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今週は、混同しやすい敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語の間違い(3)>
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謙譲語との区別
自分がへりくだることで相手への敬意を示す謙譲語。
この謙譲語を相手の動作に付けてしまう間違いが多く見られます。
例えば…
受付で伺ってください ⇒ 受付でお聞きになってください
「伺う」は「聞く」の謙譲語。
自分が主語の時は適用できますが(例:受付で伺いました)
相手が主語の場合は、尊敬語の「お聞きになる」を使うのが適切です。
同様に、下記の2例も謙譲語を取り違えたものです。
受付で伺っていただけますか ⇒ 受付でお尋ねになってください
受付でお尋ねになっていただけますか
「伺う」は「尋ねる」の謙譲語でもあります。
相手が主語の時は尊敬語「お尋ねになる」を使用します。
佐藤部長から伺っていらっしゃいますか
⇒ 佐藤部長からお聞きになっていらっしゃいますか
佐藤部長からお聞き及びでしょうか
尊敬語「お尋ねになる」のほかに、
「お聞きおよび」の言い替えも覚えておいてよいでしょう。
場合によっては、別の角度から
「○○の件がお耳に入っていると思いますが」という
言い替えもできます。
自分が主語の時は「佐藤部長から伺ったのですが」として
問題ありません。
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