今週は、用件を的確に伝えるための手段についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 文字以外の伝達方法(4)>
◆─────────────────────────────────◆
                         映像による伝達

 文字で伝えきれない点を補ってくれる
 「文字以外の伝達手段」について、今週は取り上げています。

 先日、友人から
 動画でお礼のメッセージが
 送られてきました。

 トークイベントのゲストとして
 登壇してもらった人から

 イベント参加への感謝と感想、
 これからまた、何か面白いことを企画していきましょう
 というメッセージが
 2分ほどの動画に収められていました。

 ハガキやメールでのお礼、
 あるいは、直接会ったときに
 「先日はありがとうございました」と声かけされることはありましたが

 動画でメッセージをもらうのは初めてで、驚くとともに
 こういう伝達の仕方があるのか、と新鮮に感じました。

 動画で2分話した内容を
 文字で伝えようと思えば、
 とても2分では書ききれません。

 ちょうど、このメールマガジンくらいの文字のボリュームで
 2分くらいで読めたり、話せたりできるのではないでしょうか。

 「メールでは相手の顔が見えない。だから、言葉を尽くす必要がある」
 と当メールマガジンでもお伝えしてきましたが、

 動画のメッセージは
 相手の顔が見えて、声が聞けるので、
 表情や声のトーンから気持ちが読み取れ、
 その場に相手がいなくても
 伝わってくるものがあります。

 ただ、こうした動画のメッセージは
 話者の隙や緊張まで、丸ごと映しだすため、
 撮影慣れしておくことが必要でしょう。


 書くのが苦手という人がいるように
 人前で話すのが苦手という人もいます。

 でも、書くことと話すことは連動しているので
 苦手意識さえ取り払えば
 書ける人は話せるし、
 話せる人は書けます。

 頭の中で
 何を伝えるべきか、整理しまとめるという作業は
 書くときも話すときも必要で、

 アウトプットする際の伝達方法が
 異なるだけなのですから。

 要点をまとめて伝える訓練ができていれば、
 書くより話す方が
 かける時間は短くて済みます。


 お詫びや謝罪を収録した動画で伝えるのは
 適切ではないと思いますが、

 感謝や相手を励ましたり応援したりするような場合は
 動画のメッセージは有効な方法と感じました。

 仕事のやりとりも
 双方向に動画(映像)で会議や打ち合わせを行っている会社は
 すでにあると思います。

 場所は離れていても
 同じ時間を共有するうえでも
 動画や映像による伝達は
 ますます活発になっていくのではないでしょうか。

 ただ、映像による伝達の場合、
 見返したり、振り返るときは、
 文字化しておく方が早いため、

 時間と手間を省くために
 やりとりの過程を文字に残し、記録する作業も
 並行して行う必要はあると思います。

 映像と文字も補完し合うことで
 より伝達の精度、効果は上がります。



◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

 電子書籍でもお読みいただけるようになりました!

 「こんな時、どう書いたらいい?」と迷ったら……
 ---------------------------------------
 ★『メールは1分で返しなさい』Kindle版★
 ---------------------------------------
      

 書籍は1404円ですが
 Kindle版は1080円です。

 ぜひ、ご利用ください。

記事全文を読む