今週は、注意を要する言葉についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気をつけたい言葉(2)>
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「外人」
本来は「外国人」と表記するところを、以前、このメルマガでも「外人」
と書いてしまい、読者から指摘を受けたことがあります。
主題は別にあり、それを伝えるエピソード部分を書くときにうっかり使っ
ていたのですが、私には実際に外国人の親戚もいて、彼らと直接相対して
いるときは決して使うことのない言葉なのに、油断していると無意識に使っ
ていることを深く反省しました。
気持ちのうえで外国人を軽視するつもりはなくても、言ったり、書いたり
することで不快に思う人がいることを忘れてはならないと改めて思った出
来事でした。
▼ 知っておいてよい人種や民族に関する表記
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人種や民族の表記は配慮を要します。共同通信社「記者ハンドブック」に
よると
原住民 → 先住民、現地人
酋長 → 首長、集落の長
後進国 → 発展途上国
などが一般表記として挙げられています。
「帰化」も、国籍法に基づく申請や手続きの際や、米移民帰化局関連で使
う以外は、「国籍取得」と表記するほうが好ましいようです。
「帰化」とは、かつて朝廷の支配下に入ることを意味した言葉だからです。
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