今週は、使い方が気になる言葉をピックアップします。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法　　　 ＜ 気になる言葉 ＞
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お客

▼　どっちつかずの「お客」という言い方
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普段目にする中で、使い方が気になる言葉、素朴な疑問を感じる言葉。
ありませんか？　例えば…

ビシネス系のメルマガや雑誌に登場する「お客」。

接頭語の「お」は、かつて神や天皇に対して敬意を表す際に使われた言葉
でした。一般には、お金、お酒というように、丁寧な表現をするときに使
われます。

ですが、顧客を指す時の「お客」というのは、中途半端な丁寧語という気
がしてなりません。

「お」をつけるのなら「お客様」「お客さん」と、様やさんまでつけて表
す方が敬意や丁寧さが感じられます。一方、客としてきている人たちを客
観的に総称するような場合は「客」「顧客」とすればよいのではないでしょ
うか。

「お客」という言い方は、このどちらにもつかず、すでに記号化されてい
て、敬意よりもむしろ、ぞんざいな言い方という印象が残ります。

▼　お仕事とお受験
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言葉を丁寧にするためにつける「お」ですが、「お」をつけることで意味
合いが微妙に変わってくるものもあります。

「仕事」と「お仕事」だと、後者の方が軽い感じがしませんか。

以前、登録していたSOHOエージェントでは、登録者向けのサイトやメルマ
ガにも「お仕事」が多用されていて、ずっと違和感がありました。

「お受験」という言い方にも通じる、ある種独特の女性的な表現。仕事や
受験に「お」をつけるのは、ことのほか飾り立て特別視する言い方という
気がして、好きになれませんでした。

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