今週は、伝わる文章の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 分かりやすく書く
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                           1文を簡潔に

 今週は、相手に自分の意図がきちんと伝わる文章を書くために
 必要な5つのステップを紹介します。

 ▼ステップ1:1文1情報

 文章を分かりやすくするファーストステップとして
 心がけたいポイントが2つあります。
 
 1)主語と述語を近づける
 2)1文を短くまとめる

 1)主語と述語を近づける
 例えば、初めて連絡を取る相手に
 自己紹介をする一文を書くとします。

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 私はABC株式会社、広島支社の事業本部
 第三営業部、営業管理課の
 佐藤花子です。
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 主語「私は」から
 述語「佐藤花子です」までの間に
 社名、支社名、本部名、部署(部と課)の情報が
 続き、ひと目で覚えきれません。

 もちろん、どこの部署に所属しているかを
 伝えることは大事なのですが
 まずは、相手に覚えてもらえるように
 伝えることが優先です。
 
 この場合、主語と述語の間に
 別の情報が盛り込まれ過ぎているので
 もっと近づけてみましょう

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 私は、ABC株式会社の佐藤花子です
 所属は、広島支社事業本部、第三営業部、営業管理課です。
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 このように「主語」と「述語」を近づけて書くと
 ぐっと分かりやすくなります。

 2)1文を短くまとめる

 説明をするとき「~しており」「~ので」「~のうえ」などを使って
 文章をつなげて書いてしまうと、
 一度読んだだけでは内容が頭に入りません。

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 この度の新製品は、従来品よりも重さを30%軽減しており
 モーターを変えることで消費電力を半分に抑えたうえ
 カラーを5色に増やしました
 価格は変わっていませんので、お勧めです。
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 上記の文を、意味の切れ目で句点を付けて、短くしてみましょう。

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 この度の新製品と従来品との違いは次の通りです。
 重さを30%軽減しました。
 モーターを変え、消費電力を半分に抑えました。
 カラーを5色に増やしました。
 従来品と同じ価格で、さらに使いやすくなっています。
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 一文が長いと、相手が理解するのに時間がかかります。
 「1文1情報」を意識して、簡潔に伝えることが重要です。

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