今週は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 敬語の使い分け(4)
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                          「する」の敬語

今週は、ビジネスメールで使う頻度の多い言葉を
敬語で表すときの使い分け方を紹介してきました。

最後は「する」の尊敬語・謙譲語・丁寧語についてです。

「する」の尊敬語 = なさる

例)その件については、部長がお話をなさいます

※「する」の尊敬語には「される」もありますが、
相手から何かをされる、という受け身の意味に受けとれることもあります。

例)何をしたのか? → 何をされたのですか?

尊敬語として書いたつもりでも、相手が受け身の意味で捉えると紛らわしいので
「される」より「なさる」を使う方が伝わりやすいです。

例)何をしたのか? → 何をなさったのですか?

「する」の謙譲語 = いたす

例)彼には私から話をいたします

準備は弊社でいたします

※「いたします」の形で用いることが多いです。

「する」の丁寧語 = いたす

例)1セット500円いたします

現地集合といたします
今回取り上げた動詞
「行く」「来る」「言う」「する」は
メールでもよく使いますが

敬語に書き換えるときに
尊敬語と謙譲語を混同したり、取り違えたりすることがあるため
使い分けを改めて取り上げてみました。

今一度、敬語の基本的な
使い分けをおさらいしておきましょう。

<敬語の基本>

・敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。

・尊敬語は、相手に対する敬意を表すもので、主語は相手。
相手の動作や存在を高める言い回し。

・謙譲語は、自分をへりくだることで、相手に敬意を表すもので
主語は自分。
自分の動作や存在を低めて、動作が向かう先の相手を高める。

・丁寧語は、相手への敬意を込めて、動作や存在を丁寧に、
あるいは上品に言い表すもの。

 

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