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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  <考察「返事はお暇なときに(2)」
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「返事はお暇なときで構いません」というメールに対する考察、2回目です。

▼ 裏を返せば…
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「返事はお暇なときで構いません」。

という表現、実はとても曲者、と昨日書きました。なぜなら、「いつまで」
というはっきりした指定がなく、あいまいな表現だからです。

期日の指定がない分、一見、気楽に見えますが、裏を返せばいつまでも待
たれている。そう思うと、少し負担に感じます。

「返事はお暇なときで構いません」とあると、たとえ最後に「お忙しいの
に読んでいただいてありがとうございました」という結びの言葉があって
も、それが色あせて見えるのです。

相手が忙しい人とわかっているのに、再度、返事を求めているのと同じで
暗に相手の時間を拘束しているようなもの。これは、結構、プレッシャー
です。

▼ 相手を気遣ったつもりが負担をかけていることも
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もし、相手がとても忙しい人だったら…。日に何十通もメールを受け取る
ような人だったら…。相手を気遣ったつもりの「返事はお暇なときに」と
いう言葉が却って相手を縛り、負担をかけることだってあるのではないか
──。そう思うことがあります。

返事を求めるのであれば、「○○についてのご回答をお待ちしています」
と何についてどう答えてほしいのか、具体的に書くほうが回答はしやすい
です。

不思議なもので、「返事はお暇なときで構いません」と書かれたメールほ
ど、何をどう答えたらいいのか、返事に困るメールだったりもします。

最近の発見は、忙しい相手ほどメールの内容が簡潔だということ。短く的
確な答えがバシッと返って来ます。これこそ、忙しい中、返事を返してく
れてありがとう! と感謝すると同時に、回答しやすい主旨のはっきりし
たメールを送ろうと気がひきしまるのです。

明日も引き続き、「返事はお暇なときに」の考察です。

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