今週は、注意を要する言葉についての考察です。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 気をつけたい言葉
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                             「お客様」

大手商社出身の営業マンと打ち合わせをしていて気づいたことがあります。
仕事の話でも雑談でも、彼は終始一貫、顧客のことを「お客様」と呼び続
けていました。

「お客様には分かりづらいので…」
「お客様に訴えかける表現は…」
「お客様には人気で…」

顧客に向けたチラシ制作の打ち合わせでしたから、その場に彼が対象とす
る顧客の姿があるわけではありません。

人によっては、このような打ち合わせの席では「客が」とか「お客が」と
言う人も少なくありません。

“顧客第一主義”と掲げている会社は多くありますが、実際は彼のように
顧客を目の前にしたときはもちろん、顧客と相対していない時も常に「お
客様」と意識して言い続けることではなかろうか、と感じました。
顧客を尊ぶ気持ちの表れと思ったからです。

相手がいない場で「あのおやじが」とか「あのおばちゃんが」と人を表し
ていると、ぼろが出ることがあります。本人は冗談めかしたつもりでも、
それを耳にしたり目にする第三者まで不快にさせてしまうことも。

常日頃の心がけが言葉にも出ます。

 
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