば、初めてメールを送る相手や付き合いが浅い相手には、
件名にも自分の名前を入れるようにしているのですが

例) ○月○日の打ち合わせの時間について(神垣)

返信時に、そのままの件名で返してくる相手と
( )の部分をを自分の名前に書き換える相手と
2通りあります。

私の場合、
なるべく相手のスタイルに合わせた件名にすることを
基本にしているので

自分から送信したメールの返信の件名を見て
相手が件名をそのまま使うタイプか
その都度、変えるタイプかを知り
それ以降は、相手のスタイルに合わせるようにしています。

その人自身の癖や習慣ということもありますが
職場の習慣やルールに基づいているケースもあるので
相手に合わせるのが一番という結論に達したのですが

そうすると、「これが決定版」という方法が見つかりにくく
その都度、迷ったり悩んだりすることになるのです。

今週は、少しでも効率的・効果的な件名にする方法を
考えていきたいと思います。

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今週は、言い切る場合とそうでない場合の表現について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 表現のメリハリ(4)
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煮え切らない表現

今回のテーマに関連して、読者のかたからいただいた
メールをご紹介します。

<読者からのおたより>——————————————–

今日のメルマガの話題に関係ないかもしれませんけど、
一つぼやいていいですか?

「・・・したいと思います」

もうすっかり市民権を得てしまいましたね、この二重表現。
私だけは絶対使わないでおこうと心に決めております!

でも、話すときはつい使いがちですよね。
それくらい便利な表現。
それは身をもってわかります。

だからこそ、言い切る人に好感が持てます。
特にヒーローインタビューでは使わないでほしいな~。

「明日からも頑張りたいと思います!」

思わんとガンバレよ!(笑)
(読者 S.Yさん)
——————————————————————

「~したいと思います」
確かに便利な言葉ですよね。

定番フレーズとして普及している感もありますが
受け取り方によっては、あいまいな印象、自信がない印象を与える
フレーズです。

私も客先へのメールには
極力使用することを避けています。

「20日午後には伺いたいと思います」
「本日中にお送りしたいと思います」
よりも
「20日午後には伺います」
「本日中にお送りします」
と言い切る方が明快で確実な印象を与えます。

「~と思います」「~になりそうです」
といった表現も“煮え切らない”フレーズです。

でも、使うこともあります。
強引な相手の申し入れをかわしたいときや
明言を避けたいときなどです。

これ以上、関わらない方が得策
あるいは、詳細を知らせない方がいい
という相手には、上記のような
“煮え切らない”フレーズを使って逃げ切ることがあります。

メールは、基本的に記録として残るものなので
内容の重要度や、取り扱いに注意を要する場合は
言い切る、言い切らないの使い分けを意識したいですね。

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>今週は、肯定的な表現例について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 短所を長所に(2)
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人の批判

今週は、知っておくとよい
短所を長所に書き換える表現例をご紹介しています。

身近に一人や二人いるのが、おせっかいな人。
「Aさんはおせっかいが過ぎる」「Aさんはおせっかいだから」
と書くと悪口になりますが
「Aさんは面倒見がいい」「Aさんは世話好きだから」
とすれば、人づてに本人が聞いたとしても悪い気はしません。

おとなしい人のことは
「物静かな人」。もっと言えば「思慮深い人」。

ずけずけとものを言う人、口うるさい人は
「率直でわかりやすい」
と評することができます。

本人には明かさないつもりでも
うっかり言ったり書いたりした相手への批判が
めぐりめぐって本人のもとに届くとも限りません。

人を評するときは
差し障りがない表現にいい換える術を知っておくのも
処世術の一つではないでしょうか。

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今週は、同じ読みで意味が違う言葉についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法  < 言葉の違い >
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                         「意志」と「意思」

今週は、間違いやすい同音異義語の意味や用法の違いを
確認していきたいと思います。

▼「意志」と「意思」

「いしが強い」というときの「いし」はどちらの漢字を使うでしょう?

「意志」ですね。
ものごとを成し遂げようとする心のことを「意志」
「持っている考えや思い」を指すのが「意思」です。

「~したい」と思う気持ちを表す「意志」は心理学用語に多く見られ、
「意志が強い」「意志を貫く」「意志薄弱」のように使います。

一方、一般的に「考え」を表す「意思」は法律用語に多くみられる言葉で
「意思の疎通」「辞任の意思」「意思表示」のように使います。

▼「異義」と「異議」

異なった“意味”を指すのが「異義」
異なった“意見”を指すのが「異議」です。

「同音異義」は、同じ音で異なる意味の言葉のことで
「異議申し立て」は異なる意見を申し立てること。

もうひとつ、
「有意義」の「意義」は
ものごとの価値や重要性を意味する言葉です。

漢字一字の違いで意味が変わってくるので
文字を入力する際に気をつけましょう。

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