今週は、読みやすいレイアウトについての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < メールの見た目
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一字下げ

通常、縦書きで文章を書くときは、書き出しの最初の一字分をあけて文章
を書き始めます。文章のまとまり、つまり、段落ごとに「一字下げ」て書
きます。

しかし、メールの場合は「一字下げ」にして文章を書くと、なぜか読みづ
らくなります。

文章は頭ぞろえにし、改行や意味のまとまりごとに一行あけて次の文章を
書くほうが読みやすいです。

私見ですが、これは「行間の問題」だと思うのです。
印刷物やワープロで書いた文章には一定の行間がありますが、メールの場
合は行間がほとんどあいておらず、行と行の間がかなりつまっています。

ですから、段落を変えるときに行頭を一字下げるより、行間を一行あける
ほうが見た目に読みやすくなるのではないでしょうか。

比較してみましょう。

※文章の区切りごとに「一時下げ」た場合
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私の周りには、30代、40代から読書を始めたという人も少なくありませ
んが、彼らの文章はとてもわかりやすく的確。それまで本を読むのも文章
を書くのも苦手だった、というのが信じられないほどです。
若いときから継続して読むこと、書くことを続けている人は、文章も安
定しています。
読書の利点は、想像力が鍛えられ、相手の気持ちを読み取ることができ
るようになることです。ノウハウ系の本より小説をお勧めするのは、その
ためです。
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「一時下げ」の場合は、行頭がガタガタしていてすっきりしません。
長文になるほど、見た目の圧迫感が強まります。

※文章の区切りごとに行間をあけた場合
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私の周りには、30代、40代から読書を始めたという人も少なくありません
が、彼らの文章はとてもわかりやすく的確。それまで本を読むのも文章を
書くのも苦手だった、というのが信じられないほどです。

若いときから継続して読むこと、書くことを続けている人は、文章も安定
しています。

読書の利点は、想像力が鍛えられ、相手の気持ちを読み取ることができる
ようになることです。ノウハウ系の本より小説をお勧めするのは、そのた
めです。
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行頭を揃え、文のまとまりごとに一行あけると読みやすいですね。

ただし、こうしたメール特有の書き方をワープロで文書を作成する場合に
流用すると、見た目がパラパラして間延びした印象になり、却って読みづ
らくなります。書く媒体の性質により、書き分ける必要がありそうです。

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【しごび】 の お す す め
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