今週は、きちんと要件が伝わる文章の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 伝わる書き方(3)
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                        誰に、何を伝えるか

 今週は改めて、文章を書くときの基本事項を
 おさらいしています。

 伝わる文章にするには
 「だれに」
 「何を」
 伝えるかをはっきりさせておく必要があります。

 「だれに」 … 対象
 「何を」  … 目的

 「だれに」向かって書くのかが明らかになれば
 「何を」書くかもはっきりしてきます。

 例えば、新製品を紹介する文章で
 
 1)その製品をすでに知っている「社内の人」に向けて書くのと

 2) その製品をまだ知らない「社外の人」に向けて書くのとでは

 メールの文面が変わってきますよね。

 1)の場合は、製品について細かい説明はいりませんが
 2)の場合は、どんな製品か、特徴や仕様を説明する必要があります。

 メールに限らず
 ブログやフェイスブックの書き込みも
 「だれに」という意識が働いて書かれた文章は
 分かりやすく、言いたいことが伝わります。

 しかし、「だれに」を意識せずに書かれた文章は
 独りよがりな文となり
 何を言いたいのか、何を伝えようとしているのか
 がわかりません。

 自分がよく知っていることでも
 相手は知らないかもしれない。

 自分には当たり前のことでも
 相手が当たり前とは限らない。

 こうした視点を持つことで
 「相手」に伝えるには
 「何を」「どのように」説明すべきかが
 見えてきます。

 文章を書く前に
  「だれに」 … 対象
  「何を」  … 目的
 がはっきりしているか、確認してみましょう。

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今週は、きちんと要件が伝わる文章の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 伝わる書き方(2)
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                            文の整理

 今週は改めて、文章を書くときの基本事項を
 おさらいしています。

 伝わる文章にするためには
 「文章を短く」
 することが大切と、昨日述べました。

 文を短くするには
 不要な接続語をカットし、
 意味の切れ目で文章が完結するように
 整理することも必要です。

 例えば、下記の説明文を見てみましょう。

  当ブロックセンターは、中四国9県の配送センターにおける
  荷物の受入状況や、未配送品の在庫状況等を把握したうえで
  県の枠を超えた広域的な集配管理の展開を行うとともに、
  業務の効率化・合理化を進めつつ、サービスの向上を
  図っていくことを目的に運営されます。

 上記の文例は
 「1文1情報」どころか
 「1文」に複数の情報が詰め込まれ
 分かりにくい文章になっています。

 「~したうえで」
 「~とともに」
 「~しつつ」
 を使って、文章をだらだらと続けているため
 ポイントが押さえにくいのです。

 では、意味の切れめで文章を切り
 短く整理してみましょう。

  当ブロックセンターでは、次の3点を目的に運営しています。
  1)中四国9県の配送センターでの荷物の受入状況や、
    未配送品の在庫状況等の把握
  2)県の枠を超えた広域的な集配管理の展開、
  3)業務の効率化・合理化を進め、サービスの向上を図る

 句点で区切って、短文にまとめてもいいですが
 上記のように箇条書きにすると
 3つの目的がより明確になります。

 できるだけ
 文の「主語」と「述語」を近づけて
 文章を短く、分かりやすくまとめることを
 心がけましょう。

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今週は、きちんと要件が伝わる文章の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 伝わる書き方
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                            1文1情報

 今週は改めて、文章を書くときの基本事項を
 おさらいしてみたいと思います。

 伝わる文章にするための心がけの一つに
 「文章を短く」
 することが挙げられます。

 例えば
 ビジネスメールでファーストコンタクトをする際
 自己紹介をしますね。

 このときも、肩書をずらずらと並べるより
 「どこの」「だれ」
 という情報が即座に相手に伝わる方が印象に残ります。

 × はじめまして。
   私は、ABC商事、広島支社の販売営業部
   プロフェッショナルサービス部
   サービス課の佐藤太郎です。

 ○ はじめまして。
   私はABC商事、広島支社の佐藤太郎です。

   販売営業部 プロフェッショナルサービス部
   サービス課に所属しております。

 ここで、相手に優先して伝えるべきは
 「どこの」 … ABC商事、広島支社の
 「だれ」  … 佐藤太郎
 ということです。

 所属については、後付けでよく
 優先順位をつけて文を分けることで、相手に
 「ABC商事 広島支社の佐藤太郎」
 を印象づけることができます。

 このように、文章を書くときは
 「どこの」「だれ」
 「何が」「どうした」
 という短い文章でまとめることがポイント。

 「1文1情報」
 になるよう、優先すべき項目を整理して文章にすると
 相手に伝わりやすくなります。

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 今週は、実は思っていた意味と違う言葉についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < おっと勘違い(5)
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                           「にやける」

 今週は、本来の意味とは異なる意味で使っている言葉を
 取り上げてきました。

 「うれしくて、思わず顔がにやける

 という一文。

 この「にやける」ですが
 一人悦に入って笑い顔になる、口元がゆるむ
 つまり「にやにやする」と混同することが多い表現です。

 「にやける」は「若気る」と書き
 本来の意味は、なよなよしていること。

 「にやけ」には
 男が派手に着飾ったり、媚びるような態度をとったりすること
 という意味もあります。

 冒頭の文例は
 「うれしくて、思わずにやにやする」
 という表現が正しい使い方ですが

 最近では若者言葉として
 にやにやする、口元がゆるむという意味で
 「にやける」が使われており
 本来の意味から変わりつつあるようです。

 得意になってにやにやする、という意味で
 似た表現に「やにさがる」があります。

 「若い女性社員に囲まれ、彼はすっかりやにさがっている」
 のように使います。が、
 これは自分のことではなく、人のことを指すときに使う表現ですね。
 余談でした。

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   ・件名「トークカフェ9」として
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今週は、実は思っていた意味と違う言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < おっと勘違い(4)
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「姑息」

今週は、本来の意味とは異なる意味で使っている言葉を
取り上げています。

「彼がそこまで姑息な人物とは思わなかった」

という一文。

「姑息」=卑怯な、ずるい、正々堂々としていない
という意味に捉えやすいですが

正しくは
「その場しのぎ、一時の間に合わせ」
という意味で使います。

「姑息」の「姑」はしばらく、「息」は休む
という意味があり、

孔子の門人、曽子の言葉
「君子の人を愛するは徳を以てし、
細人の人を愛するは姑息を以てす」
に由来します。

「君子たる者は大義を損なわないように人を愛するが
度量の狭い者は“その場をしのぐだけのやり方”で人を愛する
という意味合いの言葉で、ここに使われている
「姑息」が転じ

「根本的に解決するのではなく、一時の間に合わせにすること」
として使われています。

したがって、
「そのような姑息なやり方では解決にならない」
といった使い方をします。

古い習慣を改善せずに、だましだまし物事を行うさまを指す
「因循姑息(いんじゅんこそく)」という四字熟語もあります。

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今週は、実は思っていた意味と違う言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < おっと勘違い(3)
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 「割愛」

今週は、本来の意味とは異なる意味で使っている言葉を
取り上げています。

「資料の後半部分については、説明を割愛します」

という一文。

「割愛」=不要な部分を削除する、省略する
という意味合と思い込んでいませんか?

「割愛」はもともと
仏教用語で、人や物事に対する愛着の気持ちを断ち切ることでした。

そこから
惜しいと思うものを、思いきって捨てたり、手放したりする
という意味になった言葉です。

したがって
不必要だから切り捨てるとか、省略する
という意味で「割愛」を使うのは
間違った用法となります。

正しくは
「全文を掲載したかったのですが、文字数に制限があり
2、3割愛しました」
のように使います。

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