今週は、漢字と平仮名の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 漢字か平仮名か(2)
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接頭語と接尾語

つい漢字で書いてしまいがちなのが接頭語や接尾語です。

(接頭語)
御約束、御礼、御馴染み ⇒ お約束、お礼、おなじみ
御返事、御存知、御紹介 ⇒ ご返事、ご存知、ご紹介

接頭語の「御」は、祝儀袋や熨斗には「御祝」「御中元」と書き、改まっ
た場でよく使われますが、メールの場合は「お」「ご」と平仮名書きにす
るのが一般的です。

「御社」「御中」など「御」が定冠詞の役割を果たす場合や、
「御所」「御用邸」など固有名詞に使われる場合は、漢字を使用します。

ちなみに「御御足」はなんと読むでしょう?

「おみあし」です。通常は使いませんが、「御御(おみ)」とは丁寧な接
頭語。一説によると、おみおつけは「御御御付け」と書くとも!?

(接尾語)
日毎、一時間毎  ⇒ 日ごと、一時間ごと
参加者達、女性達 ⇒ 参加者たち、女性たち
私共       ⇒ 私ども

漢字表記が続くと、どうしても文章のイメージがかたくなりがちです。
最近では、公用文書でも平仮名書きを奨励しているケースも増えてきました。

頻繁に使う接尾語ほど、平仮名書きにすると文章が柔らぎ、読みやすくな
る効果があるようです。

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【しごび】 か ら の お 知 ら せ
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