今週は、読者のかたから寄せられた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(2)>
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数字の並置
<読者からの質問>————————————————
教えていただきたい事がございます。
例えば、「平成16年と平成17年」と年号等を繋げて表記(並置)する場合、
繋ぎに使う記号は何が正しいのでしょうか。
私は、上記のような数字の場合は「平成16,17年」とカンマを使っており
ましたが、カンマはおかしい、「、」ではないかという意見が社内で出ま
した。
(読者・F.Sさん)
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結論から言いますと、読点「、」でもカンマ「,」でもかまいません。
ただ、一般的には読点を使用する場合が多いようです。
私が調べた限りでは「朝日新聞の用語の手引き」によると…
コンマ(神垣注:同書では「コンマ」と統一表記)は横組みにした洋数字
の位取りに使用する。
横組みの文章の区切りは読点と句点を使い、コンマは使わない。
とあります。ここで言う「横組み」とは横書きのことです。
このような場合、私も基本的に「平成16、17年」と読点を使っています。
しかし、翻訳会社の知人に問い合わせたところ「平成16,17年」とカンマ
で区切るのも間違いではないとのことです。
横書きの場合、カンマで区切るほうが見た目に締まるというかシャキッと
した印象になるようです(特に数字の並置では)。
要は、その文章内で読点で表記するか、カンマで表記するかの統一がとれ
ていればよいのではないでしょうか。
ただ、思いますに「平成16、17年」と、初めに挙げた数字につく単位「年」
を省く書き方は見落としや誤解を招く危険もあります。
ですから、私は「平成16年、17年」と単位である「年」を入れて表記する
ようにしています。
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