今週は、【しごび】の一年を振り返ってみたいと思います。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 裏【しごび】2006(5)>
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                         これまでとこれから

 いつのまにか【しごび】がまぐまぐ殿堂入りを果たしていました。

 来年1月10日で創刊二年、創刊当初は思いも寄らなかった6500人もの方に
 お読みいただいていることを心から感謝しています。

 仕事でも私生活でも欠かすことのできなくなったメール。
 メール独特の文体、書き方、文章の運びが生まれ、定着しつつあります。
 携帯メールはさらに独特。

 紙に筆記具を使って文章を書くという行為自体が減り、パソコンのキーボ
 ードを打つ、携帯電話のボタンを押すことが文章作成の主流になっていく
 ことは仕方のないことかもしれません。

 言葉を省き、必要最低限の文章で確認も理解もでき、絵文字や顔文字で表
 現することで親近感や楽しさも生まれます。

 ですが、メールの普及・発達で、表現自体が即物的、直接的になり、行間
 を読んだり、相手の真意を推し量る能力が落ちていくとしたら、寂しいこ
 とです。

 ▼ 言葉に対する謙虚さを
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 メールでもブログでも、パソコンで書いた文章はすべて活字になります。
 くせのある手書きの文字でなく、きちんと整った活字。手軽に活字化され
 ることで、文章そのものも一見、きれいにきちんとした文章に見えてしま
 う怖さがあります。

 手書きに戻ることは難しくなっても、活字になった自分の文章を過信した
 り錯覚しないことも、今後気をつけていかなくてはならないことではない
 でしょうか。

 私がこのメルマガで伝えたいことは、メールの書き方に関する絶対的なル
 ールではありません。相手を不快にせず、気持ちよくやりとりするための
 配慮をメールでどのように表していくかということです。

 これからも、仕事を通じて気づいた言葉の使い方や印象的なやりとり、気
 持ちを伝えるメールの書き方や工夫を述べていきたいと思います。

 あなたが日ごろ疑問に思っていることや迷っているメールに関するあれこ
 れ。どうぞ気軽に【しごび】に投げかけてみてください。
 これからもあなたと一緒に考えていきたいと思っています。

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今週は、【しごび】の一年を振り返ってみたいと思います。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 裏【しごび】2006(4)>
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                              新展開

 「一緒にやろう」と声がかかったとき、「本当に私でいいの?」と思わず
 聞き返しました。

 今年6月からスタートした添削指導付きの有料メルマガ「メルマガ起業塾」。

 メルマガ仲間のあべまゆみから、メルマガで「伝える」技術、売れるメル
 マガにするためのノウハウをお互いの経験を元に別々の視点で書いていこ
 う、と提案があったとき、うれしい反面、怖気づいたのも事実。

 類稀なる人生経験と百戦錬磨の職業経験から育んだ、文章センスとアイデ
 アを持つあべ。彼女と組むことは、私にとってとても刺激になる一方「果
 たしてうまくやっていけるだろうか…」という一抹の不安も。

 ▼ メルマガはきっかけであり入り口
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ですが、案ずるより生むがやすしで、スタートしてみると私も一読者とし
 てあべから気づきをもらい、それを燃料に自分の担当号に反映していくサ
 イクルを覚えました。

 本気で「伝える」技術を学びたいという人に照準を合わせ、敢えて高額に
 設定した購読料でしたが、創刊以来、安定した購読者数を保っています。
 本当に学校のような雰囲気で購読者が「育っていく」様を実感できるのは
 「メルマガ起業塾」の醍醐味でもあります。

 毛色の違う二人が組むことで、ひと粒で二度おいしいメルマガになってい
 ると思うし、メルマガを通じて知り合った相手と形に残る仕事ができたこ
 とも実績と自信になっています。

 まだまだ現在進行形、試行錯誤の「メルマガ起業塾」ですが、【しごび】
 を続けてきたからこそ生まれた新たなきっかけであり、新展開。
 メルマガってパソコン画面越しに読んで終わりではなく、思いを同じくす
 る人とリアルな関わりにつなげるきっかけや入り口であると改めて思うの
 です。

 ▼添削指導付有料メルマガ「メルマガ起業塾」
 http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/45/P0004541.html

 ▼パートナーのあべのメルマガ2誌
 「あべまゆみ流・子どもが育つ叱り方」
  http://www.mag2.com/m/0000187218.html

 「汗と涙と埃まみれの教科書」
  http://www.mag2.com/m/0000164905.html

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 【しごび】 か ら の お 知 ら せ
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 2007《 美 し い 文 様 》カレンダーの感想です。

 「あ、文様は『かまわぬ』が好きです!」 (富山県・N様)

 私も好きです! 11月のカレンダーの文様は「鎌輪ぬ文」。
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書家・ヤマモトテルミによる筆文字カレンダー2007
《 美 し い 文 様 》
        https://www.kamigaki.jp/07calendar.html
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今週は、【しごび】の一年を振り返ってみたいと思います。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 裏【しごび】2006(2)
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                          読者からの質問

 2007年1月10日で創刊二周年を迎える【しごび】。読者からの反応にも徐々
 に変化が見られました。

 本文がどちらかというと硬い内容なので、その前後の「はじめに」「あと
 がき」では私の日ごろのズッコケぶり、素の姿を綴っています。

 そのせいか、読者からの感想も「はじめに」「あとがき」に関するものが
 本文の感想よりも多く、全体の6割~7割くらいに相当します。

 私としては狙い通りなのですが、今年に入って本文、つまりメール作法に
 関する感想や質問が増えてきました。

 会社で【しごび】を読んでくださっている方も多く、質問や感想メールの
 最後にある署名を見ると、こちらが恐縮するようなビッグネームもちらほ
 ら。

 質問内容としては、引用の扱いとか一行の文字数など、メール作法に関す
 るもの、それ以上に多いのが言葉遣いに関するものです。特に敬語につい
 ては迷ったり、疑問に思っているという質問が多く寄せられます。

 ▼ 経験に基づくアドバイスに学ぶ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 今年、一番印象深かったのは「お疲れさまです」についてです。

 目上の方に対して「ご苦労様」は失礼にあたるが「お疲れさまです」は問
 題なし、と私自身は思っていたのですが、場合によっては目上の方に対し
 ても失礼に当たるのでは? という指摘を複数の読者の方からいただきま
 した。

 言葉は時と共に変化し、人によっても感覚や立ち場の違いから解釈が異な
 るもの。「絶対にこう!」と言い切れないケースも多いのですが、長く仕
 事経験のある方から実体験に基づくアドバイスやご意見をいただき、私も
 書きながら勉強になったテーマでした。

 ▼バックナンバー:「お疲れさまです」を考える
 http://blog.mag2.com/m/log/0000146166/107827121.html?page=3

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 読者からの質問(5)
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返信時の署名

< 質 問 >——————————————————-

今更なのですが、メールを返信するたびに思っていたことです。
返信メールで、受け取ったメール内容を引用でつけた場合、
新しいシグニチャはどこの場所に入れるべきなのでしょうか。
新しい文書の後(引用の前)でしょうか。
それとも最後尾ですか?
それとも、既に相手に個人情報は行っているので
簡略に記載するのでしょうか。

—————————————– 読者 Y.T さんからの質問

相手のメール本文を引用して返信を繰り返す場合、署名の位置をどうする
かというご質問です。

引用が続くほど、署名をどこに入れていいか迷いますよね。
ただ、長い署名をその都度入れていると、わずらわしいだけでなく無駄に
メールの容量を食っていきます。

「こうすべき」という統一ルールはありませんが、私の場合をご紹介しま
すと…

引用文の後に自分の署名を入れています。
つまり、自分から返信するメールの最後に必ず署名がくる格好です。
相手からそのまま引用して返信があれば、前の自分の署名を消して新たに
入れなおします。引用部分に繰り返し署名が入るのが気になるからです。

▼ 人によりスタイルはいろいろ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ただ、人によってスタイルはいろいろで、返信のたび、その都度、新しい
文書の後に署名を入れるという人もいれば、過去の引用にある自分の署名
部分は消し、一つだけ署名を新たに入れなおすという方法をとっているケ
ースもあります。

メールのやりとりが続く相手というのは見知った人の場合が多く、私は、
メールの返信が続き引用部分が増えていく場合は、署名も短いものに変え
て入れることもあります。

これという決まりはないので、自分がやりやすく相手に負担が少ないルー
ルを自分で設けるとよいのではないでしょうか。

相手の返信スタイルに合わせるのも一つの方法です。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 読者からの質問(4)
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文章力を上げるげるには

< 質 問 >——————————————————-

文章能力を上げるために勉強をしようと考えているのですが、方法がわか
りません。
そこで、主語、述語、助動詞などの基礎から文法にいたるまで記載されて
いる書籍をご存知でしたら、是非教えていただきたいと思い、ご連絡させ
ていただきました。
突然で恐縮ですが、どうかよろしくお願いします。

—————————————– 読者 R.Y さんからの質問

20代半ばの読者さんからの質問です。文章能力を上げるための勉強をお考
えとのこと。

「主語、述語、助動詞などの基礎から文法にいたるまで記載されている書籍」
として、私が思いつくのは中学校の国語の教科書です。

ですが、今、身近にあるものからでも勉強はできます。

▼ 身近なもので、継続を!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

たとえば、新聞。
どの新聞も一面の下のほうにコラム記事がありますよね。
朝日なら「天声人語」、日経なら「春秋」。
これを毎朝、読むだけでなく鉛筆で紙に書き写すのです。

このコラム記事は、各新聞社のトップ記者が書いているものですので、
格好の文章のお手本になります。

起承転結の展開、文末表現の工夫(同じ表現は繰り返し使われていません)
など、自分で書き写すことで文章の構成、表現の仕方などが学べ、気づ
きも多く勉強になります。

もう一つは読書です。
ビジネス書ではなく、できれば小説が望ましいです。
自分の好きな作家やジャンルでよいので、良質の文章にふれることで
読解力、表現力が養われていきます。感性も磨かれていきます。

いずれも、即効性はありませんが、積み重ねることでR.Y さんの糧になる
こと間違いなしです。

特に読書は、年齢を重ねていくほど、ビジネス書の類は読んでも文庫で小
説を読む人は少ないように思います。ぜひ、ベストセラーよりロングセラ
ーを! 大人になって読む芥川や漱石も新鮮です。私は山本周五郎、松本
清張が大好きです。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(3)
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文頭のあき

< 質 問 >——————————————————-

最後の署名なんですが、位置はどこが適切なのでしょうか?

それ以外に、文中でも「私」を先頭に置きにくく感じて
一字さげたりしています。

いつも、疑問に思っていることなので、機会があれば
教えていただければ、すっきりいたします

—————————————– 読者 K.I さんからの質問

K.I さんがおっしゃる「最後の署名」とは、ご自分のフルネームのこと。
メール本文の後に行頭から二文字あけて、ご自身の名前を入れておられ
ます。

名前や住所、アドレスなどを視覚的にきれいに並べた、いわゆるメール用
の「署名」とは別に、K.I さんのようにご自分のフルネームをメールの最
後に書かれているケースをお見受けします。

手紙やはがきの場合は自分の名前を文末に添えますが、メールの場合は
一行の設定が人により異なり、文の最後に名前を入れても、相手がメール
を開いた時、途中で改行が入って分断されていることもなきにしもあらず。

ですから、本文の後に数行改行し、その文頭に名前を入れるほうがバラン
スよくきれいに見えます。

頭を何文字分かあけるより、本文同様、頭揃えにする方が見た目もすっき
りするのではないでしょうか。

▼ 文頭をあけるより改行を頻繁に
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

同様に、メールを書く際は文の始めを一文字分あけず文字を入力する方が
見た目がよく読みやすいです。

文頭を一文字あけるより、文章二~三行ごとに改行し、一行あけて次の文
がくるようにします。

なぜなら、メールの場合、一行と一行の間が詰まっているので、文章のま
とまりごとに改行して一行あけるようにしないと、文字がぎっしり詰まっ
て読みづらいからです。

メールの場合、読みやすくなるよう文字のレイアウトも考慮する必要があ
ります。

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【しごび】 か ら の お 知 ら せ
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2007《 美 し い 文 様 》カレンダーの感想です。

「もったいなくてまだめくってないです。
毎月のお楽しみにするつもりです」(つくば市・C様)

まさに、めくるのが楽しみなカレンダーです。
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書家・ヤマモトテルミによる筆文字カレンダー2007
《 美 し い 文 様 》
https://www.kamigaki.jp/07calendar.html
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