今週は、気をつけたい表記の仕方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 表記の使い分け >
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名詞と形式名詞

同じ言葉でも、漢字で表記する場合と、ひらがなで表記する場合が
あります。
例えば「事」と「こと」。

1)漢字で表記する場合
出来事  事細かに  事足りる  事が面倒  事の是非

⇒ 名詞として使う時は漢字表記
主に具体的な事柄を表すときに使用

2)ひらがなで表記する場合
ことによると  このようなこと  そんなこととは知らず
準備しておくことがあれば   勝手なことを申しあげて

⇒ 形式名詞と使うときはひらがな表記
主に抽象的な内容を表すときに使用

名詞では漢字、形式名詞ではひらがなで表記するケースとしては
「時」と「とき」も同様です。

1)漢字で表記する場合(名詞)
梅雨時  時と場合による  時々

⇒ 主に時期・時間・時刻そのものを指すときに使用

2)ひらがなで表記する場合(形式名詞)
いざというとき  困ったときには  伺うときはご連絡します

⇒「~の場合」と置き換えられるときに使用

今週は、このように使い分けが必要な表記を紹介していきます。

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今週は、間違いやすい敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 謙譲語の間違い(5)
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「お待ちしてください」

「こちらでお待ちしてください」

これも、謙譲と尊敬の表現を
混同している例です。

自分が相手を待つ場合には
「お待ちしております」
「お待ち申しあげております」
としますが

相手に「待つ」行為を促す場合は
「お待ちください」。

最初の文例のように「お待ちして」の「して」
は不要です。

尊敬語で表す場合
「お待ちになってください」
「お待ちくださいませんか」
という言い回しもあります。

「早速、ご購入させていただきました」

上記の場合も
相手が購入した場合は
「早速、ご購入いただき、ありがとうございます」
と書きますが

自分が購入した場合は
「する」の謙譲語「いたす」を使い
「早速、購入いたしました」
とします。

敬語を使う時
主体が相手か、自分かで
尊敬語、謙譲語を使い分ける必要があることに注意しましょう。

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今週は、間違いやすい敬語表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 謙譲語の間違い(4)
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                       「ご到着いたします」?

「する」の謙譲語は「いたす」ですが
尊敬語と混同していいるケースもあります。例えば…

「広島へはいつ、ご到着いたしますか?」

相手に到着を尋ねる場合は
謙譲の「いたす」ではなく
下記のように尊敬の「なさる」とします。

「広島へはいつ、ご到着なさいますか?」

ほかにも
「広島へはいつ、お着きになりますか?」
でもよいでしょう。

「広島へはいつ、ご到着ですか?」
「広島へはいつ、お着きでしょうか?」
という表現もあります。

「心配いたしておりました」と自分の気持ちを伝えるのは
謙譲表現として問題ありませんが

相手に対して
「ご心配いたしませんように」
と使うのはNG。

この場合は
「ご心配なさいませんように」
と尊敬の「なさる」を使います。

 
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今週は、間違いやすい敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 謙譲語の間違い(3)
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「拝見なさる」?

「拝見なさる」?

謙譲語と尊敬語とごちゃ混ぜになっている一文を挙げます。

「拝見なさった後、お返しください」

「拝見する」は「見る」の謙譲語ですが、
「なさる」は「する」の尊敬語です。

相手が「見る」という行為に「拝見する」を使うのはNG。
自分が「見る」という行為をへりくだって言うときに使うのが
「拝見します」です。

この場合は

「ご覧になった後、お返しください」
または
「お読みになった後、お返しください」

と「見る」の尊敬語「ご覧になる」「お読みになる」
を使います。

「拝見いたします」という表現がありますが、これは
「拝見します」として差し支えないと考えます。

なぜなら、
「拝見」自体が「見る」の謙譲語なので
「する」の謙譲語「いたします(いたす)」を続けてしまうと
謙譲が重なってしまうからです。

「拝見します」「拝見しました」として
相手に失礼にはなりません。

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今週は、間違いやすい敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 謙譲語の間違い(2)>
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                          「伺う」の誤用

相手に「聞いたかどうか」を尋ねる場合の
謙譲語の間違いの一例を挙げます。

「○○について伺っておられますか?」

「伺う」は「聞く」の謙譲語です。
使い方としては、自分から相手に
「○○について伺っております」とへりくだって使うのが妥当。

ですから、上記の一文のように
相手の動作に「伺う」を使うのは間違いです。

相手が「聞く」という行為に敬意を表す場合は
尊敬語の「お聞きになる」を使い

「○○についてお聞きになっていますか?」

とします。
「○○についてお聞き及びですか?」
という表現もよいでしょう。

「受付で伺っていただけますか?」
も相手の行為に謙譲語を使った間違いです。

この場合は
「受付でお尋ねいただけますか?」
とします。
<追記>
「伺う」は「聞く」のほかに、
「問う」「訪ねる」の謙譲語でもあります。
 
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 今日は、間違いやすい敬語表現についてです。
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 メ ー ル の 敬 語             < 謙譲語の間違い >
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                        謙譲語とは

ご存じの通り、敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語とありますが
今回は、間違いやすい「謙譲語」の使い方について取りあげます。

「謙譲語」とは、
自分をへりくだることによって、
相手(または自分の動作が向かう先)に敬意を示す表現です。

本来、自分の言動や動作に付ける謙譲語ですが
へりくだる対象を自分ではなく相手にしている
謙譲語の間違いを見かけます。例えば・・・

「部長が申されていました」

目上の相手に自分から何か「言う」ときに使うのが
「申す」という謙譲語。

ですから、部長が言ったと表現する場合には
「言う」の尊敬語の「おっしる」を使い

「部長がおっしゃっていました」

とします。

このように尊敬語と謙譲語が
ごちゃまぜになっている間違いがほかにもあります。

「記念品を頂いてください」

相手から「受け取る」という動作をへりくだって表現する際に
使う謙譲語が「頂く」。

ですから、相手の動作に使うのはNGです。この場合は

「記念品をお受け取りください」

とします。

 
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