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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 読者からの質問(2)
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返信の「Re:」

<読者からの質問>————————————————

私はあるサークルの主宰をしております。
先日、メンバーの方から、
「細かいかも知れませんが、
題名はRe.にして返信するのは、遠慮願います」
というメールを頂きました。

この内容は、恐らく「遠慮願います」で締めくくられていますが、
冒頭の「細かいかもしれませんが」から、
不愉快に思われていることがわかります。

私は、新たに「件名」を作成するのが面倒で「Re:」のままにした
のではなく、
ひとつの内容についてやり取りをしている間は、
一番最初の「件名」が見えるように、
あえて新たな件名は入れないでいました。

もっと言うと、メールの内容が
「ああ、あの内容のことだな」と容易にわかりやすいので、
一番最初の件名が見えるように、
そのまま返信ボタンを押し「Re:」となっていました。

このメンバーさんには、今後新たに件名を作成して返信するつもりです。
これまでこのような要望、指摘はなく、
利便性からいっても双方わかりやすいのでは? と思っておりました。

しかし、他のメンバーも不快に思っていながらも、
指摘していないだけなのだろうか? とも思います。
私は非常識なのでしょうか?
(読者 M.Oさん)
——————————————————————

返信に「Re:」をつけるかどうかは意見の分かれるところです。

返信に「Re:」をつけないで、と連絡されたかたは
もともとそういう習慣のかただったのではないでしょうか。

私の場合は、返信に「Re:」をつけるかどうかは
相手に合わせるようにしています。

相手がつけるタイプの人ならばそれに倣い
書き換えるタイプの人なら、同様にするという感じですが
「Re:」をつけてそのまま返信するかたが多いです。

「Re:」で返信することで、一番最初の「件名」がわかり、
やりとりしやすいこととも関係しているのでしょう。

特に、G-mailの場合は
同じ件名でないとスレッドが別になってしまうので
(ヤフーメールなどもそうだと思います)
「Re:」で返信するほうが重宝です。

今回のケースは、
返信に「Re:」をつけたくない習慣の人も中にはいる
というだけのことで
ほかのメンバーのかた達はM.Oさんの意図を理解し
そのほうが便利と認識されていると思います。

私は、M.Oさんが非常識だとはまったく思いません。

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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 読者からの質問
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「いつもいつもありがとう」

<読者からの質問>————————————————

下記について教えていただければ有難いです。

1) いつもありがとうございます ── は喜ばれている。
2) いつもいつもありがとうございます
── 相手の方には有難迷惑でしょうか?

2)の「いつもいつも・・」は数人の方からいわれて
有難迷惑ということなのかな? って以前から気になっています。
先日、年賀状にも書かれていましたし。
(読者 N.Kさん)
——————————————————————

「いつもいつも」と書いたかたの気持ちとしては
「いつも」を繰り返したくなるくらい
お世話になっている気持ちや感謝の意を伝えたかった
のではないでしょうか。

私は、そうした表現のメールや手紙を受けとったことはないのですが
書き手の気持ちを考えると、そう感じます。
ですから、ありがた迷惑だからという意味ではないと思います。

話し言葉の場合は、調子を付けて「いつもいつも」と
繰り返して言うこともあるので、
同じ感覚で書き言葉に使ったと考えられます。

ただ、書き言葉にすると少々くどい表現ではあるので
もし書き換えるとしたら
「いつもながら」「重ね重ね」とか
「いつもお心遣いいただき」とすると
より真意が伝わるでしょう。

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あ と が き
◇─────────────────────────────────◇
おはようございます。自称「感謝の気持ちでいっぱいの女」神垣です。

いつのまにか

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創刊4周年を迎えていました・・・

2005年の1月10日が創刊なので
4年が経過したことになります。

まだ、4年という気もするし
もう、4年という気もします。

当時、30代だった私も
もうすぐ43歳。
メールを取り巻く環境も変わりました。

創刊当初から読んでくださっているかた
最近、このメルマガを知ってくださったかた
今日もお読みいただき、ありがとうございます。

なにより、読者あっての【しごび】です。
おかげで、4年も続けてこれました。

私にとって今年は
「書く年」になりそうです。

仕事もより書くことに集中していけるように
環境と体制を整えつつ
ひたすら書きます。書き続けます!

それが好きで、仕事にし
ずっと続けてきたことなのに
今年は改めて「書こう!」という気持ちになるなんて
不思議だな~。でも、気分いい。

きっと、そういう時期なんでしょうね。

これからも神垣のメルマガをごひいきに!

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今週は、読者のかたからいただいたお便りをご紹介します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者のお便りから(3)
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                       「させていただきます」

12月12日配信のVOL.954 < 適切な言い回し(5)>

の記事に次のメールをいただきました。

<読者のかたからのメール>—————————————-

わたしも、「なになにさせていただきます」が嫌いな一人です。
某地元放送局の、土曜日朝からやっている番組の、
がらがら声のパーソナリティが、「放送させていただいております」
と言っているのが耳についてしょうがありません。

(中略)

これからも耳障りな重複敬語をぶったぎってください。
応援いたします。               (読者 A.Mさん)

—————————————————————–

< 適切な言い回し>の週では
「~させていただきます」について取りあげました。

この言い回しが書き言葉でもよく見られるようになった一因は
A.Mさんが書いておられるように、
テレビやラジオの放送の影響が大きいように感じます。

話の継ぎ目に言う「なので」も、
話し言葉としては、その場のノリで聞き流せる表現だと思うのですが、
書き言葉にすると、私は違和感を覚えます。

目で読むより、耳から入ってくる表現の方が記憶に残りやすいため

本来の意味や使い方を気に留めず

安易に「~させていただきます」を付ける風潮になっていくのかもしれません。

メールやブログの普及により、
書き言葉と話し言葉の境界が曖昧になってきているのも事実です。

話し言葉のように書くことで、親しみやすは感じられますが
改まった表現、丁寧な言い回しを知り
意識して使い分けることも必要ではないでしょうか。

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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者のお便りから(2)>
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                        過去形か現在形か

 12月9日配信のVOL.951 < 適切な言い回し(2)>
「相手の返信に対するお礼メール」の記事で

 意識的に「ありがとうございます」を使うようにしている
 と述べたところ、次のメールをいただきました。

 <読者のかたからのメール>—————————————-

 私も無意識にメールでは文中に「〜ました」と書くのを
 避けていたように思います。
 (最後の締めに使うことは比較的ありますが)

 お礼とは違いますが、お詫びの文面でも
 学生の頃にバイトをしていた書店や現在の会社では
 「申し訳ございませんでした」と言ったり書いたりしないように
 と教えられました。

 ありがとうございました、も申し訳ございませんでした、も
 過去のこととして済ませてしまっているような感じが
 するからだと私は思っています。

 ありがとうございます(今後ともよろしくお願いいたします)
 申し訳ございません(今後はこのようなことがないよう・・・)

 という、あとに続く前向きなニュアンスを表現できるのかな?
 と思いました。             (読者 R.Fさん)

 ————————

 私も「ありがとうございます」派です。

 そうし始めたのは、女優の岸恵子さんが
 テレビで語っていたのを見てからです。

 パリでの生活の長い彼女は、フランス語にも英語にも
 「ありがとうございました」という表現はないと語っていました。

 感謝に過去形はないのですね。        (読者 K.Nさん)

—————————————————————–

 「ありがとうございました」と過去形で使う場面も
 確かにあるのですが

 現在形と過去形では、その言葉を発する気持ちに
 微妙な違いがあるように思います。

 特に書き言葉では、過去の事柄に対する感謝を伝える場合も
 「ありがとうございます」とすると
 気持ちが響きます。

 日常的によく使う言葉だからこそ
 「ます」と「ました」と違いを
 意識してみてもいいのかもしれません。

 「感謝に過去形はない」って
 良い言葉ですよね。

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                           世の中の趨勢

11月11日配信のVOL.932 < 思い込みの敬語(2)>「おっしゃられる」

の記事に、次のメールをいただきました。

<読者のかたからのメール>—————————————-

>   ×「課長がそうおっしゃられました」
>   ○「課長がそうおっしゃいました」
>
>  同様の例としては…
>   ×「昼食はお召し上がりになられましたか」
>   ○「昼食は召し上がりましたか」
>
>   ×「昨日、おいでになられました」
>   ○「昨日、おいでになりました」

世の中の趨勢がどうも×の方ではないかと感じております。
正しいと意固地になると今度はぶしつけな印象を与えるのではないかと
悩んでしまいます。

どうお考えでしょうか?              (読者 Hさん)

—————————————————————–

言葉はその時々で変わっていくものなので
上記の例文の×の方を使う人が多数を占めれば
それに違和感を覚える人もいなくなり
そういうものとして使われていくのかもしれません。

ただ、敬語が重複していると、私自身は
言うのも書くのもまどろこしくて
違和感を覚えます。

メールや文書で書くときは、考えたり調べることができるのですが
話し言葉の場合は、つい勢いで
「おっしゃられました」「お召し上がりになられましたか」
「おいでになられました」と口にしてしまうことがあります。

そんなときは、言った後で「あれ? 今の言葉遣いで正しかったっけ?」
と気になるのです。

一般に重複した敬語の方が多く使われているから
自分もそれに従うというのも一つだとは思います。

言葉が長い方が丁寧に感じられるということも
あるでしょう。

ですが、本来の言い方、書き方を知っておいても損はないはず。
違いを知ったうえで、どのように言葉を使うかを
判断しても遅くはないのではないでしょうか。

自分が違和感を覚えた時点で、調べてみることも大切だと思っています。

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今週は、気になる言い回しについてです。
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                       「いたしております」

読者のかたから
「正しいのか間違っているのかわからず、無意識に使用している書き言葉」
についての質問がありました。
いくつか文例を挙げてくださっているものから順にお答えしてきました。
最後はこちら

<Persianさんからの質問-5>—————————————

「楽しみに応援させていただきます」
「楽しみにいたしております」

「楽しく拝見させていただいております」
「楽しく拝見いたしております」

——————————————————————

初めの二つの例文に「これからもメルマガを」を
付け加えて考えてみましょう。

「これからもメルマガを楽しみに応援させていただきます」
この一文では「楽しみに」と「応援」が後の「させていただきます」に
掛かっています。これを二つの文に分けてみます。

これからもメルマガの配信が楽しみです。いつも応援しています
「させていただきます」とヘリくだらなくても、
気持ちは通じる文章になります。

もう一つの例文
「これからもメルマガを楽しみにいたしております」では
「する」の謙譲語「いたす」と「いる」の謙譲語「~しております」が
重複して使われています。

これからもメルマガを楽しみにしております
とすれば、すっきりします。

後の二つの例文には「メルマガを」を付け加えて考えてみます。
「メルマガを楽しく拝見させていただいております」
この一文でも謙譲の「させていただく」と
「いる」の謙譲語「~しております」が重複しています。

メルマガを楽しく拝見しています
に言い換えるとすっきりします。

「メルマガを楽しく拝見いたしております」は
「拝見」自体が「見る」の謙譲語で「見せていただく」
という意味合いを持ちます。

この場合は
メルマガを楽しく拝見しています」として失礼にはなりません。

今週、繰り返し取り上げてきた「~させていただきます」は
それさえ付けておけば丁寧な言い回しになる
と思いこまれている傾向があります。

「~させていただきます」を使わずに、
もっとシンプルに丁寧な表現ができないかを
考えてみてもよいのではないでしょうか。

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