今週は、メールに使うにはくだけすぎる表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気をつけたい表現(4) >
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「よろしかったでしょうか」
今週は、使い方に注意したい
口語的なくだけた言い回しについて取り上げます。
「よろしかったでしょうか」
電話をとると
「今、お電話、よろしかったでしょうか?」
と尋ねられることがあります。
書き言葉よりは、話し言葉として
よく耳にするのが、このフレーズです。
電話でこれからやりとりを始めるのに
「よろしかったでしょうか?」
と過去形で問いかけることに違和感がないまま、
むしろ、相手に配慮したつもりで使われているこの言葉。
本来は、過去形ではなく
「今、お電話、よろしいでしょうか?」
と現在形で尋ねるのが適切な使い方です。
そもそも、相手が電話に出た時点で
通話できる状況にあるわけですから
「お電話、よろしかったでしょうか?」
と聞くまでもなく、用件を伝えればよいと思うのですが……。
メールでは、相手に確認をとったり、念を押したりするときに
「これでよろしかったでしょうか?」
と使っているのを目にします。
現在進行形でやりとりをしている場合は
過去形の「よろしかったでしょうか?」ではなく、
「これでよろしいでしょうか?」
で事足ります。
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