今週は、「話し言葉」と「書き言葉」の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < くだけすぎる表現(3)
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やっぱ~みたいな

今週は、くだけすぎる「話し言葉」を例に挙げ
「書き言葉」への書き換えを紹介しています。

やっぱ、思い入れがあったんで
新作を拝見してすごい感動した、みたいな

心動かされた様子をダイレクトに表現するには
話し言葉の方が臨場感があるものですが
上記の文例のように、くだけた表現のオンパレードになると
軽薄な印象をぬぐえません。

しかも、くだけた言葉の中に「拝見して」という敬語が混じっていて
統一感のない文章になっています。

敬語をいきなり持ちこんでも、文がちぐはぐにしかならないので
ここでは「新作を見て」とする方が文の流れは自然でしょう。

話し言葉としてよく使う
「やっぱ」は「やはり」
「すごい」は「すごく」「とても」「大変」などに書き換えを。

「みたいな」のように、言い切らず、ぼやかす表現も
文章のしまりがなくなるので、不要です。

したがって、上記の文例は、次のように書き変えることができます。

やはり、思い入れがあったので
新作を見てとても感動しました」

勢いに任せて書くのではなく、読み返して
統一感、節度のある書き言葉に整えてみましょう。

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