今週は、気をつけたい表記の仕方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 表記の使い分け >
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名詞と形式名詞
同じ言葉でも、漢字で表記する場合と、ひらがなで表記する場合が
あります。
例えば「事」と「こと」。
1)漢字で表記する場合
出来事 事細かに 事足りる 事が面倒 事の是非
⇒ 名詞として使う時は漢字表記
主に具体的な事柄を表すときに使用
2)ひらがなで表記する場合
ことによると このようなこと そんなこととは知らず
準備しておくことがあれば 勝手なことを申しあげて
⇒ 形式名詞と使うときはひらがな表記
主に抽象的な内容を表すときに使用
名詞では漢字、形式名詞ではひらがなで表記するケースとしては
「時」と「とき」も同様です。
1)漢字で表記する場合(名詞)
梅雨時 時と場合による 時々
⇒ 主に時期・時間・時刻そのものを指すときに使用
2)ひらがなで表記する場合(形式名詞)
いざというとき 困ったときには 伺うときはご連絡します
⇒「~の場合」と置き換えられるときに使用
今週は、このように使い分けが必要な表記を紹介していきます。