今週のテーマは、自己中心的な「迷惑メール」です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 迷惑なメール(2) >
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今日は「場の空気が読めていない」迷惑メールについてです。
▼輪の中に入る前に、じっと流れを見る
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場の空気が読めていないメール。
通常のメールのやりとりよりも、むしろ、ブログや掲示板への書き込み、
MLの発言でよく見られるケースです。
発信者の意図、それに対する他の人のコメントの流れを読み取れないまま、
いきなり自分本位の意見を書き込むと…座がしらけるのは必至。メールに
限らず、実生活においても同じ現象が起りえますよね。
途中から人の輪の中に参加するのは、ネットの世界もリアルの世界も入り
にくいものです。ブログへの書き込みもMLで発言する場合も、手始めにど
ういう経緯で今この場の話題が進行しているのか、をまず確認。前後の流
れを読み取ってから、自分の意見を述べるのがスマートなやり方です。特
に複数の人が集まる場では。
▼読まれたいのなら、まず、読む
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インターネットを通じて一個人の情報発信が飛躍的に容易になりました。
ブログの普及がそれを実証しています。匿名での発信、見知らぬ人との意
見交換が可能となり、それに伴うメリット・デメリットも生まれました。
日記といえどネット上に公開すれば、私的なものではもはやなく、必ず他
者を意識して書いています。人に読まれたい、という欲求があるのなら、
まず、読む。
人の書いたものを読み自分の視野を広げ、自分の書いたものを人の目で読
み一人よがりに陥っていないか検証してみることです。
個人の情報発信が容易になった分、「私が」「俺が」と一人称の自己主張
がネットの世界にあふれています。言いっ放しや言い逃げ、一方的な自己
主張で終わらせず、他者と共振し合えるような情報発信を心がけたいもの
です。双方向こそインターネットの利点なのですから。