今週は、同じ漢字で2通りの読みがある言葉を取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < 2通りの読み(4)>
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                             「依存」

 「依存」は
 2通りの読みがある言葉ですが
 意味は同じです。

 「いそん」「いぞん」と読み
 あるものに頼ることで成り立つ
 ものやことを指します。

 もともとは「いそん」の読みだけでしたが、
 「薬物依存」「依存症」のように「いぞん」と読むことも増えており、
 「いそん」「いぞん」2通りの読みが共存しています。

 後に「存」がくる熟語で
 「共存」「生存」などの読みは「ぞん」。

 「既存」「現存」は本来「そん」と読んでいましたが、
 「きぞん」「げんぞん」と濁って読むケースも増えています。

 前に「存」がくる熟語では
 「存在」「存続」「存亡」などの読みは「そん」

 「存命」「存外」「存分」などは「ぞん」と読みます。

 同じ「存」という漢字でも
 濁点が付くか付かないかの
 微妙な読みの違いが複数あります。

 「存在」のように、
 そこにある、という意味で使う「存」は「そん」、

 「所存」「異存」のように、
 思っている、という意味で使う「存」は「ぞん」
 という傾向があり、使い分けられていましたが、
 そうした違いも最近では消えつつあります。



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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 読みは同じでも字と意味が異なり、間違いやすい言葉を取り上げた
 メルマガの過去の記事が
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