今週は、助詞「が」を多用しない文章の書き方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 助詞「が」の多用(2)
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書いてから整える

「が」に限らず、助詞は
語と語の関係を示したり、
内容を理解しやすくする役割があります。

助詞が不足しすぎる文章も分かりづらいですが
助詞が過剰に使われている文章も読みづらく分かりにくいです。

特に「が」は、
「私が」「先方が」のように文の初めに来て
主語に付くことも多いですし

文と文をつなげる働きもあるので
便利な言葉として、ついつい多用してしまうことになります。

例えば、次の例文を見てください。

私が提出した書類が、
その後どうなったかが
分からないのですが
ご存じないでしょうか?

文中に4つ「が」が出てきます
(分かりやすくするため、「が」が出てくるたび改行しています)。

会話文だと、そのまま聞き流すこともできますが
文章にすると「が」が何度も出てきて
少々うるさく感じます。

「が」を「は」に変えたり、
「が」の付く語を省略したりすると
下記の文例のように文章がすっきりします。

私が提出した書類は、
その後どうなったか
ご存じないでしょうか?

提出した(私の)書類が
その後どうなったか分かりません。
ご存じないでしょうか?

このように「が」を使う個所を1か所に留め
繰り返し使わないように、他の語に言い替えて
文章を整えてみましょう。

一回で完成された文章を書こうとするのではなく
一度書いて、見直す、書き直す習慣をつけることも
すっきりした文章を書くうえで必要なことです。

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