今週は、感じのよいビジネスメールへの書き換え指南です。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 続・書き換える技術(3)
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                         困惑させるメール

 今週は事例を挙げながら、メールをわかりやすく、感じよく書き換える
 ポイントをご紹介しています。

 ある知人とのやりとりです。
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 ご返信ありがとうございました。

 > 近々、事務所へいただきにあがります。
 > ご連絡してからうかがいますね。

 当日は連絡頂いても用意できませんので、事前に何日にとお知らせ
 頂けると助かります。

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 ある品物を提供してくれる知人の所に、近々立ち寄らせてもらう旨を知ら
 せたら、上記の返信がありました。

 自分のあいてるときに品物を取りに行こうとした私に対し、相手は困惑し
 ている様子がわかります。

 このやりとりで私が反省したのは、品物の用意がすでにできているものと
 早とちりし、相手の都合を聞かずに事を進めようとした点。

 この場合、「品物ができあがりました」という通知を受けたら

 「ご連絡、ありがとうございます。
  では、いつ頃いただきに伺えばよろしいですか」

 と尋ねれば、相手も「●日には準備ができていますので、お越しください」
 と返せたことでしょう。

 ▼ まず、相手の都合を聞いてから
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 メールのやり取りの場合、次に相手がとる行動を予想し、先にこちらで
 できることを知らせるようにすると、気が利いていてやり取りも少なくて
 すみます。
 
 しかし、相手の都合や意向を確認せず、自分中心に先んじた対応をすると
 トラブルのもと。ちょっとした言葉の行き違いで、相手を不快な気持ちに
 させてしまうこともあります。

 相手あってのことですから、こちらの都合を押し出す前に相手の都合を
 尋ねてから対処することがポイント。
 
 こんなふうに失敗するたびに「次はどうしたらいいのか」を考えながら
 “私のメール作法”をつくりあげています。

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