今週は、あいまいな表現を具体的に書く練習です。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法            < あいまいな表現(2)
◆─────────────────────────────────◆
                      「いいです」という返答

今週は、あいまいで誤解を招く恐れのある表現を取り上げて
紹介しています。

「いいです」
という返答。

承諾するOKの意の「いい」なのか、
断りのNOを意味する「いい」なのか
分かりません。

このようなときは
「いい」だけですませず、相手の問いに対して
きちんとOKかNOの意思表示を。

例えば
「資料を郵送していよろしいですか?」
とメールで尋ねられたら

OKの場合の返信は
× いいです。
○ お願いいたします。
お手数ですが、下記の住所へお送りいただけますか。

NOの場合の返信は
× いいです。
○ あいにく、同じ設備をがすでにありますので
資料の送付はご遠慮いたします。

「いいです」を「結構です」に置き換えた場合も同じです。

「資料を郵送してよろしいですか?」
という相手の打診に対して

OKの場合の返信は
 × 郵送で結構です。
 ○ 郵送にてお願いいたします。

NOの場合の返信は
 × 郵送は結構です。
 ○ できれば、弊社指定の○○社の
   宅配便でお願いいたします。

「いいです」「結構です」だけではあいまいで判断がしにくいので
具体的な言葉を添えて、答えるようにしましょう

<追記>20220817
「送付は結構です」と伝える場
「送付いただくには及びません」
という言回しも覚えておくとよいでしょう。

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

ビジネスメールを書くときに役立つ
最新の記事が無料で読めます。

平日日刊で無料配信。登録はこちらから
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む
今週は、あいまいな表現を具体的に書く練習です。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法  < あいまいな表現
◆─────────────────────────────────◆
                        日時や数量は数値で

 「明日は早めに伺います」

 という一文の「早め」。
 明日ということは分かっても
 「早め」の解釈は人によって異なります。

 9時と思う人もいれば、10時と思う人も。
 早めの午前かと思えば、相手は早めの午後と思っていた
 なんてことも。

 「朝いち」とか「午後いち」も同様で
 「朝一番で」が8時のことか、9時のことか
 「昼一番」が13時なのか、12時半なのか
 は人によって捉え方がまちまちです。

 こうした、あいまいな表現は
 自分の都合よく解釈してしまうため
 行き違いやトラブルを招きかねません。

 「明日は10時に伺います」
 「午前9時30分に到着します」
 「午後1時までにお願いします」

 といった具合に「何時」かを数値で伝えると
 間違いがありません。

 「今週中」という表現も
 金曜までなのか、土曜までなのか
 時間は23時までなのか
 とはっきりしません。

 「8月8日(金)の17時まで」
 とすれば、期限がはっきり伝わります。

 日時や時間以外にも
 数量や金額も数値で示すと
 相手に正確に伝わります。

 数値で表すというのが
 具体的に伝達するときの基本ですが
 
 今週は、言い回しでも
 あいまいで誤解を招く恐れのある表現を取り上げて
 紹介していきます。

メルマガ詳細

メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

今週は、会話調の表現の改め方についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < メール仕様の言い回し(5)
◆─────────────────────────────────◆
「無理」

今週は、会話調になりやすい表現の
書き言葉への改め方を紹介してきました。

対応できない、苦手である、遠慮したい
という気持ちを表すとき
「無理です」
という表現が使われています。例えば……

「うちは無理です」
「参加は無理なんで」
「またビアガーデンなんて、無理」

といった具合。

しかし、
「無理」の「理」は、道理・理屈・理由の理。
それが「無い」というのが、本来の「無理」の意味で
・道理に反すること
・実行するのが難しいこと
・強引に行うこと
という意味合いで使います。

ところが、話し言葉を中心に
「できない」「いや」という意思表示をするために
「無理」という言葉が頻繁に使われ始めています。

では、どのように言い換えたらよいのでしょうか。

例)
× うちは無理です
○ 恐れ入りますが、当方では対応いたしかねます

「できない」という意味で「無理」が使われている例ですが
「恐れ入りますが」を添えて、「いたしかねます」と言い換えると
改まった言い回しになります。

× 参加は無理なんで。
○ 残念ながら、今回は参加できません

断る場合も「無理」のひと言で片づけず
「残念ながら」という緩衝材になる言葉を添えて
参加できないという意思表示を。

× またビアガーデンなんて、無理。
○ ビアガーデン以外にしていただけるとうれしいです

あるいは、下記のように
理由を述べたうえで、別案を提示するという方法もあります。
「前回もビアガーデンだったので
今回は別のところにしませんか?

ものは言いよう。
ラフな会話調の言い回しも
書き言葉に改めるだけで、印象も変わってきます。

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

いよいよ今月開催です~!

☆————————————————–☆
21回 【しごび トーク・カフェ】
————————————–
「キッシュ グラン・ココ」オーナー
竹 中 真 弓 さん
☆————————————————–☆

ビジネスメールを書くときに役立つ
最新の記事が無料で読めます。

平日日刊で無料配信。登録はこちらから
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む