今週は、「書く力」を上達させる日々の訓練についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 「書く」ための基礎訓練(3)
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                      文の構成を「聞き取る」

 「書く」ことと「聞く」ことは
 一見、関係なさそうですが
 「書く」力を付ける訓練として
 「聞く」ことが意外と役に立つものです

 例えば
 テレビやラジオのニュース。

 これらの原稿も
 新聞の記事と同様

 ・見出し → タイトル
 ・リード → 概要
 ・本文  → 詳細

 という構成で書かれていることが多いので
 注意して聞きとってみてください。

 テレビのニュースの場合は
 ニュースごとに「見出し」に相当する一文が
 テロップとして画面に出てきます。

 メールに置き換えると
 それが「タイトル」つまり、
 「結論」としてもっとも伝えたいことでもあります
 (NHKの「ニュース7」など、スタンダードなニュース番組)。

 ニュースによっては
 「見出し」部分が広告の「キャッチコピー」のように
 人の気を引くインパクトのある一文にしているケースもあります
 (NHKの「ニュースウォッチ9」など)。

 どのような「タイトル」にして
 視聴者や聴取者(リスナー)の関心を集め
 ニュースを展開していくか

 聞き取りながら、
 原稿の構成を頭の中でたどってみてください。

 テレビやラジオのニュースは
 キャスターやアナウンサーが声で伝えていきますが
 彼らが読む原稿は文字で書かれています。

 しかも、放送時間内で
 幾つものニュースを伝えていくため
 秒単位でニュースが配分されているので
 原稿自体は、とてもコンパクトに内容が凝縮されています。

 新聞記事ほどみっしりと
 文字で埋められていない分
 要点の要点だけがまとめられているので

 メールの「結論から書く」「要点を端的に伝える」
 文を知るうえでも大いに参考になります。

 英語を身につけるのに
 リス二ングが欠かせないように

 文章を書くうえでも
 「聞き取り」は文の構成をイメージトレーニングする
 “教材”あるいは“サンプル”として
  最適です。


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