今週は、基本的な敬語についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 基本の敬語(4)
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「来る」の敬語

今週は、よく使われる敬語表現について、基本を押さえていきましょう。
今回は「来る」の敬語についてです。

「来る」の尊敬語には
「来られる」のほかに
「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」があります。

あれ? と思ったかたもいることでしょう。

そう、昨日紹介した「行く」の尊敬語
「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」
と同じですね。

敬意の度合いは
「来られる」<「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」
となります。

例)広島へはよく来られますか?

社長が明日、視察にいらっしゃいます

お客様がおいでになる時間はいつですか?

○○様は15時にお越しになります。

「来る」の尊敬語としては、ほかに
「見える」「お見えになる」
もあります。

例)部長が見えるまでお待ちします。

昨日、本部長がお見えになりました

ただし、「見える」は「見ることができる」と取り違える恐れもあるため
「お見えになる」を使う方が無難でしょう。

▼ 謙譲語「参る」を尊敬語と混同しない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
では、「来る」の謙譲語は?

「参る」ですね。
これも「行く」の謙譲語と同じです。

例)またこちらへ参ることもあろうかと思います。

目上の相手が「来る」ことを伝える時
うっかり謙譲語の「参る」を使わないように注意しましょう。

例)部長も本店へ参られますか?  ×

これは間違い。主語が相手の場合は尊敬語を使います。

例)部長も本店へいらっしゃいますか? ○

あるいは「お越しになりますか?」とするのが適切です。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 読者からの質問(3)
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「ご紹介が遅くなり」

昨日のVOL.1765「ご提出が遅くなり」に対する質問です。

<読者からの質問>————————————————

「ご提出が遅くなり、申し訳ありません」
「ご納品が遅くなり、申し訳ありません」
「ご送金が遅くなり、申し訳ありません」
に、「ご」はいらない、ということはわかりました。

では、「ご紹介が遅くなり、申し訳ありません」
の場合はいかがでしょうか??

紹介は自分がする行為ですが、
なんとなく「ご紹介」としたくなります。

先日、会社でちょっとした会合があり、
確か司会は「ご」をつけていたかと思いますが・・・
(読者 C.Bさん)
——————————————————————

「提出」「納品」「送金」は
相手に向けた行為ですが、

相手を“立てる”種類の行為ではないので
敬語の対象にはならない

つまり「ご」は不要と考えます
と、昨日のVOL.1765 で述べました。

では、C.Bさんから質問があった
「ご紹介」はどうか……

「ご紹介が遅くなり、申し訳ありません」

この一文に言葉を補うと……
「私からあなたを紹介するのが遅くなり、申し訳ありません」
という意味合いになります。

「紹介」のように
相手に向けた行為で
相手のためにすること、相手を立てる行為には
「ご」「お」を付けます。

「ご紹介」の「ご」は
自分が紹介する「相手」を立てる「ご」ということです。

同様な使い方をする表現としては

「ご連絡(が遅くなり)」
「ご説明(が遅くなり)」
「ご案内(が遅くなり)」

があります。

一方、「質問」「集金」のように
相手のためとか、相手を立てる行為でない場合には
「ご」は不要です。

 
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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 読者からの質問(2)
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                        「ご提出が遅くなり」

VOL.1755「ご連絡いたします」< 残念な敬語(2)>に対する質問です。

<読者からの質問>————————————————

「ご出荷が遅れる」は間違えていて、「ご連絡いたします」は正しい。
についてはおっしゃるとおりだと思います。

では、そのバリエーションはと考えると、
ちょっと分からなくなってしまいました。

「ご連絡が遅れる」は、状況によっては違和感があるように思えます。
例えば「ご連絡が遅くなり、申し訳ありません」は OK だと思います。

違和感が何なのかを考えると、「ご連絡が遅れる」といった、
メモ書きか、自分か身内用の記録のような文体なのに
「ご」が付いているからではないかと思えてきました。

ここであらためて「ご出荷が遅れる」を考えると、
「ご出荷が遅くなり、申し訳ありません」は、
ありなんじゃないかと思えました。

「出荷が遅れる」は尊敬を向ける相手がいない文章で
「ご出荷が遅くなり、申し訳ありません」では
尊敬を向ける相手がいる文章になっているのに起因しているのかな
と思います。

今回、神垣さまの書かれた
「受注者が発注者へ送付するという事実を伝える一文に過ぎません」
も、このことをおっしゃっているのだと思うのですが、
この解釈で妥当なものでしょうか?
(読者 M.Tさん)
——————————————————————

「ご出荷が遅くなり、申し訳ありません」
を敬語抜きの文に直すと

「出荷が遅くなり、ごめんなさい」
ということです。

「出荷が遅くなった」という事実を
「ごめんなさい」と詫びる意を伝えています。

これを丁寧にした一文が
「ご出荷が遅くなり、申し訳ありません」
です。

詫びる相手への敬意は「申し訳ありません」
で表されていると私は考えるので
「ご出荷が遅くなり」の「ご」は不要
ではないでしょうか。

「出荷」以外の言葉を当てはめてみましょう。

「ご提出が遅くなり、申し訳ありません」
「ご納品が遅くなり、申し訳ありません」
「ご送金が遅くなり、申し訳ありません」

これら「ご」が付く言葉
「提出」「納品」「送金」も「出荷」同様に

自分が主体となり、
相手に向けて行う作業なので
敬意を表す「ご」は必要ないと思うのです。

「出荷」同様に「提出」「納品」「送金」も
相手に向けた行為ですが
相手を立てる種類の行為ではないので
敬語の対象にはならないと考えます。

ですから

「出荷が遅くなり、申し訳ありません」
同様にほかの文も
「提出が遅くなり、申し訳ありません」
「納品が遅くなり、申し訳ありません」
「送金が遅くなり、申し訳ありません」

とするのが適切ではないかと考えるのですが
いかがでしょうか。

<追記>
自分が主体の行為でも
「連絡」は、
それ伝える相手、
行為が向かう先の相手を立てるため
「ご」を付けて
「ご連絡が遅くなり、申し訳ありません」
とする、と区別しています。

 
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今週は、敬語の残念な使い方を取りあげます
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                 < 残念な敬語
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                         「ご出荷が遅れる」

あるネットショップで目にした一文。
——————————————————-
ご注文確認の3営業日以内の発送をこころがけておりますが、
万が一、ご出荷が遅れる場合はメールでご連絡いたします。
——————————————————-

「ご出荷が遅れる」の「ご」は、尊敬の「ご」。
相手の動作や行為に敬意を示すのが「尊敬語」ですから
自分の動作・行為に「尊敬語」を付けるのはNGです。

上記の一文は、「出荷する先」である注文者に敬意を示すつもりで
尊敬の「ご」を使ったものと思われます。

ですが、出荷するのは自分ですから
「ご出荷が遅れる」のように
自分の動作に「ご」を付けるのは間違いです。

この場合は、次のようなります。
——————————————————-
ご注文確認の3営業日以内の発送をこころがけておりますが、
万が一、出荷が遅れる場合はメールでご連絡いたします。
——————————————————-

今週は、このように「残念な敬語の使い方」について
取りあげていくことにします。

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今週は、繰り返し使いがちな言葉についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < 多用を避けたい言葉(5)
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                        「思います」の多用

今週は、繰り返し使ってしまいがちな言葉についてとりあげてきました。

——————————————–
大変ご迷惑をおかけしたと申し訳なく思います
今後は改善していきたいと思います
——————————————–

上記の文例のように「思います」が続くと
逃げ腰で自信がなさそうな印象を与えます。

断言・名言を避けることで、
申し訳ないという気持ちより
「逃げ」の姿勢を印象付けてしまうことに。

特にお詫びのメールなどは
きちっと言い切ったほうが説得力が増します。

————————————————
大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした
すぐに改善いたします
————————————————

————————————————
大変ご迷惑をおかけしました
今後は○○について改善いたします
————————————————

このように、言い切ること
「すぐに~する」と迅速な対応を示すことで
相手に与える印象が変わります。

「思います」も
文になじみやすく、結びの言葉として使いやすいため
繰り返しても気づかず流してしまうことがありますので
読み返してチェックしましょう。

 
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今週は、繰り返し使いがちな言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 多用を避けたい言葉(4)
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「が」の多用

今週は、繰り返し使ってしまいがちな言葉についてとりあげています。

—————————————————-
担当者からの質問「○○」ということでした
「△△」と回答しました、問題なかったでしょうか?
—————————————————-

上記の文例で多用されているのが助詞の「が」です。

これも、書くべき内容を整理せずに
思いつくまま書いていると、繰り返し使いがち。

「が」で文を繋げようとせず、
書き終えてから読み直し、文を切るようにすると
読みやすくなります。

例えば、こんな感じです。
—————————————————-
担当者からの質問は「○○」ということでした。
「△△」と回答しました、問題はなかったでしょうか?
—————————————————-

接続詞「そこで」を入れると、こんな感じになります。
———————————————————-
担当者からの質問は「○○」ということでした。
そこで「△△」と回答しました、問題はなかったでしょうか?
———————————————————-

このほか
「が」はその前にくる語を強める働きもあるので
強調したい語のあとに使うようにすると
メリハリのある文に仕上げることができます。

そのときも一文に「が」が続かないように気をつけましょう。

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