今週は、うっかりタイプミスしやすい言葉を取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 間違いやすい言葉(5)
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                          言葉との関わり

パソコンで文字を入力する際
今まで書けなかった難しい漢字(薔薇とか醤油とか…)
が、即座に文章に反映されるようになった反面

読みを打ち込んでも、想定していたのとは違う漢字に変換されたり
ひらがなのまま変換されない
ということも起こるようになりました。

つまり、自分が思い込んでいた読みと
本来の読みが違っていたことに
入力してみて初めて気づくという現象です。

私は、つい最近まで
「ご指導ご鞭撻」の「ご鞭撻」を
「ごこうたつ」と思い込んでいたことに気づきました。

正しくは「ごべんたつ」と読みますが
私は40歳過ぎるまで「ごこうたつ」と思い込んでいて
気づいたときは、軽くショックでした。

このように、いくつになっても
間違い、勘違いはあるもので
だからこそ、もう一度調べてみる、もう一度確かめる
という作業が必要だと感じます。

音だけで覚えてしまうと
同音異義の言葉を取り違える可能性があります。
その都度、辞書を引いて意味を調べていかないと
記憶に定着していきません。

「手で書く」より「手で入力して」
文章作成することが多い今
昨日紹介したような文字の入れ違いにも
気づきにくくなっています。

本来の言葉の意味を知り、パソコンの文字変換に頼らず
言葉への関心・知識を持ち続けることが大切ではないでしょうか。

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今週は、うっかりタイプミスしやすい言葉を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 間違いやすい言葉(4)
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文字の入れ違い

「手もちぶたさ」

なんだか変だと思いませんか?
そう、正しくは「手持ちぶさた」。

「ぶさた」は「ご無沙汰」の「無沙汰」が当てはまります。
することがなくて間が持たない状態という意味ですが、
もともとの漢字の意味を理解していないと
「ぶさた」なのか「ぶたさ」なのか混乱しがちな言葉です。

「ADE」

これも「AED(Automated External Defibrillator)」の間違いです。
自動体外式除細動器のことですが、元の英語自体が理解しにくく
私は何度も間違えました。

似たような間違いに
「ASDL」があります。

これは「ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)」
が正しい表記です。
非対称デジタル加入者伝送方式のことですが、
英語の意味を理解していないと間違えてしまう可能性が高い言葉です。

「ユキビタス」

正しくは「ユビキタス」。
「あらゆるところに」「どこにでもある」という意味で、
語源は、「偏在する」という意味のラテン語「ubique」。

「ユビキタス社会」のように使いますが
これも語源を含む言葉の意味を知っていないと「ビ」「と「キ」が
入れ替わっていても気がつきにくいです。

しかも、パソコンの画面だと「ビ(BI)」か「ピ(PI)」か
判別しづらいのが難しいところです。

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今週は、うっかりタイプミスしやすい言葉を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 間違いやすい言葉(3)
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読みの間違い

ひらがな入力しても、漢字に変換されないことがありませんか?

例えば「そのとうり」。

「その通り」と変換されずにイライラしていたら
「そのとおり」と入力するところを
「そのとうり」と入力していた間違いに気がつき、
軽くショックを受けました(もちろん、自分に…)。

このように何気なく使っている言葉でも
読みをうっかり間違っていることがあります。

「鬱陶しい」は「うっとうしい」   ×「うっとおしい」
「やむを得ない」は「やむをえない」 ×「やむおえない」
「道理で」は「どうりで」      ×「どおりで」

「辛うじて」は「かろうじて」 ×「かろおじて」
「頬」は「ほお」「ほほ」   ×「ほう」
「放る」は「ほうる」     ×「ほおる」

文字を入力して、漢字が出てこなかったら
上記のような打ち(読み)間違いをしている可能性もあるので
確認してみましょう。

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今週は、うっかりタイプミスしやすい言葉を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 間違いやすい言葉(2)
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漢字の間違い

以前、当メルマガの記事内で
「同音異義」が「同音意義」になっていて
読者からの指摘で気がついたことがあります。

このように間違いに気づきにくいのが
四字熟語などの漢字で構成された言葉です。

「試行錯誤」が「思考錯誤」に
「誠心誠意」が「精神誠意」になっていたり…
ということがあります。

熟語でなくても
「会社更生法」が「会社更正法」に、
「健康保険」が「健康保健」に、
「私自身」が「私自信」になっていることも…。

メールの場合、文字間、行間とも詰まっているので
特に漢字の羅列は間違いに気づきにくい傾向にあります。

「漢字+ひらがな」の組み合わせも
うっかりできません。

「意外にも」が「以外にも」に、
「50周年を迎える」が「向かえる」に、
「自信がある」が「自身がある」になっていることがあります。

これらは、「○○以外」を「○○意外」にして
漢字使いを取り違えることもあるので、注意が必要。
パソコンの文字変換に頼っていると見過ごしがちです。

ある種の業界用語としては
「プリント基板」を「プリント基盤」にするような
間違いもあります

扱いによって、表記が異なるのが
「給湯器」と「給湯機」。

一般に
「給湯器」は、家庭用に取り付ける単体の器具
「給湯機」は、設置に工事を要する給湯の機械
という捉え方の違いがあるようです。

電気給湯のパンフレットを制作した経験がありますが
メーカーや電力会社によって、表記が異なり
厳密な使い分けの基準ははっきりしていないようです。

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                                                                                                  「申し分けない」?

パソコンや携帯電話が普及して
手書きの文字を書く、手で辞書を引く
という経験が激しく減少しています。

わが子を見ていても
まだ、文字は手書きしていますが、

自ら辞書を引く、百科事典で調べる
という行為は、自分の子供のころに比べて
ずいぶん減ってきていると感じます。

手書きでは書けない難しい文字が書け、
読めない漢字もコピー&ペーストでそれらしく使ってしまえる
のがパソコンでの文書作成の長所でもあり、短所でもあります。

パソコンの文字変換機能に頼ってしまうと
文字の間違いを見過ごしてしまいがちです。

今週は、そんな打ち間違いや勘違いしやすい言葉を
取り上げていきたいと思います。

例えば・・・
「完璧」と「完壁」
「弊社」と「幣社」
「曖昧」と「曖味」

などは、文字が似ているために手書きで間違いやすい表記です。
ですが、パソコンではきちんと変換されるので
間違うことはほとんどありません。

でも、
「申し訳ない」を「申し分けない」に誤変換してしまうことはあります。

一度に「もうしわけ」と入力せず、
「もうし」「わけ」と区切ってしまったような場合に発生するミスです。

「申し訳」の本来の意味を知らなければ、見過ごしてしまうでしょう。

※参考 

こうしたちょっとしたことで変換ミスに気づかず
やり過ごすこともあるので、注意が必要です。

*****

ここからは余談です。個人的な感想ですが…

基本的に、手で書かなければ
漢字も言葉も脳に定着していかないと思っています。

生まれた時からパソコンがや携帯があり
キーボードで文字を入力することが当たり前になっている
わが子を見ていて
「これでいいのか」と不安になります。

語彙力をつけていくうえで
本を読む、手で辞書を引く、手で書く
という行為は省略できない三大要素と思うからです。

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今週は、同じ表現を繰り返さないための応用フレーズをご紹介します。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 表現の応用(5)
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「よろしく」

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このたび「○○」をオープンする運びとなりました。
女性に優しい癒しのサービスを提供してまいりますので
どうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

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「よろしく」という言葉は主に
相手にお願いごとをするときに使われる言葉。

人に好意を示したり、
別の人への好意を伝えてもらうときにも「よろしくお伝えください」と
表現するので、収まりがよく使い勝手が良いぶん
うっかり繰り返して使いがちです。

上記の例文の場合は、
「どうぞ、よろしくお願いいたします」か
最後の「それでは、今後ともよろしくお願いいたします」の
どちらか一文にまとめた方がよいでしょう。

そのうえで、下記のように
「○○のほど」を前に添えると表現に変化がつきます。

—————————————————-

このたび「○○」をオープンする運びとなりました。
女性に優しい癒しのサービスを提供してまいりますので
お引き立てのほど、よろしくお願いいたします。

—————————————————-

上記の「お引き立て」を文章の目的により
「ご検討」「ご確認」「お付き合い」とすれば
様々な場面に応用できます。

文章の内容によっては
「よろしくお願いいたします」の「よろしく」を
「ご確認」「ご対応」など
他の言葉に代えて「お願いします」に続けることで
「よろしくお願いいたします」の重複を避けることもできます。

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