今週は、実は相手に対して失礼な敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 失礼な敬語(4)>
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「協力してください」
「ぜひ、協力してください」
ごく日常的に使われている一文ですが
目上の相手に対して、
「~してください」という言い回しは
命令調に受け取られることもあるため、要注意。
「~してください」に代わる言葉として
「お願いいたします」
をおすすめします。
頼みごとをするときは
単刀直入に「~してください」と切り出すより
「お願いする」姿勢で伝える方が
相手も受け入れやすいです。
したがって、冒頭の一文は
「ぜひ、ご協力をお願いいたします」
とします。
そのほかの言い回しとしては
「ご協力いただけますか」
「ご協力いただけると幸いです」
などもあります。
「ご協力」を「お力添え」という言葉に置き換えて
「ぜひ、お力添えいただければありがたいです」
「お力添えいただけますか」
と表現することもできます。
切羽詰まっているときは
つい「~してください」という言葉を使ってしまいがちですが
お願い事をするときの書き言葉は
より丁寧に気を遣いましょう。