今週は【しごび】初! 取材記事を5回連載にてお届けします
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 翻訳会社のメール作法(5)
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                      トランスワード社の場合

 「メールは会社の命!」と仲谷社長は言い切ります。

 ▼ 工夫を積み重ね、社内で共有
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 翻訳業務は文字を扱う仕事。翻訳の品質はもちろんですが、日ごろのメー
 ルのやりとりでも言葉に対する心遣いは客先に見られています。誤解のな
 い丁寧で的確な対応力が会社の生命線と位置づけ、トランスワードでは細
 心の注意をはらっているのです。

 メールが普及して、かつて上司に原稿が真っ赤になるほど社内文書の校正
 を受けるという習慣もみられなくなりました。

 そんな中、社内で安定した質のメールのやりとりができる教育を、押し付
 けでなく社員相互の協力のもとにできる仕組みを構築している点は注目に
 値するでしょう。

 自社のサイトも社内で制作し、定期的に見直してバージョンアップを図っ
 ている同社。請求書の発行から各業務のコスト計算まで、一括で管理でき
 る独自の業務管理システムを開発するなど、ユニークな取り組みも。

 社員の文章力向上を目的に、スタッフが持ち回りで担当するブログも発信
 中です。

 メール対応に限らず、日々の業務の中で小さな工夫を怠らず社内で共有。
 その積み重ねが確かな実績につながっています。

 ●トランスワードスタッフの日記 
  
 
 ●(株)トランスワード 

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今週は【しごび】初! 取材記事を5回連載にてお届けします。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 翻訳会社のメール作法(4)
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                      トランスワード社の場合
 トランスワード社では、メールを受信したら一時間以内に返信するのが鉄
 則です。

 ▼「Re:」も引用も使わない!
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 特に新規の客先には、何をおいてもスピーディーな対応を心がけていると
 のこと。客先からも「反応が早いので仕事がスムーズに進む」と高評価を
 得ています。

 相手のメールに返信する際は「Re:」を使わず、改めて件名を書いて送信
 するのも社内で定着したルールです。

 仲谷社長曰く「相手の件名にそのままRe:をつけて返信するのは、手抜き
 をしているように見えて失礼に感じるので、当社からの返信メールでは使
 いません」。

 文面においても、返信の際には相手からのメールの引用は避けるのが同社
 のスタイルです。

 相手の文章を引用してこちらのコメントを書く形式は、文章を添削してい
 るような印象があり、相手にとっても気分の良いものではないのでは? 
 という判断によるもの。

 同社の場合、時間を置かずスピーディーに返信するため、敢えて相手の文
 面を引用して返信しなくても用件が伝わる、というわけです。

 「Re:」や引用の有無についてはそれぞれ見解があると思いますが、独自
 の基準を持ち、社内の対応を徹底させることも必要と言えるでしょう。

 ●トランスワード仕事の進め方 
  

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今週は【しごび】初! 取材記事を5回連載にてお届けします。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 翻訳会社のメール作法(2)
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                      トランスワード社の場合

 トランスワード社には仲谷幸嗣社長以下15名のスタッフが日々、翻訳業務
 に従事しています。

 ▼ 全員が代表アドレスでやりとり
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 拠点は広島ですが客先は全国にわたり、さらに中国・大連にも事務所があ
 るため、仕事の受発注や連絡にメールは欠かせない伝達ツール。

 社内では、全社員が個人別のアドレスを所有していますが、仕事のやりと
 りに使用するのは代表アドレス一つだけです。

 代表アドレス宛のメールは社員全員が閲覧できるようになっています。個
 人別のアドレスは、重たいデータを送受信する時などに使用。基本はあく
 まで代表アドレスに統一されています。

 対応用のアドレスを一本化し、他のスタッフのメールのやりとりを見るこ
 とで、自分のメールの内容や文章の書き方をチェックし、新人でもベテラ
 ンでもスタッフの誰もがきちんとしたメール対応ができるように、との計
 らいによるもの。

 社長も社員の対応や業務の進捗状況をメールに目を通すことで確認し、不
 適切な書き方をしている場合は個人的に指導したり、トラブル回避に役立
 てています。

 (株)トランスワードの翻訳サービス 
           

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今週は【しごび】初! 取材記事をお届けします。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 翻訳会社のメール作法
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 この【仕事美人のメール作法】を会社で読んでくださっている読者のかた
 も多くおられると思います。

 今回ご紹介する、広島市南区にある技術翻訳会社(株)トランワードでは、
 仲谷幸嗣社長の号令のもと、なんと社員全員が【しごび】読者という実に
 ありがたい会社です。

 ▼ メルマガをいち早くビジネスに活用
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 トランスワード社でもメルマガ「トランスワードマガジン」を月2回、配信
 しています。
 
 同社のメルマガ歴は長く、創刊は1999年。翻訳会社のメルマガとしても草
 分け的な存在で、まぐまぐ!でもすでに殿堂入りして久しい歴史あるメル
 マガです。

 実はこの【しごび】の前身に当たる「SOHOしよう」という記事を神垣が連
 載させていただいていたのが「トランスワードマガジン」なのです。

 もともと、自社で行っている翻訳講座の生徒さん向けに翻訳業界の動向や
 翻訳テクニックを提供するために創刊。読者に心配されるほど、自社の翻
 訳ノウハウを惜しみなく提供してきました。

 メルマガがまだもの珍しい時期から配信を続け、地道に読者数を伸ばして
 きた結果、大手企業の目に留まるようになり、確かな品質の翻訳サービス
 を提供する会社として県外からの仕事依頼も発生するようになりました。

 ダイレクトに読者に届くメルマガの利点に早くから着目し、ビジネスにう
 まく活用してきた会社の好例と言えるでしょう。

 (株)トランワード http://www.transwd.com/

 【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
                http://www.mag2.com/m/0000017511.html

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週末の特別企画です。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい言葉講座
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話と話し

いろんなメルマガを読んでいると、たまに「話」と「話し」を混同して使っ
ているケースを見かけます。

今回はその区別の仕方をご紹介しましょう。
ひと言で言うと、名詞で使うのが「話」、動詞的に使うのが「話し」です。

●話
名詞。話される内容を指す場合に使用。

(例)日本昔話、無駄話、仕事の話、~という話だった、話をしよう

●話し
「話すこと」を動詞的に表す場合に使用。

(例)話し方、話し合い、話し中、上司に話した、話してほしい

名詞として使う場合は 「お話をする」
動詞的に使う場合は  「お話しする」
になります。

ちなみに…
落語家のことを「はなしか」と言いますが、新聞表記では「はなし家」。
新聞漢字表にはありませんが「噺家」「咄家」と表記することもあります

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今週は、メールと手紙の使い分けについて考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < メールか手紙か(4)
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得るものと失うものを知る

相手にダイレクトにつながる携帯電話、携帯メールの普及で「待つ」こと
への耐性が薄れてきたように感じます。

▼ 「察する」感性の衰え
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早くつながりたい、早く答えがほしい、という欲求が強く、返事を待てな
い。返信までに間があくと不安になる、という諸症状に心当たりはありま
せんか?

じっと待つことが我慢できなくなってきているのです。

コミュニケーション自体に即効性、即時性を求める傾向が強く、密なつな
がりが生れた分、「間あい」とか「想像力」とか「余韻」を楽しむ能力が
乏しくなりました。

「察する」という感性が若い人ほど希薄になっているのは、携帯コミュニ
ケーションの弊害と言えるでしょう。

▼ メール時代だから映える手紙の力
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手紙につきものの手書き文字。

不思議なもので、手書きの文字は、その人が置かれた状況が如実に映し出
されます。同じ人が書いた文字もゆとりのあるときと、追い詰められた時
とでは文字がこわいほど変わっているのです。

一律の活字で送られてくるメールでは、ここまで読み取ることはできない
でしょう。

一度、メールの利便性、機能性を知ってしまったら、メールのない生活に
は戻れません。

メールのメリットは最大限に活用しつつ、一方で、手紙の伝達力、保存性
にも目を向け、余韻や想いを伝え感じる道具として、うまく使いこなした
いものです。

メールの普及で失ったもの、得たもの。
今一度、改めて考えてみてもいいのではないでしょうか。

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